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カードゲームが強すぎるせいで勇者になった  作者: 七舞 薫
第24章 堕天使とのデュエル
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第24章 001 堕天使とのデュエル

 ルシウェルは大和たちに言う。


「言ってしまえばあなたたちのやっていることは魔王とは程遠い。クライカードの流通とそれを統括しているのが魔王だった。何故真逆の方へと行く」


 大和は堂々と答える。


「それは、クライカードの流通に平和がないからだ」


 ルシウェルは「平和がなくともクライカードは今を苦しむ者を探すために必要な物だ」と返す。さらに続ける。


「今の貴様は魔王ではない。魔王の魔力は通っているらしいがやっていることが先代の魔王様と真逆のことをしている。勇者がどういうもので魔王がどういうものか分かっていたはず。魔王は倒され、また誰かが受け継いでいく。そして勇者もまた誰かがその役割を引き継いでいくのだ」


 ルシウェルは「そう」と言って手を広げる。


「その連鎖こそがこの世の必然であり、本質なのだ!」


 タートルの方を大和は見つめる。


「俺は、倒される者として、その役割を引き継いだというのか?」


「それは……」


 タートルは答えられない。

 その様子を見てほくそ笑むルシウェルは「本来の役割に戻るがいい」と言う。


      〇


 大和は自分の魔王城に一旦戻ることとした。リーシェルとは軽い挨拶を交わした。

 ホエールがミニチュワダックスフンドXYZケルベロスを召喚しその背中に乗る大和たち。その背にはルシウェルも乗っていた。

 気まずく誰も話をしようとは思わなかった。


 大和も気にしているようだ。魔王を倒したことの報いが今迫ってきているように感じた。


 タートルは大和に「言われたことを気にしているのかい?」と問う。


「ああ、少しな」


「気にする必要はないさ。なんとかなる」


 大和は心配事を吐露した。


「もしかしたら前にクライカードを皆が使って四天王を決めたように、もしかしたら近いうちに皆好き勝手に行動するようになるかもしれない。そして俺は魔王として責任を問われ討ち取られる。そんな気がする」


「大丈夫さ。僕がそんなことにはさせない」

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