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カードゲームが強すぎるせいで勇者になった  作者: 七舞 薫
第22章 リベンジの対戦
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第22章 008 リベンジの対戦

 タートルが大和に「たまには僕ともやってみるかい?」と言い出す。


「おっ? いいぜやってやろうじゃないの」


 そんなことを言っている間にも時刻は夕方だ。続きは明日にして夕食を食べに行く一行。

 お腹が減ったフリイヤが問う。


「今日、夕食何にする?」


 タートルがホエールに何が食べたいか聞いてみる。


「ホエール、何食べたい?」


「えっとねえ。ナポリタン」


 大和が「洋食屋さんだな」と言いフリイヤの方を見る。


「ええ、じゃあ洋食屋さんに行きましょうか」


      〇


 夕食を食べ終えると宿屋へと戻ってそれぞれ自分の部屋に戻っていった。ベッドの上に横になる大和。これからどうしようか悩んでいる大和。クライカードもダークネスカードもこれからなくなっていくことだろう。自分の役目も終わりに近づいている。そんな気がした。

 自分の役割はトレカに関わる治安を回復させること。きっとこれからもっと良い時代がやってくる。苦しまずに気持ちよくデュエルができる時代がやってくるはずだ。

 役目が終われば自分は魔王城に戻ることになるのだろうか。そうなれば魔王の役割に徹することとなる。


 大和はベッドの上で寝返りを打つ。


「……少なくとも良い時代がやってくるはずだ」


 誰かがクライカードやダークネスカードに関わる品を出さない限りは。


      〇


 次の日の朝、宿屋から出た大和とフリイヤそしてタートルとホエールは食事を摂りに食堂へと入店した。それぞれ朝の支度をして身なりが整った姿で朝食を迎える。皆同じメニューを頼み牛皿の朝食セットである。

 眠そうに瞼を擦る大和。


 朝食を食べながら大和たちは今日の日程をどうするか確認する。カードショップや小売店などでクライカードが使われていないかの確認。また祭りの屋台でダークネスカードが扱われていないかの確認。もし扱われていた場合、イートインスペースなどでダークネスカードが使われたカードゲームの遊びがされていないかを調査しないといけない。もし売ることをやめさせることができればやめさせることを優先するべきだろう。本来はリーシェルやラースたちの仕事かもしれない。彼らが屋台で売っているカードを自主回収してくれれば話が早いのだが。

 意外にやることが多い大和たちなのである。

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