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第21章 009 親子対決
リーシェルの父親ラースは大人しくフリイヤの浄化を受けていた。もう少し抵抗するかと思ったが意外であった。大和はリーシェルに「やったな」と言って拳を向けると、彼は拳を拳にぶつけて返す。
浄化を受けながらもラースは涙を流していた。血の涙ではない。透明の涙であった。
これから証明しなくてはならない。クライカードやダークネスカードがなくともクライカードやダークネスカードを使ってやろうとしたことができることを。大和たちもできることは協力するつもりだ。
リーシェルはまず、ダークネスカードを使っている者たちから解放していくと言っていた。大和たちが旅をしながらクライカードを使う者たちに勝負を挑み浄化していたのと同じような感じだろう。
「リーシェル、その前に浄化ができる聖女様や女神様がいないとな」
「そっか、大和のところは女神様がいるんだものね」
「ああ、いい出会いがあるといいな」
リーシェルは「そうだね」と言って頷いたのだった。




