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第21章 003 親子対決

 古城へ戻るとリーシェルはデッキを組み終え「テストプレイをしたい」と大和に言うのだった。


「おお、いいぞ。いったいどんなデッキにしたのか楽しみだな」


 謁見の間にてデュエルの準備をする二人。

 大和は白い召喚板にデッキを装填する。リーシェルが黒い召喚板にデッキを装填すると黒かった表面が白く変わっていく。

 そしてお互いに4枚のカードをデッキの上から引き抜きデュエルの始まりを宣言した。


「「デュエル!!」」


      〇


 次の日のこと。父親のラースに勝てるようにデッキを改良するリーシェル。おそらくラースはダークネスデッキで一番強いであろうフルダークネスドラゴンを使ってくるに違いなかった。

 あのコスト13のドラゴンを倒せるデッキ構築をしなくてはならないが、一枚だけはこのカードを越えることができるカードがデッキの中に存在していた。それが昨日ショーケース前で「萌えー」と言っていた一枚のカードである。


 セイントジラフガール。

 このカードは相手カードとバトルをする際、コストが倍になる能力がある。元々のコストは9。つまりバトルする際はコストが18にまで上がる。このカードがあれば簡単にフルダークネスドラゴンを越えることができる。


 だがこれだけでは足りないと大和は言う。

 万が一、フルダークネスドラゴンを越えるカードをラースが準備してきた場合、どうするかまで考えているのだ。

 大和は再びカードショップまで行こうとリーシェルを誘う。


      〇


 実体化したミニチュワダックスフンドXYZケルベロスの背中に乗ってカードショップまでやってきた大和とホエールとリーシェル。


 カードショップへ入ると、キリンがテーマのデッキに合いそうな物を探すのであった。

 ショーケース前でホエールが「こんなカードあるよ」と声をかけるとそこにあったのはセイントジラフマンのカードであった。


 セイントジラフマンのカードの能力は相手のカードのコストを半分にする能力。強い能力だが、ダークネスドラゴンは相手と自身のカードの能力を受けない能力がある。これでは勝つことができない。だが、ふと大和は思考する。

 セイントドッグマンとセイントドッグガールが場にいる時に使えるカードがあるように、もしかしたらセイントジラフマンとセイントジラフガールがいる時のみ使えるカードがあるかもしれない。


 ストレージケースの中を探し始める大和。


「ホエール。リーシェル。セイントジラフガールとセイントジラフマンが場にいる時のみ使えるカードを探すんだ」

 二人もストレージケースからカードを探し始める。

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