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第21章 002 親子対決

 リーシェルとラースはデュエルで決着をつけることとなった。ただ今はリーシェルにデッキがない。三日後にデュエルをする約束をすることとなる。一旦はサーバーマリンという町に建っているリーシェルの根城とする古城へと戻ることにした。

 そこではリーシェルの仲間たちが待っていた。パーティーメンバーの者もいればダークネスカードを使っていた者の姿もある。皆理解し合えているかはともかく、尊重し合ってはいた。


 三日後のデュエルのためにリーシェルのデッキを作る必要がある。また再び外出しカードショップへと足を運ぶことになった。

 ダークネスカードを使っていた者たちも新しいデッキを作りたいと群れを成してぞろぞろとやってくる。だいたい10人くらいだろう。


      〇


 カードショップでは見たことがあるもはや典型例の倉間大和のサイン付き犬デッキがショーケースに飾られていた。

 ホエールが指さして「あった」と言う。

 大和はいつもの反応に軽い態度で返す。


「はいはい、あるね。あるよー」


 リーシェルは真剣な面持ちでショーケースのセイントカードを眺める。ダークネスカードを使っていたリーシェルは一体何のセイントカードを使うのか。

 すると一枚のカードを見てリーシェルは呟いた。


「萌えー」


 大和は彼の発言を疑った。


「……今なんて言った?」


 ホエールが「萌えーだって」と返す。

 リーシェルは店員に頼み、一枚のカードをショーケースから出してもらった。


「よし、あとはストレージケースだな」


 ショーケースからどんなカードを選択したのか気になる大和なのだった。

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