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第19章 006 少年の城

 リーシェルの居場所が分かったところで移動を始める大和たち一行。ダークネスカードを使っている者たちが10人いるとしたらリーシェル含め11回デュエルをしなくてはならないことになる。


 クライカードの時は精神状態の悪化のため自身で手放すのが不可能であったためデュエルをし勝って没収していたが、ダークネスカードはどうなのだろうか。精神的に追い込まれている状態だとしたら結局ダークネスカードの場合もデュエルをすることが必須になるのかもしれない。

 話し合いで済むのであればそうしたいのだが、今までを思うとそれは難しいだろう。ダークネスカードの場合も結局はデュエルをしている。クライカードと同じなのだ。


      〇


 リーシェルが根城とする古城へとやってきた。すると城のいたるところでダークネスカードを持っているであろう青年やら少年やらが見られた。


 謁見の間の玉座に向かったがリーシェルの姿はなかった。リーシェルのパーティーのメンバーである白いマントを羽織っている眼鏡をかけた二十代の男アルケムがいたので彼に話しかけてみる。

 大和はリーシェルの居所を聞いた。


「リーシェムはどこへ?」


「彼は今、ダークネスカードを持つ同志を探しに行きました」


 大和は腕を組んで「そっかー」と言うと、ここにいるダークネスカードを持つ者たちとデュエルをして待っていてもいいか聞く。


「ということで、ダークネスカードを持つ人たちがこの場所に集まっているようだからデュエルをしていてもいいかな?」


 アルケムは「そんなことを許したら怒られそうだけど」と言いながらも心の中は違うようだ。


「多分、怒られるかもしれないけど、いいでしょう。やっていくといいです。今謁見の間に人集めるので待っていてください」


      〇


 謁見の間で待っていると、ぞろぞろと人を連れてやってくるアルケム。大和たちに手を振る。


「連れてきました」


 大和は「ありがとうございます」と言って早速白い召喚板を腕に装着した。


「デュエルだ!」


 だが集まってきた誰も前に出ようとしない。やる気がないのだろうか。いや、怖がっているのだ。

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