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カードゲームが強すぎるせいで勇者になった  作者: 七舞 薫
第15章 ダークネスカード
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第15章 007 ダークネスカード

「私はこれでターンエンド」


 ホエールのターンが終了するとマカールのターンとなる。


「俺のターンドロー」


 カードを一枚引き残りのデッキと手札を吟味するが、そのままターンの終了を宣言するのだった。


「ターンエンド」


※現在のデッキ枚数。マカールのデッキ枚数3。ホエールのデッキ枚数7。


「私のターンドロー!」


 ホエールはカードを一枚デッキから引き抜いて早速攻撃宣言する。


「私はミニチュワダックスフンドXYZで直接攻撃」


 マカールは「負けたー!」と悔しそうに叫ぶ。


※現在のデッキ枚数。マカールのデッキ枚数0。ホエールのデッキ枚数7。


 勝利者はホエールとなった。彼の様子を見てもどうやらダークネスカードを持っていることによって発生するデメリットはないようだ。


      〇


 デュエルが終わって、そろそろ子どもたちは帰ると言い出しみんな帰路についた。マカールもホエールに「対戦ありがとなー」と言って手を振って帰っていった。

 だがその帰り道のことだった。


 一人家へ帰る途中、マカールに異変が表立った。


「勝ちたい勝ちたい勝ちたい勝ちたい勝ちたい勝ちたい……」


 一人ぶつぶつ呟きながら帰路へ着く彼の目から赤い液体が流れだす。


「ん? なんなんだこれ?」


 目から流れていたのは紛れもなく血であった。

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