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カードゲームが強すぎるせいで勇者になった  作者: 七舞 薫
第15章 ダークネスカード
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第15章 001 ダークネスカード

 かつてこの異世界にはクライカードがあった。だが、生産は終了しセイントカードの生産にこれまで以上に力を入れることとなった。

 そんな中、聞いたこともないカードが祭りの屋台でばら撒かれていた。


 ――ダークネスカード。またの名をダークネスレアと呼ばれるカード。


 そんなカードが存在していることを今の大和たちは知らない。


      〇


 倉間大和そして仲間の女神フリイヤとタートル・アールとホエールはとある町の小さな祭りに足を運んでいた。この祭りは女神を称える祭りだ。ホエールは綿あめを買って楽しんでいた。タートルもフランクフルトなどを買って楽しんでいる。大和はというとくじ引き屋の方を見ていた。子どもたちが当たりを求めてくじを購入している。


 まさかこんなところにクライカードはあるまいなと思いながらも屋台の品々を拝見したところそんなカードはなくて安心する。


 だが見たことがないカードがあった。


「なんだこれ」


 クライカードでもセイントカードでもない。正体不明のカードだった。


「これって何ですか?」


 くじ引き屋の屋台の販売員にこれは何かを問う大和。彼の様子を見てフリイヤもやってくる。


「どうしたの?」


「いや見たことがないカードがあってさ」


 フリイヤも見たことがないカードであった。販売員は「これはダークネスカードです」と答える。


「ダークネスカード? なんだそれ」


 見る限りでは名前やコストの表記がセイントカードやクライカードと同じだ。


      〇


 大和は屋台の販売員に「欲しいなら買いな」と言われる。財布を取り出し購入する大和。彼の様子を見つけたホエールがタートルとともにやってくる。


「大和くじ引くの?」


「あ? ああ……」


 くじ引きの箱の中に手を入れ一枚のくじを手に取ると箱から手を出して引いたくじを広げて見せる。すると販売員はくじに書かれた文字を読んだ。


「D賞だね。はい。ダークネスカードのパック好きなの選びな」


 大和はパックを一つ選んでお礼を言う。


「ありがとう」

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