第15章 002 ダークネスカード
パックを剥いて中身を確認する大和。カードの中身はダークネスチェンジ、ダークネスドッグガール、ダークネスコアラマン、ダークネスハンマー、ダークネスドラゴンの五枚。
大和は当たったカードをじーっと見つめる。
「なんなんだ。このカードは」
不思議に思いじーっとカードを見つめる大和にホエールが「私も見せて!」と言ってくる。
ダークネスカードを渡し、フリイヤの方を向く大和。
「このカードって……」
「クライカードの代替品? かもしれないわね」
大和も同じことを思うのであった。
〇
祭りの休憩スポットのテーブルでカードゲームをして遊ぶ子どもたちの姿があった。その様子を見ていたところ、屋台で当たったダークネスカードを使っているようだった。
大和はこれがクライカードの代替品だとしたら大変なことになると思った。まだ代替品と分かった訳ではないが、もしそうだとしたら治安の悪化に繋がる。
大和は馬車に乗っている時に急に首を絞めてきた男を思い出す。
――今、俺のこと馬鹿にして笑っただろ!!
クライカードを持っていることによる妄想による発言だった。あんなことがこのダークネスカードが普及することで広がったら大変なことだ。
果たしてダークネスカードは安全なのだろうか。
〇
ダークネスカードを使っている子どもたちに交じって話かけるホエール。ホエールはダークネスカードを使って遊ぶ子どもたちに「何これー」と突っ込んでいる。
「これは、ダークネスカード。最近巷で流行りのカードゲームだよ」
説明してもらうとホエールに勝負を挑む者まで現れる。
「勝負しようか?」
ホエールは元気よく「受けて立つ!」と言い白い召喚板を左手に装着する。だがどうやら子どもたちは召喚板を持っていない。もし対戦するならば実体化しないテーブルゲームで遊ぶことになる。




