第14章 006 女神のデュエルデビュー
「私は三体のコブハクチョウ昆陽池がいる時の能力を発動。相手の場のカード一枚を手札に戻すことができる。私が手札に戻すのはミニチュワダックスフンドZ」
ホエールは消えていくミニチュワダックスフンドZを見て「また」と呟く。
「さらにまだよ。私は一枚のコブハクチョウ昆陽池を素材に変幻召喚! 現れよ! セイントスワンマン」
一羽のコブハクチョウ昆陽池の体が光りはじめ、光がおさまると翼が生えた真っ白い布を纏った天使のような青年の姿となる。コストは8。変幻召喚に使用した素材であるコブハクチョウ昆陽池のコスト5との分の差の数3が召喚コストとなりフリイヤのデッキから休憩エリアへと運ばれていく。
※現在のデッキ枚数。フリイヤのデッキ枚数23。ホエールのデッキ枚数6。
「セイントスワンマンの能力は、自分の場のカード一枚を休憩エリアに運ぶことで、相手の能力を受け付けない能力を発動できることと、二回攻撃ができること」
タートルは思わず呟いた。
「オーバーキルだ」
フリイヤは攻撃宣言する。
「セイントスワンマンでミニチュワダックスフンドXに攻撃! エターナルエヴォリューションウインド!」
天使のような姿をしたセイントスワンマンが光の弓で矢ではなく光線を放つ。
光線を浴びるミニチュワダックスフンドXは光の粒子となり消えていった。
ミニチュワダックスフンドXのコストは3、セイントスワンマンのコストは8、その差分の5枚がホエールのデッキから休憩エリアに運ばれる。
※現在のデッキ枚数。フリイヤのデッキ枚数23。ホエールのデッキ枚数1。
ホエールが「かわいい子が消えていく」と嘆く。
「まだよ、セイントスワンマンで直接攻撃! エターナルエヴォリューションウインド!」
セイントスワンマンが光の弓を引き、手を離すと光の光線が放たれホエールはその光線を浴びた。
「ああああああああ!」
叫び声を上げてその場に膝をつくホエール。勝利したのは初心者フリイヤだった。
※現在のデッキ枚数。フリイヤのデッキ枚数23。ホエールのデッキ枚数0。
あまりの完封勝利っぷりに大和は「初心者の動きじゃない」と呟く。
フリイヤは笑顔でその疑問に答えた。
「そう言われても、あなたたちをずっと見てきたもの」




