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レベルが上がりにくい鬼畜な異世界へ転生してしまった俺は神スキルのお陰で快適&最強ライフを手にしました!  作者: メバル
四章【勇者と魔王】

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90/91

【90】能力掌握【前】

 オスクリダドを解体させ、ロストの悪事を暴き追放した俺達。

 その後の話をしようと思う。


 前オスクリダド本拠地……というか元々俺の家だけどね。居候が増えていっただけでさ。

 本当に無茶苦茶だよ。俺は転生したときに強く願ったことはスローライフがしたいと願った訳さ。

 それがどうよ。

 齢100を超えても最前線のバトル要員って。なかなかブラックなシルバー人材だ。

 終《しまい》には古代種ヴァンパイアの力まで手にして、もう寿命の概念なんてなくなったよね。

 奥さんのセリーナなんて、四五百歳とか言って、とてつもなく曖昧な回答。

 それなのに誕生日はしっかり覚えている。

 結婚するときに凄い眼力で伝えられた。


「私誕生日だけは絶対に覚えてるんだよね。意味は分かるわよね?」


 と、圧巻の圧を頂いた。

 優しいお嫁さんは何処《いずこ》へ……


 ただそれでも絶対的に救われたこともあるんだ。

 セリーナと結婚したことにより、子が出来ても、孫が出来ても、俺が看取ることはなくなった。限りなくね。

 それだけは本当に救いなんだよ。

 やつぱり見送るだけは耐えられないものだよ。

 すまんすまん。湿っぽくなっちまったね。


 気になる人も多く居ると思うことがあって、よく聞かれるのが……今幸せかって聞く奴が多い。

 愚問なんだが、正確な感情を話すと幸せという絶対的な平和な愛。というよりは、心が安まる相手と言った方が正確と言えるだろう。

 レーニアのときとはまた別物。あの時はまだ失ってない幸せ。今は何もかも失って、その全てを受け入れてくれた相手との人生になる。

 圧倒的に重みが違うのだよ。

 説明がグダグダと長くなったけど、要するに幸せかって聞かれれば、当然幸せである。

 内部事情を話せば先ほど伝えた感情が大きいというわけだ。

 understand?


 新生チームの話をしよう。

 まず拠点に関しては結界張りの天才キアさんが、幾重にもえげつない結界を貼ったと褒めて欲しそうな顔をして報告してきたけど、いやもう凄すぎて褒めるとかのレベルを超えてるよ。

 名誉勲章ものだと思うよ。

 最近のキアは色んな表情が出来るようになってきた。さっきの褒めて欲しそうな顔や行動は、やはり機械的な動きのみのAI時は不可能だった。

 これで良かったんだ。と思えてならない。

 恋の行方も楽しみだ。

 さっさと決めちまえと言ってたのだが、キングオブ″ウブ″なキア。

 それとキングオブ適当なロウガン。

 まぁアイツらのペースに任せよう。


 手が触れてしまっただけでお互い赤くなってんだぜ。まじでさぁ、いいよ。いいけどさぁ、結構気色《きしょく》悪い。


 今回は色々報告の回になっちまうな。

 少し長くなっちまうかもしれんが、勘弁してくれ。


 エコーは何か企んでいるようで、ケントとアサドと共にヒューマンまでをも巻き込んで世界を動かそうとしている。

 アイツは任せておこう。

 俺にもアイツの考えは分からん。


 マイムは最新医療の進化に踏み込んでいるようだ。

 そしてまぁ、うん……初奴《ういやつ》よ。


 アサドはやはり有能だった。

 アイツの闇玉喰いはとてつもなく有能。

 拠点周辺に広がった邪気なとを毎日パックンチョしとるらしい。

 お陰で拠点周辺はとてもクリーンな空間。

 最早大陸をあげてのクリーンルーム。

 おまけに、いつのまにかケントと仲良しになっていた。お互いにとって利しかないから自然と仲良くなったらしい。


 というのもケントという男は存在そのものが闇玉の塊である。存在するだけ、呼吸するだけで闇のメストを撒き散らす。

 何でコイツが魔王じゃないのか?って思うくらいの厄災みたいな奴だ。


 されどアサドとしては食事をしているだけに過ぎないらしく、ブンブン尻尾を振りながら爆食いしているとか。

 何とも幸せな奴だ。


 と、まぁそれぞれ皆なんだかんだ楽しそうにやっている。


 俺としては、家賃貰いたいくらいだが……

 だってプライベートビーチと山から清流が流れる土地だぜ。

 すげぇ高級別荘地じゃん。

 1人金貨5枚で手を打ってやるから払えと、声を大にして言いたい。

 ※(この世界では金貨1枚が大体10万くらいの価値)


 色々愚痴と願望を喋りまくったけど、今はさ俺にはやることがある。

 この力を自分の物にしないと大問題。

 簡単に暴走するし予期せぬ所で暴走したら、多くの犠牲を産むじゃない?

 だから今はこの力を掌握することに専念する。

 セリーナも手伝ってくれるしね。

 ちょっと怖いけど素敵な奥さんなんだよ。


「ザハル?何か言った?」


「な、ななな何も!」


「ザハルさぁ、自分の力で押さえ込もうってしすぎなのよ。無理に決まってんじゃん。古代種だよ。現代種よりクセが強いよ。

 力の流れを理解しないと」


「合わせようとしても言うこと聞いてくれないんだよ」


「じゃあさぁ、潜ってみる?深層心理に」


「あれか。わかった、多分そっちの方が話が早い」


「OK。じゃあ準備するから待っててね」


 何となく……何となくだが、何とかなりそうな気配があった。

 何の確信もないのだが。


誤字脱字。教えて頂けると本当に助かります(切実)

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p>無価値と言われた人間が異世界では絶対必須でした
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