表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/59

魔族領へ

魔族達から話を聞くと、現魔王派と反乱軍と化した反魔王派での戦争になっているらしい。


「それで、貴方達は、援護を呼ぶ為に王都まで来たと・・・」


「はい、国中が割れていまして他に頼る所も無いものでして・・」


響子は、ウルドに合図を送り、彼らを屋敷に泊める事にした。


「響子よ、すまない」


「どうしたの?

 ナディアは、何かしたの」


「そうではないが・・・まだ、カインの街から戻って、日が経っておらぬのに

 厄介事に巻き込んでしもうた」


「気にしないで、それにナディアもウルドも仲間だから、助けるのは当たり前だよ」


「感謝する」


「ところで、今後はどうするの?」


「わらわと今の魔王は、知り合いなのじゃ。

 だから、助けに行くつもりじゃ」


「ウルドも?」


「多分、あ奴も来るだろうな」


「じゃぁ、2人で行くの」


「そうじゃ、明日には出発する」


「私達は?」


「来てくれるのか・・・・・」


「多分、皆、来るよ」


響子は、皆に集合を掛けて聞いてみた。


「ナディアとウルドの知り合いの魔王が、大変なんだって。

 皆は、どうする?」


リリがため息を吐きながら響子に言った。


「響子様、この屋敷に断る者はおりませんので毎回聞かなくていいですよ。

 無理な時は、こちらから言いますから」


「分かった。

 ありがとう」


響子は、皆に、明日の早朝出発を伝えて解散した。


翌朝、馬車3台に別れて王都を出発した。


馬車に乗っていると、ターニャとルビのリュックが気になった。


「ねぇ、リリ、ターニャ達のリュックはどうしたの?」


「あれは、メイドのオリビアが子供達の為に作ったんですよ」


「子供達って、チャム、アロマ、エイナの分も?」


「そうです。

 全員お揃いで、気に入っています」


「そうなんだ、今度、材料費だけでも渡しておいてね」


「はい、本人も喜ぶと思います」


それから、野宿をしながら4日経った頃、魔王領に入って

初めての街に着いた。


「ここで、宿を探そう」


響子は、馬車を降りて宿を探したが、どの宿も断られてしまった。

仕方なく、市場などから離れた場所を探すと、壁際に立つ宿が見つかった。


「皆、宿が取れたよ。

 早く、行こう!」


響子は、宿に向かい、皆を案内をした。

宿で、部屋を押さえた頃には、すっかり日が落ちていたので

食事を摂り、寝ることにした。


深夜、響子達を襲おうとする一団がいた。

響子達の泊まっている部屋をそれぞれに襲う用意をし、タイミングを見計らっていた。

襲撃者は、合図を送り、一斉に部屋に押し込んで来た。

しかし、どの部屋にも寝ている者はいなかった。

各部屋毎に襲撃者を倒し、廊下に集合した。

すると、外から火矢が大量に打ち込まれた。


「響子様、私達を宿ごと燃やすつもりです」


1階にも火が放たれていたので響子達は逃げ場を失ったが、落ち着いていた。


「どうする、焼かれたことにして逃げる?

 それとも、反撃する?」


すると、子供達が手を上げた。


「「反撃します!」」


「言うと思ったよ」


響子は、反撃を決め魔法を放った。


「エクスプロージョン」


響子は、爆風で火を消し、穴を開けた。


「皆、ここから脱出しよう」


空いた穴から子供たちが先に飛び出してそのまま反撃にでた。


「ぎゃぁぁぁぁぁぁ」


「ぐはぁ!」


襲撃者達は、突然の反撃に驚いた。

暗闇の中で確実に相手を倒しながら、子供達は進んで行き、

あっという間に殲滅した。


「ただいまー」


子供達は、笑顔で戻って来た。


「お帰り、それで、生きている人はいる?」


「・・・・・・」


子供達は、本当の意味での殲滅で生き残りはいなかった。


「すいません・・・・」


すると、シャドウが現れて、1人の男を突き出した。


「ここに、いますよ」


シャドウは、コッソリと動き、襲撃者を捕まえていた。


「さすが、師匠です!」


「カッコイイ!」


「・・・ありがと」


響子は、シャドウに尋問を任せた。

響子達の持ち物は、宿を焼かれたせいで

馬も逃げてしまい、荷物も失ってしまった。


朝になり、市場で補充をしようとしたが、宿と同じく誰も売ってくれなかった。

響子達は、同行していた魔族に訳を聞いた。


「多分ですが・・・他種族を敵とみなしているようです」


「じゃぁ、もしかしてこのままいたら・・・・・」


「捕まる可能性もあります」


その事を聞いた響子は、急いでこの街を出る事にした。


「チャム、今すぐ脱出することをシャドウに伝えてくれる」


「はい」


響子達は、街の入り口に向けて歩いた。

暫くすると、シャドウ達と合流した。

門の前まで来ると、兵士達が入り口を封鎖していた。


「突破するよ!」


「はい!」


響子の合図で、皆が走り出したと同時に、ルビが魔法を放った。


「アースクェイク」


兵士達の足元に地震がおき、地割れが発生した。


「うわーー!」


足元に発生した地割れに兵士達が吸い込まれていった。

響子達は、その間を走り抜けた。


街を脱出した響子達は、歩いて次の街を目指した。

次の街までは、馬で3日、歩きで6日程掛かるらしい。

急ぐ事の出来なくなった響子達は歩きながら渓谷を抜けていると

魔獣の大群と出くわした。


「響子様、あれは、ギュウの大群です」


「真っ直ぐ突撃して来ますが・・・・」


「狩って食料にしよう」


「「「はーい」」」


響子達は、それぞれに武器を構え、ギュウの大群に向かって行った。

ギュウの大きさは2メートルを超えていたが

数十分後には、全てのギュウを倒した。

響子は、次々に無限収納に入れて回った。


それから、数日が経った頃、響子達の前に街が見えて来た。




不定期投稿ですが宜しくお願い致します。

暖かい目で見て頂ければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ