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古の島

翌日、響子とリリとナディアで、ギルドに行くと変わった依頼があった。


「リリ、この依頼、受けてみない」


リリとナディアは、響子の近くに行き、依頼書を確認した。


依頼書


項目  海上護衛、物資の販売

内容  孤島までの船の護衛及び島に着いてからの物品販売

報酬  金貨2枚

期間  次回出港迄(港で確認の事)

達成報告 ギルド受付迄


ランク  D以上


その他  船での護衛と島に着いてからの販売を出来る人



「どう思う」


「面白そうじゃ」


「私も問題ありません」


じゃぁ受けるね」


響子は、受付に依頼書を提出した。


「響子様、では、こちらの依頼をお願いしますね」


「それで、出発は、何時ですか?」


「はい、明日の出発ですので・・・」


「わかりました」


響子は、依頼の事を報告する為に宿に戻った。


「皆、ちょっといい?

 ギルドで依頼を受けたんだけど・・・」


響子は、皆に依頼書を見せた。

皆は、依頼書を確認した。


「行きまーす!」


「・・・行く」


響子の誘いに、お休み気分で皆が参加した。

翌日、港に行くとモーゼスが待っていた。


「おお!姉ちゃんが今回の依頼を受けたんだな」


「はい、お願いします」


「そうか、内容は、分かっているよな」


「はい、孤島までの護衛と島での物品販売でしたよね」


「そうだ、分かっているならいい」


モーゼスと響子達は、船に乗り、孤島を目指した。

船は、何事も無く孤島に向けて進んでいた。

海上では、時間があるのでシャドウ達は、甲板で訓練をしていた。

すると、訓練中のチャムが、船の方に迫る群れを発見した。


「師匠、何か来ますよ」


シャドウは、チャムの指を差した方向を見つめると

確かに、何かが船に向けて迫って来ていた。


「チャム、皆に伝えろ」


「はい」


チャムは、シャドウの指示に従い、響子達に知らせた。

知らせを聞いた響子達も甲板に出て来た。


「あれは何?」


一緒に来ていたモーゼスは、嫌な顔を隠さず、皆に伝えた。


「あれは、半魚人だ。

 簡単に言うと、海の魔物だ。

 集団で襲って来て、厄介な相手なんだ」


「ならば、倒しても問題ありませんね」


「ああ、遠慮なく倒してくれ」


モーゼスと話していると、半魚人達は、船に迫っていた。


「来ました!」


船に向かって来ていた半魚人達は、船に追いつくと海から飛び上がり

船に乗って来た。


「ギャ!」


半魚人は、持っていた三又の槍で、響子達に襲い掛かった。


「グギャ」


響子は、槍を躱し、半魚人を蹴り飛ばした。

距離を離した響子は、魔法を唱えた。


「アイスランス」


響子の放った氷の槍は、半魚人を貫き、倒した。

響子の仲間達もそれぞれに半魚人の攻撃を躱し、次々と倒した。

その後も、皆の努力のおかげで半魚人達を倒して行った。

数の多さに時間は掛かったものの半魚人を撃退する事に成功し、

船は、孤島を目指して進んだ。


数日後、モーゼスが声を掛けて来た。


「姉ちゃん、そろそろ着くぜ。

 ほら、見なよ、あの島だ」


モーゼスが指を差した方向に、小さな島が見えていた。


「あの島は、何と言う島なのですか」


「あの島は(いにしえ)の島と呼ばれているよ」


「何か深い意味でも・・・・」


「いや、わからん」


モーゼスの説明だとずっと昔からそう呼ばれていて

島には、小さな村がいくつかあるだけで、他には何もないとの事だった。


響子の乗った船は、島に到着し、乗組員達が、浜に荷物を下ろしていた。

そして、荷物を下ろしていると他の乗組員が、馬車を引いて来て

荷台に荷物を載せ始めた。

荷物を馬車に積み終わると、モーゼスは、響子に言った。


「姉ちゃん、これで準備は出来たぜ。

 後は、頑張ってくれよ」


そう言うと、モーゼス達は、船に乗り込み、島を去っていった。


「姉ちゃん、10日後、また来るぜ!」


モーゼスは、船の上から叫んだ。

暫くして、船が見えなくなった頃、響子達は、荷馬車に乗り、道なりに進んだ。


森の中を通り、進むと直ぐに村が見えた。

響子達は、村に着くと商品を売った。

最近まで、海賊のせいで、物資の供給が止まっていたので

村での売れ行きは、凄まじいものだった。


夕方になり、販売を終え、休むことにした。

そして、翌日も他の村に行き、販売をするという事を繰り返した。

響子は、海に近い森の中にしか道が無く、島の中心に進むことの

出来る道がなかったので、村の住人達に聞いてみた。


「この島の中心には、魔女が住んでいると言われていて

 誰も、近づかないんだ」


「誰か、見た事は、あるの?」


「いえ、言い伝えです」


それを聞いた響子は、行ってみようと思った。

翌日、お世話になった村を離れ、島の中心に向かって歩いた。

暫く歩くが、雑草が多く、中々前に進めなかった。

痺れを切らした響子は、魔法を使った。


「ウインドエッジ」


響子の放った魔法は、正面の雑草や、草花を刈り取って

道を、作った。

荷馬車を無限収納に入れて、馬は手綱を引いて進んだ。

島のの中心に辿り着くと、目の前の大樹に穴が開いていた。


響子達は、その穴に入って行き、奥まで進むと扉があったのでノックをした。



不定期投稿ですが宜しくお願い致します。

暖かい目で見て頂ければ幸いです。

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