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56 もう百人近い男の手垢が付いた、汚れた身体になっちゃった

早瀬健介には七施麻美と言う幼馴染の女の子が居た。

七施麻美は家が近所で、彼女の母親と健介の母親が学生時代からの友達同士で、生まれた時がほぼ同時だった事から、二人をよく一緒に遊ばせたりして居た、つまりテンプレの様な幼馴染同士だったのだ。

同じ幼稚園、同じ小学校に二人は通い、互いの家を頻繁に行き来して、親しく遊んだりして居たそうだ。

それから二人が小学校高学年位になった時も、そろそろ男女として互いに意識し合って疎遠になったりする頃になっても、二人は変わらず仲の良い友達同士だった。

それは、七施麻美がちょっと男の子ぽい性格だったため、まるで二人は男の子同士の様な付き合いをして居たからなのかも知れない。

もっとも健介の方は、その関係にやや物足りない物を感じ始めて居た様だった。

健介は頭が良くて、成績が常に学年十位以内に居て、その上運動も出来た。

中学から始めたサッカー部で、健介はフォワードやリベロをこなす中核選手として活躍する。

それは高校に入っても変わらず、むしろその学校の部を高校の全国大会に導く主力選手として嘱望された。

勉強が出来てサッカー部のエースで、実家は大きな病院を経営する裕福な家庭となれば、当然ながら健介の女子達の人氣は相当な物だった。

しかし健介自身は、同じ高校に進学して居た幼馴染の七施麻美一筋だったのだ。

そのため周りは七施麻美と健介を、ほぼ公認のカップルと見做(みな)して居た。

だけどそんな二人を嫉妬と憎悪で見てる者達が居た。

高校二年の時、年末の高校サッカー全国大会に向けた強化合宿が始まり、健介と幼馴染の女の子はしばらく会えない日々が続いたのだが…そしてそこに健介に悪意を向けて居た者達が目を着けたのだ。

高校サッカー全国大会出場に、後一歩と云うところで惜敗した健介は、やや落ち込んだ気分を久し振りに七施麻美と過ごして晴らそうとしたが、何故か彼女は健介の誘いを断って来た。

以後麻美を健介が何度誘おうとするが、彼女は健介を素気(すげ)も無く断るのだった。

麻美の余所余所(よそよそ)しい態度と、彼女がどうやら大学生と付き合って居るとの噂を健介は聞いて、強い焦燥感に襲われるのだった。

そんなある日、健介のパソコンに動画が添付されたメールが届く。

健介はその添付された動画を開き、驚愕と悲観と猜疑に激しく襲われた。

小さな頃から親しくして居た幼馴染の七施麻美が、今では友情以上の感情を抱き、その仄(ほの)かな想いをコレからも麻美と育んで行けると思って居た…その七施麻美が。

健介も未だ見た事も無い全裸姿の麻美が、同じく全裸の男に絡み付かれながら組敷かれて居たのだ。

しかも彼女の表情は嫌そうでは無かった。

それは健介が何時も彼女を想う煩悩の中で、妄想して居た以上の淫らで惚けた表情を浮かべて居た。

やがてその動画の中で繰り広げるられた痴態は、健介のゲシュタルトを崩壊させた。

動画を見た日以来健介は、部屋に引きこもり一ヶ月以上出て来なくなった。

その間健介は、憤怒と悲観と絶望の地獄に陥り、ただ嘆いて居たのだった。

いい加減精神と体力が疲弊仕切った頃、ようやく健介は後悔と自己嫌悪のループから抜け出しかけて、辛うじて部屋から出て来た時には、幼馴染の女の子は高校を中退して姿を眩ましていた。

どうやらあの動画が他にも拡散してしまい、彼女は学校に居られ無くなったらしかった。

そして彼女を弄んだ者達も、事が公となり、それ相応の処罰を受けて学校を去って居た。

部屋から出て来た健介には、ただただ空虚感しか残ら無かったのだった。

  ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ 

「以上が早瀬健介氏の高校時代に起きた事件のあらましです」

梅木響也が分厚い書類を捲りながら言った。

分厚い書類は健介に関する調査報告書で、その内容を響也が淡々と読み上げると、それを聞いたオレを含めほぼ全員が、沈痛な表情になって居た。

オレは健介の事を、ただオレにウザ絡みして来るストーカー紛いの奴だと、思って居たのだが…。

「その後…健介氏は今までと一変した様になり…」

響也の健介に関する報告はまだ続く様だ。

「中堅以上の大学の医学部に進学した健介氏は、それまでとは違う様な性格になり、女性をナンパしては二~三回ほど肉体関係を結んだ後、その女性とは関係を断つと云う事を繰り返す様になったそうです」

ハア…と誰かが溜息を吐いた。

「健介氏がナンパする女性には傾向があり、男性に慣れて居ない初心(うぶ)そうな娘を、言葉巧みに引っ掛けては肉体関係を持って居た様ですね…それと、特に彼氏持ちの女性を狙い、肉体関係を持って彼氏との仲を壊す事も頻繁にやっていた様です…何ともまぁ」

響也は珍しく呆れた様な口調で言った。

「そして二組ほど、幼馴染同士の恋人だと云うカップルを執拗に狙い、かなり強引な方法で女性と肉体関係を持ち、その後その女性とのSEXをして居るところを動画に撮って、彼氏に送り付けると云うちょっと悪質な事をして居る様ですね」

「はぁ~なんだぁそれ、以前自分がやられた事を他の奴等でやり返してんのかぁ?」

やや怒気を含んだ声で遊馬が言うと。

「大事にして居たオモチャを壊されて、泣き叫びながら駄々を捏ねてると云うところでしょうか…まだガキの様だね」

響也が増す増す呆れた口調になって言った。

「ガキの駄々っ子だとしても、おそろしく傍迷惑な駄々じゃな…」

安達原の婆さんが、冷ややか口調で言う。

「幼馴染って…オレと俊に遊馬とが幼馴染だと言う事で、健介に目を付けられたと言う事かぁ!」

オレがそう言うと、響也は頷(うなず)いて見せた。

オレは天を仰ぐ様にして息を吐き、遊馬は皮肉気な苦笑を浮かべる。

俊は顔の前で両手を組、何やら黙考して居る様だった、そして暫くして俊は響也に質問をする。

「その…健介氏の幼馴染だった女(ひと)は、今はどうしてるんですか?」

「あぁ、彼女のその後は…一応調べてはあります」

そう言うと響也は、傍らの鞄から何かを取り出して、皆の目の前に出した。

それはDVDのパッケージで、やや童顔だけど美人な女性が、ランジェリー姿で横たわって居る写真が表に貼られて居て『麻衣(あさぎ)のお口もアソコも太いので充たして』と云うタイトルがつけられているアダルトDVDだった。

「彼女はこの業界で、それなりに知られた人気女優になって居る様ですね」

響也は特に感慨も無い様に言う。

  ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥

ガタンガタンと定期的に振動する走行中の電車の中で、オレ達は言葉も無くただ車窓の外を見て居た。

オレはウザ絡みして来る男だと思ってた健介に、意外と重い過去が有った事に、ちょっと考え込んでしまって居た。

他の面々も同じだったらしく、皆んなちょっと真面目な顔で何かを考えて居る様で、何も話さず電車の座席に座って居る。

「そう言えばあの梅木響也さんて云う人は、ワイは初めて会った人だけどみんなは知って居るのか?」

遊馬が何気無い感じで、突然聞いて来た。

オレを含め俊に明里に千秋に美波が、一様に微妙な表情になった。

「ま…まぁちょっとね」

俊が言い難そうに口籠りながら言う。

「はぁ~、安達原のオーナーさんが、あの梅木響也に健介の調査をさせるなんてね」

明里がちょっと溜息混じりに言うと。

「安達原の婆さんは、警察やスジ者達には伝手(つて)があって色々と調べたり出来るのだけど、健介が所属して居る病院や医療関係者には伝手(つて)が無いので、梅木響也の実家の調査力を頼ったと言っていたよな…」

オレは安達原の婆さんが言っていた事を、反芻するように言う。

「しかしよう…健介って奴は、自分が以前好きだった女の子がNTRされて破局させられたからって、他の幼馴染カップルを壊すのはどうなんだぁ~」

遊馬がやや憤懣(ふんまん)やる方無い様に言った。

「梅木響也さんが言って居た様に、自分が大事にしてた物を壊されて、泣きながら駄々を捏ね八つ当たりしてるガキ何でしょうね」

明里が呆れ気味に言う。

「しかしそれでは、あの健介って人の師匠に対する執拗なストーカー行為を、どうやって止めさせれば良いのでしょうか?」

千葉美波が、珍しく沈んだ口調で言って来ると。

美波の問いに、再び皆が黙り込む。

そんな中、俊がボソリと言った。

「健介と幼馴染の女の人との関係は…もう修復は出来ないのだろうか…?」

「「「「「えっ…何だって」」」」」

俊の言った言葉に、オレ達は全員聞き返した。

  ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ 

春分の日からもう大分経つ。

日が少しずつ長くなり太陽はほぼ六時半以後に山々の向こうに落ちて行く、それから街に灯りが点りだす。

辺りが夜の街の装いになった頃、俺はあるビルの二階にある喫茶店が見える所にやって来た。

その喫茶店は一応普通の飲食店として、営業して居るのだが…ウエイトレスにメイド服を着せて接客させて居る、いわゆるメイド喫茶と云うやつで…。

しかもそこは床を鏡の様に磨き上げて、メイド服のスカートの中が床に写って見える様にした、風営法によく引っ掛から無いなあと云う店なのだ。

俺は今、そこに勤めている女を狙っているのだが。

その女は俺の兄の結婚相手の妹で、この前偶然その女の裸を見たのだが…十七歳と云う年相応の未だ青いところはあるが、中々に震(ふる)い付つきたくなる様な良い身体をしていた。

その上に顔も、俺が今まで知り合った女の中でもトップ3には入る、綺麗な顔立ちをしている。

コレでその女を落とさない手は無いだろう…もっとも兄貴の嫁さんの妹と云う、ほぼ身内の女何だけどな。

まぁ今までの女達の様に二〜三回SEXをして、さっさと縁を切る何てのは、出来ないかもな。

まぁソレならソレで、俺の性欲処理用のセフレに成るように、じっくりと色々仕込んでやって、当分は可愛がってやれば良い。

そんな事を徒然(つれづれ)に考えて居ると、夜八時を回り目当ての女が喫茶店から退勤する時間になった。

やがてビル横の従業員出入口から、目当ての女が出て来た。

その女は髪をハーフアップにして後ろでバレッタで止め、顔はほぼ化粧気が無いにも関わらず、遠目でも目を引く容姿をして居る。

その女の着てる物は桜色で春物のワンピースに、襟と袖にファーが付いたジャケットを羽織り、足元はスニーカーと云うある意味学生らしい装いだ。

未だ宵の口なので街角には人が溢れて居たが、人混みの中でもその女を見失う事は無いだろう。

それ位に衆の中にあっても目を引く存在なのだ、その女は。

だからよく道行く男達にその女は声をかけられるが、その女は男に声をかけられる事に慣れているらしく、一切取り合わず無視をして通り過ぎて行く。

その様子を見て、俺はますますこの女を俺のセフレにしてやると云う、意欲が湧いて来た。

俺は足早にその女の後ろから近付き、声を掛ける。

「やぁ真琴ちゃん、今バイトの帰りかい?」

その女…真琴は、俺の声を聞くと立ち止まり、ちょっと溜息の様な物を吐いてから俺の方に向き直った。

「毎度、私のバイト終わりに声を掛けて来ますね、健介さん」

真琴はちょっと呆れた様な、それで居て口角がやや上がって微笑んで居る様な表情で、俺を見て来る。

普段は俺を見ると完全にウザ顔なのに、今日の真琴は少し機嫌が良さそうだ。

俺はこの娘が俺に持って居る警戒心を、少しでも和らげるチャンスとばかりに、真琴に畳み掛ける様に話掛ける。

「真琴ちゃん時間ある、俺と飯食いに行かない?」「大丈夫俺が奢るよ、近くに美味いレストランがあるんだよ」「今日は機嫌が良い見たいだね、何かいい事でもあったのかな、何時もそんな風に俺に笑ってくれたらいいな」

俺の畳み掛けに、真琴はちょっとウンザリした表情になったが、すぐまた微笑んで言った。

「私コレからある人に会う約束があるんですけど…健介さん、付いて来ますか?」

真琴の唐突な申し出に、俺はちょっと違和感を覚えたが、今を外すのは不味い様な予感がした。

「あ…うん、いいぜ」

そう言って俺は真琴の後に付いて行った。

真琴は帰るための駅に向かわず、横路に入って街の端に向かって居る様だった。

やがて暗くなってからは人が居無くなる大きな公園の入口まで来た。

ここまで来て、俺はちょっと警戒をしだした。

真琴はそのまま、ポツリポツリと街灯が灯って居る公園の中に、入って行く。

(こりゃ美人局(つつもたせ)か…そう言えば大学時代にも俺に彼女を取られて奴等に、人気の無い公園で襲撃されたっけ)

俺はそう思って、ジャケットのポケットの中に入れてる、スタンガンと目潰(カプサイシン)しスプレーに手を掛けた。

俺が周囲を警戒して居ると、真琴は唐突に俺に話掛けて来た。

「健介さんって…高校時代に仲の良い幼馴染の女の子が居たそうですね」

「えっ…何故それを知ってんだ?」

俺は真琴が言って来た内容に驚いて、思わず聞き返した。

「ある人が、健介さんの高校時代にあった事件を知って居て、お教えてもらったんです」

真琴は俺の前を歩きながら振り返って言う。

俺は思い出したくも無い事を思い出して、思いっ切り渋面になる。

「健介さんは事件の後、仲の良かった幼馴染の女の人が、どうされたかご存知ですか?」

真琴は暗い公園を進みつつ、更に俺に聞いて来た。

「知らない…それに知りたくも無い!」

俺は吐き捨てる様に言った。

「聞いた話では、健介さんその幼馴染の女の人を、お好きだったのでしょう」

真琴にそう言われて、俺は当時麻美に抱いて居た想いと、その後の感情的な嵐を思い出してますます渋面になる。

「あ…麻美には確かに俺は好意を寄せて居たよ…しかし彼女は俺以外の男を選んだんだ、それだけだよ」

俺は絞り出す様に答えた。

「そうですね、あまりにも近くで親し過ぎたので、ちょっとした行き違いや思い込みの差で、心に隙間が出来たのかも知れませんね」

真琴は俺を振り返る事も無く言った。

「何だか随分、麻美の事を知ってる風な言い方だな」

俺が訝る様に言うと。

「麻美さん本人から聞きましたから」

「あ…麻美本人から!」

「ええ、私がこれから会うと言った人は麻美さんですよ、ほらあそこにいらっしゃいますよ」

そう言って真琴は、公園の奥に有る街灯を指差した。

その街灯の下に、灯りがスポットライトが当たって居るかの様になって、一人の女性が立って居た。

   ーーーーーーーーーーーーーーー

オレは街灯の下に立つ女性を指し示し、健介と麻美さんの邪魔にならない様に、道の脇に移動する。

正直二人を合わせるのは、オレは博打だと思って居る。

事前に麻美さんとは話をしていて、彼女はあの事件をひどく後悔していて、健介に謝罪したいけど羞恥心が先にたって、今まで連絡を取るのを躊躇って居たそうな。

はたして健介は、初恋の女の子の麻美さんと再会して、どう出るのか…オレは固唾を飲んで見守った。

十メートルと離れて無い距離で、二人は呆然と立ち尽くして居る様だった。

健介は最初麻美さんを見て、能面の様な表情の無い固い顔になり、それから額と鼻梁に皺(しわ)を寄せて怒って居る様な泣いて居る様な表情になった。

それから健介は両手を前に出して、覚束無い足取りでゆっくり麻美さんの方に歩き出した。

麻美さんも健介の顔を見た時、羞恥と後悔を滲ませた表情になり、俯いて目線を外した。

しかし健介がゆっくり近付いて来てるのを知ると、再び顔を上げ瞳に涙を溜めながらぎこち無く笑って、彼女も健介に向かって歩き出した。

健介と麻美さんの両方とも両手を前に突きだして、少しずつ近付いて行く。

やがて両方の手の指が触れ合って、そして指同士が絡み合い握り合う。

「ケンちゃん、久し振り」

「あーちゃんも、久し振りだな」

健介と麻美さんは親しげに呼び合って、互いを見つめ合って居た。

やがて、そうなるのが自然だと云う様に二人は抱き合った。

「ごめん!ごめんね!!ケンちゃん、あの頃私はケンちゃんが私の事好きだって知っていたの…でも私は周りから恋人同士みたいに言われるのにちょっと息苦しさを感じてて、反発してたの」

「えっ、あーちゃん…そうだったのか?!」

「だからケンちゃんがサッカーでしばらく逢え無い時に、私は何だか自由になった見たいな気持ちになったの…その頃に大学生だと言うあの人に会って、私どんどん彼に惹かれて行ったのよ」

彼女の告白に健介の顔が歪む。

「それである日に彼にラブホテルに連れ込まれて…しちゃったのよ…それから後はズルズルと…」

健介の顔は今にも泣き叫びそうだった。

「ケンちゃんがサッカー大会に負けて、また私に声を掛けてくれる様になっても、その時の私はもうケンちゃんに相応しいキレイな身体じゃな無かったので、恥ずかしさと罪悪感でケンちゃんを避けたのよね」

麻美さんは両目からハタハタと涙を流しながら言った。

「そんな時にあの動画の事件、ケンちゃんが自宅の部屋に引き篭もったと聞いて、私はケンちゃんにどんな酷い事をしたかを知って、もうどうしたら良いのか分からなくなってしまったのよね」

健介も両目から涙を流し麻美さんを見つめた。

「その内あの動画が学校のグループネットに流失して、私は学校に居られ無くなったのよね、後で知ったんだけど動画をネットに流したのは学校に居たケンちゃんに嫉妬してた一団で…私に近付いて来た大学生も、彼らの指示で私を落とす様に言われて居たそうなのよ」

麻美さんは苦しげに話し、健介も同じ様に苦しげに聞いて居た。

「学校にも地元にも居辛くなった私は、東京の親戚を頼って上京したの…そして私は一人暮らしをしながら色んな職に就いたわ、でも色々あってガールズバーやソープランドにも勤めて、今はAV女優よ…私の身体はもう百人近い男の手垢で汚れた身体になってしまったのよね」

麻美さんは、泣きながら自嘲気味に笑って言った。

「そ…そんな事、それを言うなら俺なんて、大学生時代に何人の女の子に酷い事をしたか、今まで引き裂いた恋人達の男に何度襲われたか、殺されたって自業自得だと思える位に…」

そう言い合って健介と麻美さんは抱き合いながら踞(うずくま)って、ひたすら泣き合った居た。

  ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥

麻美さんと健介が公園で会った日から、健介の付き纏いは無くなった。

それから三ヶ月後に、麻衣と言う人気AV女優が引退する事になり、引退DVDが発売された。

そのDVDは主演AV女優と新人AV男優の一対一の絡み物で、かなり濃厚なSEXシーンが繰り広げ

られたと、中々の評判になったそうな。

蛇足です。この話は私事(わたくしごと)のゴタゴタの間に書いたため、ちょっと(イヤかなり)推考が甘いため、色々と足りない処があるかと思いますが、御容赦願いますね。

後…R−15の規制の中では書けない内容の物を、ノクターンに“秘蜜の小箱”として投稿しょうと思います。

代一段はこの章に出て来た“動画”の内容を赤裸裸に描写して書こうと思います。

ノクターンに載せるのは、早くても来週の日曜日になると思います。

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