40 身体は美少女中身はDT男子
ヒラリ…ユラユラ…。
魅惑的で蠱惑的な物が、暗闇の中に揺れて我を魅了し誘って来る。
我の性的妄想を刺激して懸想させ、何とも言え無い疼きを想起させる。
我は何時からあの物に心を惹かれる様になったのか…勿論分かっている、こんな事は尋常では無い事を。
しかし我の奥底の何か抗い難い渇望が、あの物に惹かれ希求して止まないのだ。
あの物を自身の手元に置きたい…所有物として愛でたいと我の煩悩が懇請して来る。
しかして我は罪を犯し罪人となるのだ。
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由田明里は、一人暮らしのアパートの部屋で、目を覚ました。
彼女の部屋は、年頃の女子の部屋にしては華が無いと言うか…生活に必要な物は揃って居る、しかしそれ以外の物は何も置かれて無い…と言う実に質素と言うか素っ気無い部屋だった。
もっとも一点だけ…アパートの部屋にはそぐわない程の大きなドレッサーが、置かれている以外は。
高校生の女子である由田明里が、アパートで一人暮らしと言うのは、些か事情がある。
彼女の父親は、彼女が物心付く前に交通事故で他界して居る。
母一人子一人の母子家庭で小さい頃から育った由田明里は、明里が高校に上がる頃に母親が経営して居たスナックの客と再婚する事になり、それを期に彼女は家から出て一人暮らしをする事にしたのだった。
明里は母親の再婚相手の義父と、特に折り合いが悪いと云う訳では無く、むしろ娘の前でも遠慮無くイチャイチャする母と義父に閉口したのだ。
だから明里は、母と義父の間を邪魔したく無いと言う口実で一人暮らしを始めたのだった。
明里は自分の部屋では裸で過ごす裸族だったので、ベッドから起きた時も全裸だった。
明里が寝起きの背伸びをすると、そこには匂い立つ様な十七歳女子の瑞々しい裸体があった。
明里の肢体は既に純潔を失い幾人かの男に依って揉み解されて、一掴みで撫で廻すのに丁度良い大きさのDカップの乳房になって居て。
それに日々欠かさぬストレッチで引き締まって、魅惑的に括れた腰周りをしており。
初貫通されてから何度も男茎を身の内に受け入れ、それから放たれた精を幾度も体内に吸って、大人の女の妖艶さを醸し出す様になって来た空割れと豊満さを増して来た臀部をして居た。
その魅惑的な素っ裸のまま明里は、手洗いや洗顔に歯磨き等を行ない、そしてその素っ裸のまま台所に立って朝食を作り、そのまま朝食を食べてから、漸く身体に衣服を着ようと仕出すのだ。
「今日はどれにしようかな、今夜はあの人とラブホデートだから、この前好評だったあの人好みのちょっと清楚系のパンティで喜んで頑張ってもらおうかしらね♡」
そう言いながら、大きなドレッサーの引き出しを開けると、そこには色とりどりで華やかな下着類が多数納められていた。
幾枚もあるパンティを確かめて居た明里は、やや顔を眇めて言う。
「おっかしいなぁ、例のお気にの清楚系フリフリパンティが無いけど…」
しばらく考えて居た明里は、ポンと手を打って言った。
「そう言えば昨日洗濯して、未だ取り込んで無かったわ!」
そう言うと、明里は急いでバスローブを羽織り、ベランダに出るサッシ戸を開けて洗濯物を取り込もうとした時、洗濯物が何枚か、無くなっているのを見つけた。
「あーっ!私のお気にのパンティやブラジャーがぁ‼」
明里は思わず大声で言った。
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「下着泥棒⁉」
お昼休みの何時もの教室でのお弁当時間に、森谷千秋が怪訝そうに言う。
「そうなのよ、私のお気にで結構高価かったヤツを一昨日に盗られたのよね」
由田明里が憤慨しつつ、何処かげんなりした表情で言う。
「ソレは…災難と言うか…残念だね」
オレも殊勝な顔で同情して明里に言った。
今のオレには、明里の受けたショックが良く分かる。
パンティやブラジャーの価格は結構するのだ、ピンキリとは言え高い物だと✕万円から✕✕万円等と云う物も有り、普段使いの安い物でも上下で数千円くらいはする。
その上女子が着けるパンティやブラジャーには、下着を着る以上の意味や思い入れがあったりするのだ。
気分が落ち込んだ時に、敢えて真っ赤な下着を着けて、気分を高揚させようととしたり。
何か気合いを入れたい時に、手持ちの中で一番高価でお気に入りの下着を着けて、気合いを入れたり。
そして好きな男と会う時等は、無垢で清楚な自分を演出して…それを脱がされる時を思ったりする。
そう言った思い入れがある物が、ある日突然に無くなってしまうのだ、意気消沈して憤慨するのは当然だ。
でも…ソレと同時にオレは、パンティやブラジャーに魅了される男の心理も、少しだけ分かってしまうのだ。
性転換した最初の頃は、オレは女の子の下着を着ける事に屈辱を感じて居たが。
女の子である事を受け入れてから、ブラジャーやパンティを着ける事に、何とも説明出来無い高揚感と惹きつけるものを感じる様になった。
何と言うか…自分の着けて居るパンティやブラジャーが魅惑的なのだ。
それは下着姿のオレが魅惑的だと云う事もあるが…ソレ以上にパンティやブラジャーが魅惑的に見えたのだ。
パンティやブラジャーは女性の秘したるモノを覆い隠す物で、その華やかで蠱惑的な被造物の向こうに、男の崇拝と妄想の桃源郷が在るからだ。
そのためその魅惑的な被造物が、崇拝と性的妄想の代弁者としての象徴的な…呪物崇拝のアイテムとなってしまう。
男で女性下着に魅了される者、或いはソレ以外の物に性的な執着をする者。
それらは、かつてDT男子だったオレにも、何と無くではあるが理解出来る物だからだ。
「それがさぁ…何時どうやって盗られたのかが解らないのよね」
明里が怪しむ様に言う。
「どうやって盗られたか解らない?」
オレも訝しむ様に言い返す。
「私が住んでるアパートは女性専用で女の人しか住人が居無いの、だから洗濯物を干したりするアパート裏のベランダには、外から人が入れ無い様になって居るのよ、だから外からたまたま洗濯物を見て盗まれたとは思え無いのよね」
明里が声を潜めて言って来る。
「明里さんは同じアパートの人が盗ったと思われて居るのですか…でも住人は皆んな女の人何でしょ」
森谷千秋も声を潜めて訝る様に言う。
「同じ女性が他人が使った下着を盗む何て、先ず考えられ無いから…そのアパートには住人以外の人は来ないのかな?」
オレがそう言うと。
「もちろん住人の親族の方が来たり、私見たいに彼氏を連れ込んだりしてる住人も居るけどね」
明里はさも普通の事の様に言う。
「彼氏を連れ込む…ねえ…」
オレは少し呆れた様に言う。
「アハハ…」
森谷千秋もオレに同調して空疎に笑った。
オレ達の反応に、明里はちょっと膨れっ面をして居たが、何かを思い付いた様に笑顔になって言う。
「ねえ、二人とも私の部屋に来て現場検証してくれない」
「現場検証ですかぁ?」
森谷千秋がキョトンと聞き返し。
「モナミー、ワタシの灰色の脳細胞に、下着泥棒の捜索をさせようとと言うのかね」
オレはベルギー人の探偵の様に勿体振った物言いで言うと。
「報酬は、私の手料理の夕食と楽しく語り合う一夜でどうでしょうか」
明里が敬々しく頭を下げて言う。
オレと千秋は同意して、急遽明里のアパートでのお泊まり会が、行われる事になった。
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明里のアパートは、二階建てで築十年位の中々新しい建物だった。
「はえ〜、ここに明里さんは一人で暮らしてられるのですかぁ」
千秋がアパートを見上げながら言った。
「女性専用と云う事は、入居者は全員女の人何だよね」
オレが確認する様に言うと。
「アパートの入居条件が独身女性限定だからね」
明里が言った。
オレはアパートの周りを見回した。
アパートは周りに人の背丈程のコンクリ塀に囲まれて居て、塀の中に入る出入り口は一つしか無かった。
アパート自体は、一階が六部屋で二階も六部屋の十二部屋になって居て、真ん中に階段が有って二階の張り出し廊下に上がれる様になって居る。
アパートの右側は、隣の四階建のビルとほぼ隣接していて、人が入り込む余地は無かった。
アパート左側には、鍵の掛かった鉄の格子扉が塀との間に取り付けられて居て、アパートの裏に入る事が出来無い様になって居る。
だけどオレは、鉄の格子扉の取手に足を掛けたら、コンクリ塀の上に登れてそのまま塀の上を歩いて、裏に回れるのでは無いかと思った。
明里の部屋は二階右端で、オレと千秋は明里に案内されて向う。
明里の部屋は1LDKで、八畳程のリビングにはセミダブのルベッドと、やたら大きなドレッサーが置いてある以外は、ほぼ何も置かれて無かった。
その素っ気無い部屋に、オレと千秋は最初は驚いたが…もっと驚く事が起きるのだった。
突然明里が衣服を全部脱ぎ出して、全裸になって言った。
「私の部屋では裸になるのが掟よ!」
「「ええ~っ‼」」
オレと千秋は唱和して叫んだ。
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オレと千秋は、何とか下着姿で明里に妥協させた。
オレはスカイブルーでサテン地のハーフカップブラジャーに同じスカイブルーでサテン地で両サイドに少しだけレースの飾りが付いたパンツだけの格好になった。
森谷千秋は意外にも黒いスポーツブラと同じく黒いパンツを着けて居た。
そして明里にも、目のやり場に困ると説得して下着を着けさせた。
明里は菫色のレースで出来たシースルーぽい三分の一カップブラジャーを着け、下はサイドがヒモの様になって居る同じ菫色のTバックショーツを穿いた。
その格好は中々に破壊力があって、何だか裸のまま方が良かった様な気になった。
最初明里はブチブチと文句を言って居たが、今は台所で温かい飲み物を入れてくれて居る。
オレはその間に、盗まれた下着が干されて居たベランダを、見てみる事にする。
横幅は五メートルで、縦幅は一メートル程の狭いベランダだった。
右端は、ほぼ隣のビルの壁に隣接していて、ココから人が侵入したとは考え辛い。
左端は隣の部屋のベランダと区切る衝立てが有り、良くある火災時に突き破って避難出来る様になって居る、樹脂製の仕切りだった。
ベランダに出て辺りを見廻すと…ベランダから一メートル程下に塀の天辺が来て居た。
(こりゃあ、塀の天辺を伝って下着泥棒が侵入するのは…可能かもな)
オレはそう推理して思った。
塀の直ぐ向こうは、護岸がコンクリで固められた都会の川で、対岸には人気の無い鬱蒼とした雑木林が広がっている。
護岸の高さは、五メートルは有りそうなので、川からの侵入は無理だろうと思う。
オレは更に手摺りに身を乗り出して、アパートの他の部屋を覗くと、皆ベランダに洗濯物を干して居て色んな衣類や…下着類も干してあった。
オレはここでフト疑問に思う事があって、後で明里に聞いて見ようと思った。
やがてオレは、下着だけでベランダに出て居たために寒くなって来て、急いで部屋の中に戻った。
それからオレと千秋は、明里の手料理の夕食を食べ、他愛無い話をしたりゲームをしたりして、ソロソロ寝ようかと云う頃…オレは明里に聞いた。
「下着泥棒って、このアパートでは良く起こるのかい?」
「いいえ、大家さんに聞いたらアパートが出来て以来、私が初めてらしいわ」
明里が答える。
「盗まれた時に干してた下着はどんなヤツを干してたんだ?」
オレが更に聞くと。
「普通の普段使いのブラジャーやちょっと大人っぽいヒモパンティ等ね」
明里は現物を出しながら言う。
「その内盗られた下着って、どんな下着だったんだ?」
「ええ~とね」
そう言って明里は、ドレッサーの引き出しからまだビニールに包まれてタグの付いた、新しいパンティとブラジャーを出して来た。
ソレは白いナイロン製で、フリルや小さいリボン等があしらわれている、清楚かつ可愛い系のパンティとブラジャーだった。
「わぁ~可愛い、明里さんこんなのも着けるんですね」
千秋がニマニマしながら、明里を見て言う。
「あ…うん、今付き合ってるセフレがね、こう云う可愛い系が好みらしくて、それで一応ね」
明里がややバツが悪そうに言った。
「ほう…じゃあこれは、今度そのセフレに会う時に着けるために、新しいのを買って来た理由だぁ」
オレもニヤニヤして揶揄する様に言うと。
「し…知らないわよ!」
珍しく明里が顔を赤らめて外方を向く。
ソレからオレ達は夜遅くまで、下着姿のまま色んな話をして過ごした。
内容は恋バナは余りしなかった、何せオレと千秋は恋だのの経験値が低い過ぎたので…だから殆んど明里の赤裸々な男と女の経験の話を、拝聴する様な感じだったけどね。
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ユラリ…ユラユラ…。
また我の煩悩と妄想を刺激する魅惑的な物が揺れて居る。
我の欲して止まない聖遺物を得るために、再び我は罪を犯す。
我の手が聖遺物に触れ、今まさに手中に収めようとした。
ベランダの戸が開いて見知らぬ女が出て来た。
「真実は一つ!下着泥棒の犯人はお前だ」
そして彼女は仁王立ちして言った。
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見た目は美少女、中身はDT男子のオレが、ベランダで干してあるパンティを掴んで居る下着泥棒を見据えて居た。
オレの後から明里もベランダに出て来て、当の下着泥棒を見て驚いて言った。
「達郎さん、貴方が私のパンティやブラジャーを盗って居たの⁉」
「あっ…いや…あの、これは違うんだ」
達郎と呼ばれた男は、手にパンティを握りしめなが、らしどろもどろに言い訳をしょうとした。
彼は二十代前半のそこそこイケメンな男で、明里の今付き合って居るセフレだった。
男は、ベランダから塀の天辺に逃げようとしたが、オレが直ぐに男の手を三か条と言う合気道の技で取り押さえて捕まえた。
オレは、男を部屋に連れ込んで尋問すると。
「ごめん…分かってるんだ、こんな事許されないって…でも、我慢出来無かったんだ、明里ちゃんが我のために着けて来てくれるパンティやブラジャーがあまりにも可愛い過ぎて…」
「わ…私自身より、着けて居るパンティやブラジャーの方が可愛いって事なの⁉」
明里が複雑な衝撃を受けた様な表情になって言う。
「いや違うよ!明里ちゃんの方が可愛いしセクシーだし、特に可愛いパンティやブラジャーを着けて居る時の明里ちゃんは、我にとっては理想の女の子に近い存在何だ…だからその面影を想起させるパンティやブラジャーが猛烈に欲しくなったんだよ」
達郎と云う男の言い分は、何ともオレに複雑な感情と思いを起こさせた。
明里も怒りと些かの困惑を含んだ顔をして居る。
兎に角その日、明里は警察に達郎と云う男を、下着泥棒で突きだした。
後日、学校で明里が何故達郎が犯人だと分かったのかと、聞いて来た。
「ベランダから他の部屋の洗濯物を見た時、他にも下着が干されていたのに、どうやら明里の下着だけが盗られた見たいだったから…明里の下着が目当てだったのかなと思ったんだ」
「それで私の関係者に犯人が居ると思ったのね」
「そう…それに下着を盗まれた時には、可愛い下着以外にも大人っぽブラジャーやヒモパンティも一緒に干してたのに可愛い系のみ盗られたって言って居たからね、だから可愛い下着を着けてる明里を知って居る人物が怪しいと思ったんだ…その可能性が一番有るのが…」
「はあ…それで新しい可愛い下着を着けて達郎さんに会いに行った後で、私の部屋で待ち伏せしたって事なのね」
明里が肩を竦めて、ヤレヤレと言った風に言った。
そしてやや寂しそうに、明里が教室の窓から空を見あげた。
オレはそれを見て、何と声を掛けたら良いか分からずに明里を見る。
「達郎さんはSEXが上手くて良い人だったんだけど…次のSEXの上手いセフレを、早く探さなきゃ」
明里がアッケラカンと言った。
オレはズッコケて机に突っ伏した。




