幕間 『バイトのニューメンバー』
ある日のこと。
私はその日の一ノ瀬師匠の下での弓の修行を終えて私は弓道場から神無月家に帰っていた。
師匠はこれから自分の鍛錬らしい。
薄々思ってるけど、師匠の鍛錬の時間削って稽古つけてもらってるよなあ。
まあそれが悪いことだとは思わない。新人研修なんてそんなもんだよね。
そんなことを考えていると私は神無月家にたどり着いた。
私は精算所に行きバイト代をもらう。
今日弓道の練習しかしてないけどなんか貰える。
以前彼方に確認したけど別に手違いとかではないらしい。
そういや文字書くバイトの方は大丈夫なのかな。
私師匠の都合が付かない時に何枚か書いてるだけなんだけど。
そして帰ろうとした時、彼方から声をかけられた。
「あさひ、バイトのことなんだが、新人が来たから一応お前にも話通しておこうと思ってな」
ずいぶんタイムリーな話題が来た。
しかし民間協力者は作戦に関わらないと紹介とかされないはずだ。
「……新人の指導とか無理よ?」
「頼むとしてもお前には頼まねえよ。ほら、出てこい」
彼方に言われて出てきたのは、優子だった。
「優子?」
「やっほ、あさひ。私もここで頑張ることにしたから」
私に不安がよぎる。
自分が居といてなんだが、あんまり危ない世界に入ってこないでほしい。
「優子……その、本当に大丈夫なの?」
「うん、大丈夫大丈夫。ちょうどこの前彼氏と別れちゃったし」
「そんな軽い気持ちでできることじゃないのよ」
「……あさひ、優子は民間協力者じゃなくてバイトだ。お前がたまにやってる文字書くやつ」
あっなんだ。それなら危なくないか。
「どうせお前に関しては所属していることバレてるから話してもいいかと思ってな。他は紹介しないからな」
「それで言うなら小宮さんと鬼宮さんも紹介してくれてよくない?たぶんあの2人も民間協力者?ってやつでしょ?」
優子が小宮さんと鬼宮さんの話もする。
そういや教室で思いっきり話したっけ。
「……あさひ。今後気をつけろよ」
「……はい」
会話からバレた事について、彼方から責められる。
いや、でも遥からもバレてるし悪いの私だけじゃないでしょ。
「とりあえず今日はもう帰ろっか」
「そうね。あ、怪しいかもしれないけど玄関の水は絶対飲んでから出てね。本当に」
「聖水でしょ。大丈夫大丈夫」
めぐみの頃を思い出して忠告したが、よく考えたら知ってて来た側だから警戒はないんだった。
その後私と優子は聖水を飲んで、帰路につくのだった。




