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エピローグ

ドラキュラ伯爵を倒した翌日。私も優子も学校いつものように来ていた。


「あさっち。昨日はその、助けられなくてごめんね」


教室に入ると早々に小宮さんが謝ってくる。見捨てたわけじゃなく単に先に帰ってただけなのに。いい子だ。

鬼宮さんは特に謝る様子はなかった。いや、まあだからって悪い子とは思わない。いい子だとは思う。


「気にしないでよ。その、色々イレギュラーがあった結果なんだからさ」


私の言葉に優子がしょんぼりする。悪気あったわけじゃないけど大勢を危険に晒したんだからこうなる。

私にも経験がある。


「ほら、優子もそんな気にしないで」


「あさひ……」


「邪魔よ。雑談ならドアから離れてしなさい」


後ろから登校してきた遥が声を掛けてきた。


「あっ、ごめん」


「ふぅ、まったく」


私達が避けると、遥は自分の席に座った。なんか違和感がある気がする。


「……あの性格はやめたのか遥」


「あ、本当だ。はるっちいつもの感じじゃなくなってる」


鬼宮さんの言葉に私達は遥が猫をかぶった口調でなくなってることに気付く。

というか髪型もツインテールに変わってる。


「まあね。今回の件で思い知ったわ。裏表作るのは情報収集程度じゃ割に合わないリスクがあるって」


「まあ、それがなかったら優子も暴走しなかったわけだしねえ」


私の言葉に優子がまたしょんぼりする。

ちょっと言葉を慎むか。


「ミスしたら修正するのもプロの仕事のうちよ。それに」


遥はカバンの中から手紙のようなものを数枚取り出した。


「不本意ながら情報源がいくつかできたみたいだしね……」


遥は難しそうな顔をしながらその手紙、昨日助けられてギャップにやられた男子の書いたラブレターに目を通していた。

第1章 始動編をお読みいただきありがとうございました。

第2章 野球編は10月16日、金曜日の19時20分より更新の予定となっております。

お気に召しましたらぜひ次回もお読みになってください。

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