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振り返り(???視点)
私はタクシーの後部座席でタブレットを起動し、彼方からの報告に目を通していた。
タクシー会社自体神無月家の息のかかったものだ。機密情報の閲覧もここならば問題ない。
私は新たな民間協力者・『田中あさひ』についての報告を読む。
妖を打ち倒す謎の力を持つ女子高生。後の検査により神話クラスの神様が取り憑いているためのものだと判明する。
民間協力者、一ノ瀬龍の下で弓の修行を行なっている。
正式な民間協力者になってからの実績はコウモリ型の妖のボス個体の討伐。但し神の力に頼った独断専行によるもの。
まだ講習を受ける段階であるため、今後も講習が終わるまでスクランブルが起こった時以外は弓の修行をメインとする。か。
「彼方は相変わらず甘いわね。言う事聞かない素人なんて、切り捨ててしまえばいいのに」
私はタブレットの電源を切り、カバンにしまう。
「一旦寝るわ。着いたら起こしてちょうだい」
「はい。遥様」
台風が近付き荒れる空の下、私は眠りについた。




