表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブレイバー  作者: 佐竹歩
PR
14/50

大河、初陣。~VS大地.2~

(くそがっ…………!)

大河は焦りを感じていた。

(2丁拳銃だと?そんなの受けていられるのかよ…………。でもやるしかなさそうだよな。俺ここで死ぬかもな…………)

「これは流石に受けきれねえだろ!!」

『バァンバァンバァンバァンバァンッッッッ!!!』

簡単に言えば二倍の速度と量になった大地の銃弾が大河を襲った。

(耐えればいいんだろ耐えれば……………!!!)

『カンカンカンカンカンッッ!!!』

「まだ太刀で塞ぐのかよ!!お前もしつこいなぁおい!!」

大地は少々しびれを切らしていたようだ。

「俺も簡単には死ねないんだよ……ははっ」

まだ余裕があるかのように大河は軽く笑う。すると大地は一度動きを止めた。

「……………あぁそうか。そりゃ死ねないよな?家族救わなきゃいけないもんなぁ?でもよ、俺にもやらなきゃならない任務ってもんがあるんだわ。

お前は今まで銃弾を弾いてきた。まあ予想外だ。おかげで少々手間取っちまったが、初めから速攻で決めとけばよかったな。それに、それはあくまで銃弾が真っ直ぐ向かってくる、ってのが前提の上だよな?」

「……………まさか!?」

「てことで大河、あの世に行きな!!」

『バンバンバンバンバンッッッッ!!』

大地が放った銃弾。それは大河の立っている位置とは検討違いの方向に…………とんでいかなかった。

『ギュルルルルルルルル!!!!!!』

(やっぱりかよ………!!!)

なんと銃弾が弧を描いて大河に向かってきた。大地は銃弾を曲げたのだった。

「銃弾曲げるなんて魔法かなんかかよ!!!」

大河は追えるだけ目で銃弾を追い、くるであろう角度で太刀をだした。だが、

『ザシュッ!!』

「くっ…………!」

大河の肩に当たった銃弾は、大河に血を流させるには十分な深さをえぐっていった。

「大丈夫か!大河!」

向こうでマイクを入れたらしく、道場には宗次郎の声が響いた。大河はガラスに親指をたててOKサインを出したが、内心そうは思っていなかった。

(短期決戦にしないと死ぬ………!)

大河はそう悟り、思いきり駆け出した。しかし大地の銃弾が弧を描いたり直線で飛んできたりと不規則になり、まともに突っ込めない。しかたなく距離をとり、避けたり弾き返したりをするしかなかった。

「だが希望は………あるだろ!」

そう。大河の残す最後の希望。それは弾切れだ。流石に科学技術が発達してるとはいえ、ものを無限に生み出す道具なんか出来てない。つまりこれは完全なる消耗戦だ、と大河は捉えた。

しかし、大地の銃から銃弾が飛んでくる間隔は変わらない。それどころか無くなる気配を見せない。

すると大地はその考えを察したかのように言った。

「弾切れ狙ってるな大河?フッ……残念ながらそれは無駄な願いだぜ。俺の服の内側、全てマガジン入れられるだけ入れてるからな。最近のマガジンは有能でさぁ。多くはいるんだよな。俺自身が弾切れ心配してないんだから、まあ諦めろ。」

それだけ告げるとまた距離を保ちながら二連で打ち続けてくる。しかしその言葉が大河を熱くさせた。

「そうかよ。忠告ありがとな。だがこれで俺の後ろめたい一つの案が消えたわけだ。もはや道はただ一つになった。大地、お前を救ってやるさ。俺の太刀さばきで!」

そして大河は銃弾を弾きながらも、太刀の速度をあげていった。

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!」

「馬鹿か大河!そんなに速度あげても近づけないんだよ!!」

大地は一歩も動かず、そのままの速度で撃ち続けるている。大河は速度をあげる。

両者の動きを見て、宗次郎は不安であった。

「大河!無理をするな!!」

「無理をするなって言うならなんかしてやってもいいんじゃないかじいさんよぉ!?大河も可哀想だぜ。孤独で戦っていく大変さをもう知ったんだからな!!」

(くそっ………せめて何処かから援軍でも来れば…………。しかし大河に協力してくれるとこなんて出てこない。それに今回だけじゃない。大河、お前は今後こんな戦いを延々と続けるんだ………!耐えるんだ、そして見出だせ!!打開策を!)

「宗次郎!心配すんなよ。任せろよ。」

大河は宗次郎の考えを理解したかのように言葉を投げ掛けた。

「ハッ!!お前も大概だな大河。学校でそんなだったかよ。人の事を考えて、そして安心させて。そこまでお優しい奴だったかよ。」

大地はまた一言いってきた。

「大地、そりゃ検討違いだな。学校の俺はお前の言う通りクズだったさ。でも、ここで過ごして、凛…………仲間の話を聞いて。俺は気持ちが変わった。と言うか、変わらなければならない、と思った。」

「はぁー。わかんねぇな。人の話を真面目に聞くとはな。それじゃ、今のうちにその凛ってやつに挨拶でもしとけばいいんじゃないか?」

「お前だって分かるはずさ。お前を目覚めさせて、今の言葉をもう一度かけてやるよ!」

そして大河は速く回していた太刀をしっかりと握り走り出した。

「おらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

銃弾を弾きながら、大地に突っ込んでいく。

「なっ………大河、てめぇ死ににきたな!!足元に撃ち込んでやる!!!」

『バンバンバンバァン!!!』

「!?」

大地が銃弾を放ったところに、大河の足は見当たらなかった。そして………

「当たれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええ!!!!!!!!!!!!!!」

跳躍し太刀を首元めがけて出してきた大河の顔が、大地の目に写った。


第14話を読んでいただき、ありがとうございました!次話、遂に決着です!(一応予定ですw)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ