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17-2 敗戦の課題を見据えた戦略2

「では、敗戦の課題を見据えた戦略について話し合いたい。」


「はい!中山勇司朗総大将やで。まず、総帥に対して公の場で敬語が使えないことをお詫びいたします。大和晶人総帥と俺は甘かった。いや、甘すぎた。敵の底力を見誤っていたとしか言われへん。忌憚キタンなく言わせてもらいますわ。大和晶人軍帥は、コスモサイコキネシス・インフィニティを用いて地下と地上の守りを考えなかった。俺は、敵の軍靴の方向の罠にまんまと引っ掛かり、1千万の半分のかけがえのない尊い部下たちの命を犠牲にしてしもうた。敗戦の課題の1つ目は、キムジョン帝国軍を甘く見ていたところから始まっとったんや。俺が大ぼらを吹いて、敵の城と街を粉々にすると豪語したときから敗戦は始まっとったんや。せやから俺は軍師返上や。これからは、軍事研究家になるで。地球から戦争に関する様々な軍略に関する書籍を読破し、負けない戦いを学ぶで。俺のせいで、500万名の部下が死んでしもうたんや!この悲しみと怒りの上に立って、俺は今は亡き部下たちに誓うで。もう、二度と敵を甘く見たり、敵の罠に陥らんようにするで。もう二度と、相手の土俵では戦わんで、以上や。」


「はい!大和晶人だ。皆、済まなかった。俺がもっと慎重になって考えてさえいれば、コスモサイコキネシス・インフィニティを用いて3つの国に丸ごと完璧な防衛バリアが張れていたはずなんだ。泣こうがわめこうが、もう、尊い命は戻っては来ない。これからは、この大敗北の要因を糧にして最大限努力していきたい。そこで、皆に頼みたいことがある。俺一人での思考力では限界がある。中山勇司朗総大将一人での思考力にも限界がある。皆一人ずつの思考力にも限界がある。戦争においては、尊い者たちの命がかかわってくる。そこで、部下だからと言う理由で遠慮せずに、どんどん意見をぶつけてほしい。今後は、それを活かすために、少将以下の兵士たちの宿舎に『意見・提案箱』を設置したいと思う。中将は少将たちと話し合って、俺と山中勇司朗総大将の意見を部下たちに率直に伝えてもらいたい。それから、山中勇司朗総大将が述べたように、上官は兵法を勉強しよう。基礎的なテキストは、俺が地球に転移してから各国の軍事施設から入手する。文字が読めないだろうから、俺がコスモサイコキネシス・インフィニティを用いて音声テキストに改良する。ページを開いたら音声言語で読めるようにしておく。上官たちは必ず読んで欲しい。また、こんな軍略本を読んでみたいという者は直接申し出るか、『意見・提案箱』に手紙を書いて入れておいて欲しい。このことも部下たちに伝えてくれ。」


「イエッ・サー!」

「イエッ・サー!」

「イエッ・サー!」


「はい!上井戸仁大将です。私が思うに、敵が地下戦術と地上戦術に長けているのであれば、我々は空から戦おう。そのために天の使徒の国から兵士を志願する者たちに試験を課し、クリアした者たちを兵士として補充する必要がある。それから、戦争前に晶人軍帥がこう述べたはずだ。

『サイコキネシスソードとそれに付随する魔法の威力は、それを使用する者の、宇宙のエナジーによる念動力×精神力になる。


 したがって、


 ➊使用する者の、宇宙のエナジーによる念動力×精神力=サイコキネシスソードの威力


 ➋使用する者の、宇宙のエナジーによる念動力×精神力=サイコキネシスソードに付随する魔法の威力

 だから、鍛錬に鍛錬を重ね、斬り合いの修羅場をくぐり抜け、精神力の数値を上げるしか方法はない。だが、悲観はするな。戦場の死線をくぐり抜けて行けば自ずと精神力の数値は上がる。だから、日頃の鍛錬と戦場での修羅場の経験値によって精神力は高まる。それを忘れるな。後は、仲間たちに厳しい修業を課し数多の戦場での死線を経験させることが重要なんだ。』


 俺たちは、今回の戦争で完全敗北を喫したが、戦場の死線をくぐり抜け、精神力は高まっている。あとは、晶人軍帥が述べたように、徹底的に天下無双の薩摩示現流を鍛え直そう。その技を鍛錬すればするほど、サイコキネシスソードの威力もサイコキネシスソードに付随する魔法の威力も高まるんだ。空も飛べるし、防御魔法もできる。高速移動魔法や透明スルー魔法だってできるように鍛錬するんだ。そして、キムジョン帝国軍が地下と地上から攻めて来ると言うのであれば、我々『天の使徒アラバス公国』軍は空軍になろうじゃないか。

 大和晶人軍帥が風魔法とレーザービーム魔法を掛け合わせて創った斬撃で空から、地下を丸ごと切り刻んでいくんだ。そして、そらからランカスター爆弾の雨を降らすんだ。そうすれば勝てる。必ず勝てる。だから、共に薩摩示現流の練習に死に物狂いで取り組もうじゃないか!それしか道はない、これに極まる!」


「異議なし!」

「異議なし!」

「異議なし!」

「イエッ・サー!」

「イエッ・サー!」

「イエッ・サー!」



「よし、明日から『天の使徒アラバス公国』軍の兵士試験の準備に取り掛かろう。その補充が済んだら、死に物狂いて『天下無双の薩摩示現流』の鍛錬の始まりだ!キムジョン帝国軍に100万倍返しの始まりだ!」


「オーッ!オーッ!オーッ!オーッ!オーッ!オーッ!」

「イエッ・サー!」

「イエッ・サー!」

「イエッ・サー!」


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 筆者は、少年期の酷いいじめの経験と青年期の二度の心肺停止と臨死体験と死後の世界を経験しました。世界で起きている侵略戦争に対して、強い憤りの念をもつ筆者が、せめて異世界の小説の中だけは、侵略戦争を食い止め、勧善懲悪を貫き通す武士道精神をもった薩摩武士の生き様を描きたいという強い思い入れがあり、せめて異世界ものの小説は絶対的な「善」が存在し、絶対的な「悪」を懲らしめるといったストーリーを軸足に据え、筆者の実体験を基にしながら、主人公が数々の危機を乗り越えながら予定調和的な結末に落ち着くことで、現在起こっている侵略戦争に対するアンチテーゼを提案したいと考えています。 #男主人公 #超能力 #侵略戦争 #臨死体験 #心肺停止 #薩摩示現流 #コスモサイコキネシス #勧善懲悪 #ロマンス #心理学 #大量虐殺 #武士道精神 #命の尊さ #転移 #薩摩隼人
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