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15-5 キムジョン帝国の侵略戦争ジェノサイド5

 コリル公国と天の使徒アラバス公国でも5000万のキムジョン兵たちと死闘を繰り広げていた。大勢の国民を機関銃で撃ち殺したり、手榴弾を投げ込み一家全員を殺害したり、火炎放射器を使って街中を火の海にするキムジョン兵たち。深刻な危機は刻一刻と迫っていた。

 晶人の命令を受け、コリル公国正規軍300万と「天の使徒アラバス公国」正規軍500万人+中山勇司朗総大将の兵士300万、計1100万の兵士が命がけでキムジョン帝国の兵士と激しい戦闘を繰り広げていた。 


「よし、重機関銃に銃弾を込めろ!」


「重機関銃に銃弾を込めろ!」


「撃て!」


「撃て!」



「ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!」


「ドッカーン!ドッカーン!ドッカーン!ドッカーン!ドッカーン!ドッカーン!」


 コリル公国正規軍300万の兵士たちも機関銃の撃ち合いによる膠着状態を打破するため、重機関銃を用いてキムジョン軍の機関銃に向けって弾丸を発射していた。重機関銃は、機関銃より破壊力があり、地面を50cmえぐる程の破壊力があったため、地下の出入り口から機関銃を撃っていたキムジョン兵たちは鋼鉄製の扉を閉めてしまい、地下のトンネルに入り遅れた兵士たちは、コリル公国の重機関銃と機関銃によって射撃されていた。


「ウグッ!」

「ウギャー!」

「ウワァァァー!」

「アギャー!」


 一方でその場にとどまり、岩陰やコンクリート壁の裏に潜んでいたキムジョン兵士たちは、火炎放射器を使い、建物を次々に焼き払っていった。そのとき、ソフィアから晶人に念話が入って来た。


「晶人さん、ソフィアです。味方の軍の重機関銃で敵軍はトンネルの扉を閉めましたが、上陸してきた兵士たちの多くが火炎放射器を使って建物を次々に焼き払っている状況です。建物の火事で倒れる国民や焼け死んでしまう国民も多く、大魔法陣を探すのに困難さを極め、その間に家事の炎に巻き込まれて大魔法陣に辿り着けずに焼け死んでしまう国民が最も多いようです。晶人さん、『天の使徒アラバス公国』の戦況はいかがですか?」


「ソフィア、無事で何よりだ。こちらも重機関銃で少しは優勢になってきているが、コリル公国と同じように民家が燃え始めて、逃げ遅れる国民が多いようだ。いま、晶人タイガーと晶人フェンリルが必死になって戦ってくれているおかげで、多くの敵兵を倒しているところだ。アラバス公国城には地下50階の避難場所を辞戦に造っておいたのだが、避難してくるコリル公国の国民が少ないようだ。ソフィア、水魔法や氷魔法でできるだけ消火活動を行って、国民の命の保護を最優先してくれ。戦闘の方は、晶人タイガーと晶人フェンリルに任せて、俺もそのように対処しようと思っている。」


「分かりました。晶人さん、ご無理をなさらないように。ご武運を祈っています。」


「ソフィアも無理をするんじゃないぞ。コリル公国が最も激戦地だからな。危ないと思ったらこちらに転移して来いよ。」


「イエッ・サー!」




 コリル公国の戦場では、鋼鉄製の扉を閉めて息をひそめていた兵士たちは、地下道を通って、城壁の階段付近の地下道に機関銃を持って集結していた。城壁の内側には当然、城壁に上がるための階段があるため、そこから一気に上がり、城壁から重機関銃を射撃しているコリル公国兵を両脇から挟み撃ちにして撃ち殺す計画を立てていた。


「よし、1人ずつ、敵兵に見つからぬように2列で階段を上っていけ、上がったら、先ず重機関銃を撃っている兵士から殺せ、2km両脇からの挟み撃ちだから同士討ちはない、思い切って機関銃をぶっ放して来い!」


 その20分後、コリル公国の城壁に集結したキムジョン兵たちは必死になって国内の岩やブロックの陰から撃ってくる機関銃兵を狙っている者たちを一斉に殺し始めた。


「パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン。」

「パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン。」

「パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン。」

「パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン。」


「何だと!城壁にキムジョン軍の機関銃兵が上がってきているじゃないか!」

「ウグッ、バタン!」


「曹長!挟み撃ちです!左右からの挟み撃ちに逢っています!全ての城壁で左右から機関銃で我が兵の重機関銃の兵士たちが撃たれています。」


「パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン。」

「パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン。」

「パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン。」

「パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン。」


「ウギャー!」

「ウワァァァー!」

「アギャー!」

「ウグッ!」

「ウギャー!」

「ウワァァァー!」

「アギャー!」

「ウグッ!」


 機関銃を城壁の意思の上に置き、重機関銃で攻撃していたコリル公国の城壁守備隊の兵士たちは次々に殺されていった。

 ある兵士は、恋人の名を叫びながら、ある兵士は、妻の名を呼びながら、ある兵士は、我が子の名を叫びながら、死んでいったのである。


 その後1時間にも及ぶ、コリル上の城壁で激しい機関銃による戦闘が続いていた。さらには、1500万のキムジョン兵たちは地下道を通り、コリル上の床下を突き破って城の中に突入し、城の隅々に手榴弾を投げ込んでいった。これらの様子を見たソフィアは晶人に念話を入れた。


「晶人さん、ソフィアです。戦況報告をします。コリル公国は火の海です。建物のほとんどが焼け落ちています。また、重機関銃から逃れるために鋼鉄の扉を閉めたキムジョン兵たちは地下通路を通って城壁に上がり、重機関銃を撃っている兵士を狙い撃ちにし、そのほとんどが死んでしまいました。現在は、機関銃対機関銃で激しい戦闘が1時間ほど続いています。そして、地下通路からコリル公国城内に入っていった兵士たちが全ての階の全ての部屋に手榴弾を投げ、大火災が起きています。この様子では、コリル公国は陥落寸前です。国民たちの逃げ遅れた多くの者たちは焼死しています。城壁で戦っている兵士たちは、レーダー探知機腕時計で調べると敵兵が2100万人で、コリル公国の正規兵は50万人です。この50万の者たちを逃がすには、どうしたらいいでしょうか?」


「ソフィア、晶人だ。同じ状況が『天の使徒アラバス公国』でも起こっているんだ。城壁でも激しい機関銃の撃ち合いが始まっている。敵の機関銃兵士を晶人タイガーと晶人フェンリルがレーザービーム魔法で大打撃を与えてくれているのだが、アラバス公国城の地下からアラバス公国城の内に入っていった兵士たちが全ての階の全ての部屋に手榴弾を投げ、大火災が起きています。この様子では、アラバス公国城の地下室に避難している国民たちも殺されてしまう。俺は、アラバス公国城の各地下室に大魔法陣を創り、『天の使徒の国』に今から転移させる。もうしばらく時間をくれ。お父様もお母様もリリス女王もコリル公国王たちも健在だ。今のうちに最も安全な『天の使徒の国』に逃がすから時間を稼いでくれ。取り敢えず、ソフィアは、城壁に上がり、望遠魔法を使って、敵軍にレーザービーム魔法で攻撃してくれ。俺の転移が済んだら直ぐにそちらに駆けつける。それまで耐えてくれ。」


「イエッ・サー!」


 晶人は、大念話を用いてアラバス公国城の地下室の5階、10階、15階、20階というふうに5の倍数で大転移魔法陣を創り、『天の使徒の国』に避難するように呼び掛けた。国民たちは直ちに自分の階の近くにある大魔法陣に入り、『天の使徒の国』へ転移していった。


 それを見届けた晶人は、念話で晶人タイガーと晶人フェンリルに概要を伝え、城壁を死守するように命じ、自らはソフィアのいるコリル公国の城壁に転移したのだった。


「スッ。」


「パッ。」


「ソフィア!ソフィア!ソフィア!」


 「天の使徒アラバス公国」のアラバス公国城の地下室に避難してきた国民たちを大魔法陣で天の使徒の国へ転移させた晶人。晶人タイガーと晶人フェンリルが獅子奮迅の戦いを見せる中、晶人は、城壁の守りを託し、ソフィアのいるコリル公国の城壁へ転移した。

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 筆者は、少年期の酷いいじめの経験と青年期の二度の心肺停止と臨死体験と死後の世界を経験しました。世界で起きている侵略戦争に対して、強い憤りの念をもつ筆者が、せめて異世界の小説の中だけは、侵略戦争を食い止め、勧善懲悪を貫き通す武士道精神をもった薩摩武士の生き様を描きたいという強い思い入れがあり、せめて異世界ものの小説は絶対的な「善」が存在し、絶対的な「悪」を懲らしめるといったストーリーを軸足に据え、筆者の実体験を基にしながら、主人公が数々の危機を乗り越えながら予定調和的な結末に落ち着くことで、現在起こっている侵略戦争に対するアンチテーゼを提案したいと考えています。 #男主人公 #超能力 #侵略戦争 #臨死体験 #心肺停止 #薩摩示現流 #コスモサイコキネシス #勧善懲悪 #ロマンス #心理学 #大量虐殺 #武士道精神 #命の尊さ #転移 #薩摩隼人
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