14-3 キムジョン帝国との戦争3
「和隆の言う通りだ。アカダニ王中将とザ・スパイ中将から早速、情報を得たからまずは、スクリーンを見てくれ。」
「なんて数なんだ!こんな兵士だらけ、見たことないぞ!でも画像がかなり乱れて良く見えないじゃないか。恐らくここの土地は、磁場の影響を強く受けていると思うよ。」
「進次郎の言う通りだ。それにこの井闌車を見てくれ。タダの鉄製じゃねえぞ。合金でできていやがる。間違いなく井闌車は城壁の上にかかるだろう。そうなれば、土魔法、水魔法、火魔法、風魔法、雷魔法、レーザービーム魔法は使えなくなる。同士討ちになるからな。つまり、白兵戦だ。地獄の練習を行ってきた天下無双の薩摩示現流の見せ場だぜ。」
「天才軍師諸葛孔明と言われたかったほどの山ちゃん、配置はどうする?」
「晶人、冗談言うときあれへんで!我々の最強部隊は1千万や。俺が考えるに、長距離大砲を設置して砲撃するのは効率が悪いし、時間がかかりすぎんねん。間に合わへん可能性の方が高いで。せやから、この天才軍師諸葛孔明と言われたかったほどの俺が考えた作戦名は、『ザ・一発勝負』やんけ。まだ時間が3時間ある。せやから、我々の最強部隊1千万の猛者に、この会議終了後、敵の最前線に急行させて、直ちに空を飛びながら、自分の今、使える範囲でいい。魔法の特訓はしてへんけど、しゃあないで。土魔法、水魔法、火魔法、風魔法、雷魔法、レーザービーム魔法で敵に攻撃を仕掛けるんや。先手必勝やで。」
できるだけ空中から敵を多く殲滅するんや。特に、大将と中将は、レーザービーム魔法は、敵の井闌車を斬りまくって、粉々にすんねん。ただし、我々の軍隊は、まだ魔法についてはほとんど訓練をしてへんねん。当てになるのはおそらく中将だけや。そのあと、しぶとく残っている敵兵も大勢いるやろう。そうなれば、地上に降りて白兵戦や。同士討ちはアカンから、地獄の特訓で鍛え上げてきた天下無双の薩摩示現流で斬って、斬って、叩っ斬るんや。戦場で、5000万人の兵士を倒したら、今度は、城と街を破壊に行くんや。城は、大将と中将が中心になって、土魔法、水魔法、火魔法、風魔法、雷魔法、レーザービーム魔法で粉々にする。でも、街での一般市民を虐殺しないように一般市民は逃がして、それを確認させた上で、街も土魔法、水魔法、火魔法、風魔法、雷魔法、レーザービーム魔法で粉々にするで。周辺都市、いや、国土の全ての街を破壊するで。ほんで、アカダニ王中将とザ・スパイ中将に頼んで、軍需工場と兵器倉庫を粉々にする。併せて、城を破壊するときは、彼らからの情報を貰って、城の地下トンネルや地下の避難倉庫や避難場所まで破壊すんねん。アカダニ王から電波を送ってもらって、あの腐れ独裁者のキムジョン帝国のキムジョン・ヘンナカリアゲⅠ世とその家族や一族は捕虜にして、見せしめにしてやる。せやから、モンスターズ全員にキムジョン帝国のキムジョン・ヘンナカリアゲⅠ世とその家族や一族は捕虜にするように伝達瀬名アカンねん。もう二度と、こないな戦争が起きへんように、徹底的に叩くで。せやからこの作戦名は、『ザ・一発勝負』やんけ。以上や。」
「異議なし!」
「異議なし!」
「異議なし!」
「ちょっと待ってくれ!」
「なんや晶人!」
「『天』が俺にこんな話をしたことがある。」
晶人はそう言うと、『天』とのやり取りの内容を紹介した。主な内容は以下の通りである。
「『サイコキネシスソードとそれに付随する③の魔法の威力は、それを使用する者の、宇宙のエナジーによる念動力×精神力になるんじゃ。
したがって、
➊使用する者の、宇宙のエナジーによる念動力×精神力=サイコキネシスソードの威力
➋使用する者の、宇宙のエナジーによる念動力×精神力=サイコキネシスソードに付随する魔法の威力
お主の付与したサイコキネシスソードの威力は一定ではないということじゃ。サイコキネシスソードの威力もサイコキネシスソードに付随する魔法の威力も、それを使用する者の、宇宙のエナジーによる『念動力』×精神力で決まるのじゃよ。これは足し算ではないぞ。掛け算じゃ。どちらかが1つでも0であれば、サイコキネシスソードの威力もサイコキネシスソードに付随する魔法の威力も0なんじゃ。
では、天よ、どのようにして2つの値を上げるのでしょうか?
うむ。宇宙のエナジーによる念動力はぼっけもんずのメンバー以外は、固定しておる。つまり、ぼっけもんずのメンバーの宇宙のエナジーによる念動力は限りなく高いが、魔物や魔人たちのそれはもうその個体によって既に決まっておるのじゃ。じゃから、鍛錬に鍛錬を重ね、斬り合いの修羅場をくぐり抜け、精神力の数値を上げるしか方法はない。だが、悲観するな。戦場の死線をくぐり抜けて行けば自ずと精神力の数値は上がる。だから、日頃の鍛錬と戦場での修羅場の経験値によって精神力は高まる。それを忘れるな。後は、仲間たちに厳しい修業を課し数多の戦場での死線を経験させることが重要なんじゃ。』」
「だから山ちゃん、モンスターズ全員は、まだまだ厳しい修業の途中の段階であり、魔法の修業もほとんどやっていない状況なんだ。過信は禁物だ。慎重に対処しなければ取り返しの事態になる危険性もあることだけは理解してくれ。他の皆もだ。」
「それは、この惑星に来たとき、いちばん最初の会議で晶人から聞いた話やで。せやかて、出陣せなアカンやろう。そうせな、コリル公国だけでなく我が『天の使徒アラバス公国』も破壊されるんやで。」
「・・・。そうだな、山ちゃんの言う通りだ。ただ、10人の大将に伝えておくよ。モンスターズ全員に自分の魔法を過信するなと。示現流ならある程度の力量は身についてきたが、魔法はまだ十分でないことを言い聞かせておいてくれ。」
「イエッ・サー!」
「イエッ・サー!」
「イエッ・サー!」
「よし、この作戦で行こう。山ちゃん、万が一の守備隊は残さなくていいのか?」
「せやなあ、俺の部隊から300万残しておこか?」
「異議なし!」
「異議なし!」
「異議なし!」
「よし、決まったな。指揮権を軍師の山ちゃんに渡す。副将に上井戸仁と福山智勝。先陣は、白部和也軍、殿は米田進次郎軍だ。山ちゃん、後は頼んだぞ。」
「任してえな。」
「以上。進軍開始!」
「スッ。」
「スッ。」
「スッ。」
突然、キムジョン帝国が5000万の軍隊を組織し、コリア公国に進軍を開始した。後手を取られた晶人とぼっけもんずのメンバーたち。果たして、この大軍勢を相手に戦争を有利に進めていくことができるのだろうか?




