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14-2 キムジョン帝国との戦争2

 突然、キムジョン帝国が5000万の軍隊を組織し、コリア公国に進軍を開始した。後手を取られた晶人とぼっけもんずのメンバーたち。果たして、この大軍勢を相手に戦争を有利に進めていくことができるのだろうか?

 朝食後、ソフィアとウッドデッキにあるロッキングチェアーに座って、キリマンジャロを飲みながらアイコスを吸っていると、ふいに、しばらくの間、ミニッツに念話をしていないことに気付いた。そこで、ミニッツにソフィアにも聴こえるように念話を入れてみることにした。


「よう、ミニッツ、久しぶりだな。」


「晶人さん、大変です。ちょうど私から晶人さんへ念話を入れようとしていました。」


「どうしたんだい?」


「キムジョン帝国のキムジョン・ヘンナカリアゲⅠ世が、5000万人の軍隊でコリル公国に進撃を開始しました。」


「はあ?5000万人?ありえない数字じゃねえか!」


「何を言っているんですか、晶人さん。この惑星レミラスは、地球の規模の数十倍の大きさで、人口も480億人もいるのですよ!」


「マジか!そういえば、『天』もそう言っていたな。」


「キムジョン帝国のキムジョン・ヘンナカリアゲⅠ世が、キムジョン帝国城に多くの地方都市から軍隊を招集して、キムジョン帝国城からコリル公国に進軍を開始しています。キムジョン帝国城からコリル公国の城壁まで200kmしか離れていないのでとても危険な状況だと思われます。」


迂闊ウカツだっだよ。コリル公国に高さ60m、幅30mの城壁を築いた後、コリル国王に連戦連勝だと聞かされていたからな。」


「晶人さん、キムジョン帝国のキムジョン・ヘンナカリアゲⅠ世は、極秘に超鋼鉄製の高さが80mもある井闌車セイランシャを造り、城壁を越えて来るつもりです。機関銃もロジア帝国のプルチン国王から新型の機関銃を援助されています。早めに対応しないとマズいことになりますよ。コリル帝国は人口が1億5千万人、そのうち、正規兵士は300万人しかいません。」


「ミニッツ、ちょっと待ってくれ。この念話をぼっけもんずのメンバーとアラバス国王とコリル国王にも聞かせるから、もっと詳しく具体策まで教えてくれ。」


「はい、分かりました。この念話が済んだら、すぐにぼっけもんずのメンバーとアラバス国王とコリル国王に念話を入れて下さいね。私の掴んだ情報では、城壁が『天の使徒アラバス公国』の城壁よりも低く、軍隊の力の弱いコリル国王を攻め滅ぼしたのち、住民を大量虐殺し、その後に『天の使徒アラバス公国』に攻め込んでくる計画です。できるだけ多く長距離大砲を配置し、配置が済んだら、発射を始めて下さい。接近してくる前に少しでも多くのキムジョン軍の軍隊を潰しておくのです。そして、恐らく井闌車セイランシャが城壁の上部にかかり、多くの兵士がなだれ込んできます。その際、銃撃戦となれば敵味方関係なく殺傷することになるので、白兵戦になるでしょう。モンスターズの3分の1を配置する必要があります。残り3分の2は、敵が100km付近まで接近してきた時点で、城壁外で戦闘をさせた方がいいのではないかと私は考えます。ただし、この作戦は軍議で話し合って決定してください。」


「分かった。ミニッツ、ありがとう、助かったよ。我が軍は8割程度、薩摩示現流を習得できているが、魔法習得の訓練は実施していないので、透明化スルー魔法を用いるのは困難だと思う。」


「分かりました。また、何か情報があれば連絡いたします。」


 俺は、この内容を念話でぼっけもんずのメンバーに伝え、ソフィアは、大魔法陣を用いてアラバス国王とコリル国王に直接伝えに行くことにした。


「晶人さん、ソフィアです。コリア公国の国民は、私が『天の使徒アラバス公国』に避難するように、コリル国王に進言致しましょうか?」


「さすがソフィアだ、ありがとう。恐らく、コリル公国は大砲で破壊され、火の海になるぞ。俺もぼっけもんずとの作戦会議が終わったら、そちらに向かうので、それまで、よろしく頼むぞ。それから、ソフィア、戦闘服に着替えろ。そして、戦闘時には必ず超高速移動魔法、空間飛行魔法、防衛用バリア魔法を使うんだよ。ソフィアならできるから。加えて、国民が直ぐに避難できるように戦闘開始直前まで、コリル公国のあらゆるところに陣転移魔法で大魔法陣を創っておいて、直ぐに国民が『天の使徒アラバス公国』に避難できるようにしておいてくれ。」


「イエッ・サー!」


 その3分後、本拠地であるログハウスの会議室では、ぼっけもんずのメンバーによる会議が行われていた。


「はあ?なんやて、キムジョン帝国のキムジョン・ヘンナカリアゲⅠ世が、5000万人の大軍を組織して、コリル公国に進撃やと!ヘンナカリアゲの癖に、大掛かりな戦争を吹っ掛けやがって、いいかげんにせえっちゅうねん!」


「山ちゃん、俺たちはみんな、どうやらこの惑星の大きさと人口を見誤っていたぜ。」


「仁、それはそうと、俺たちの軍略はどうするんだ?」


「和隆の言う通りだ。アカダニ王中将とザ・スパイ中将から早速、情報を得たからまずは、スクリーンを見てくれ。」


「なんて数なんだ!こんな兵士だらけ、見たことないぞ!でも画像がかなり乱れて良く見えないじゃないか。恐らくここの土地は、磁場の影響を強く受けていると思うよ。」


「進次郎の言う通りだ。それにこの井闌車セイランシャを見てくれ。タダの鉄製じゃねえぞ。合金でできていやがる。間違いなく井闌車セイランシャは城壁の上にかかるだろう。そうなれば、土魔法、水魔法、火魔法、風魔法、雷魔法、レーザービーム魔法は使えなくなる。同士討ちになるからな。つまり、白兵戦だ。地獄の練習を行ってきた天下無双の薩摩示現流の見せ場だぜ。」


「天才軍師諸葛孔明と言われたかったほどの山ちゃん、配置はどうする?」


「晶人、冗談言うときあれへんで!我々の最強部隊は1千万や。俺が考えるに、長距離大砲を設置して砲撃するのは効率が悪いし、時間がかかりすぎんねん。間に合わへん可能性の方が高いで。せやから、この天才軍師諸葛孔明と言われたかったほどの俺が考えた作戦名は、『ザ・一発勝負』やんけ。まだ時間が3時間ある。せやから、我々の最強部隊1千万の猛者に、この会議終了後、敵の最前線に急行させて、直ちに空を飛びながら、自分の今、使える範囲でいい。魔法の特訓はしてへんけど、しゃあないで。土魔法、水魔法、火魔法、風魔法、雷魔法、レーザービーム魔法で敵に攻撃を仕掛けるんや。先手必勝やで。」


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 筆者は、少年期の酷いいじめの経験と青年期の二度の心肺停止と臨死体験と死後の世界を経験しました。世界で起きている侵略戦争に対して、強い憤りの念をもつ筆者が、せめて異世界の小説の中だけは、侵略戦争を食い止め、勧善懲悪を貫き通す武士道精神をもった薩摩武士の生き様を描きたいという強い思い入れがあり、せめて異世界ものの小説は絶対的な「善」が存在し、絶対的な「悪」を懲らしめるといったストーリーを軸足に据え、筆者の実体験を基にしながら、主人公が数々の危機を乗り越えながら予定調和的な結末に落ち着くことで、現在起こっている侵略戦争に対するアンチテーゼを提案したいと考えています。 #男主人公 #超能力 #侵略戦争 #臨死体験 #心肺停止 #薩摩示現流 #コスモサイコキネシス #勧善懲悪 #ロマンス #心理学 #大量虐殺 #武士道精神 #命の尊さ #転移 #薩摩隼人
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