10-2 晶人の思い遣りとあたたかさ
アラバス公国国内での10万のハイオークの襲撃による戦争を機に、晶人は「死の森」を『天の使徒』の国と国名を変え、全ての魔獣や獣人、昆虫や虫までも部下として従え、ぼっけもんずのメンバーが9人いるため9つの軍隊を編成するように指示した。
そして、晶人は、「天」より付与された「サイコキネシス・インフィニティー」を用いて、今後予想される帝国軍との戦いに備えて、万全の守りを整えるべく、アラバス公国を取り囲む『天の使徒』の国に最強の城壁と最強のバリアと最強の新兵器武器を城壁の上に設置する作業を全て完了させたのだった。
「皆様、脳の中で私の声が聞こえるでしょうか?私は、昨日までアラバス公国で戦った『天』の使徒である大和晶人です。昨日の『死の森』に棲む10万ものハイオークの大軍の突然の襲撃は、あまりにも突然のことで言葉も見つかりません。しかも、大変な犠牲者が出てしまい、無念でなりません。
ご家族の命をハイオークの群れに奪われてしまった皆様のご心労を想うと、いかばかりかとお察し申し上げます。心よりアラバス公国に住むお亡くなりになった国民の皆様のご冥福をお祈り申し上げます。」
「まだ、心の深い傷が癒えないご家族の皆様にこのようなことを申し上げるのは、大変失礼かと存じますが、ご報告申し上げたいことがございます。本日、私は、魔物や魔人、昆虫や小さな虫も含め、『死の森』に棲む全ての生き物たちの『王』になりました。『天』より授かった『コスモサイコキネシス・インフィニティ』という宇宙のエネルギーを吸収し、サイコキネシスという念力によって、魔物や魔人たち全てを『家来』に従えるための『王』になりました。反抗する魔物や魔人は斬り捨てました。
西の方角をご覧ください。今までになかった城壁を造りました。高さ100m、幅50mの城壁です。私が転移してきた『地球』という惑星の地球上最強のタングステンとベリリウムの合金を張り付けてあり、どんな魔物でも壊すことはできません。また、私の異能の力で、『防衛用バリア』をこの国であるアラバス公国と私の国である『天の使徒』の国全土に張り巡らせました。これで恐ろしい残虐行為を繰り返し、他国へ侵略戦争をしかけてくる帝国軍の攻撃は完全に防御することができます。」
「さて、私は今朝、『死の森』の名前を『天の使徒』の国という名前に変更し、国家を樹立しました。魔物と魔人が二度と人間や亜人を傷つけたり、殺したりすることができない絶対的なサイコキネシスエナジーという異能の力で魔物や魔人の脳の神経細胞を縛り付けてあります。それだけではありません。魔物や魔人の脳の神経細胞そのものを創り変えることに成功しました。
今後は、二度とアラバス公国の国民の皆様にご迷惑をおかけすることはないとお約束いたします。万が一にも、アラバス公国の国民の皆様を殺すようなことが起きた場合、私が責任を取り、自分で腹を切り裂き、ぼっけもんずのメンバーに私の首を斬り捨てさせる覚悟でございます。」
「このアラバス公国の国民の皆様は、四方八方を従来の『死の森』に囲まれ、日々、命を狙われるという恐怖の中で過ごされていたかと存じます。もう、その心配はございません。高さ100m、幅50mの城壁でこのアラバス公国に侵入することは不可能です。また。私の『防衛用バリア』で完全に魔獣や魔物は入って来られません。ただし、彼らが心から変わったことを信じてあげて下さい。
今後、帝国軍が侵略戦争をしかけて来た場合、アラバス公国の皆様は、アラバス公国の城壁内で避難してください。戦争は、国民の皆様の替わりに、私の部下である1千万の魔物や魔人たちが戦うことをお約束いたします。現在、ぼっけもんずのメンバーが魔物と魔人を9つの部隊に編成している途中です。この国は、今後、『天の使徒』の国の魔人と魔物が守りますので、どうぞご安心ください。」
「それから、アラバス公国の国王陛下と国民の皆様に、『天の使徒』の国との『軍事同盟』を締結することを提案いたします。勿論、帝国軍による侵略戦争は『天の使徒』の国が請け負います。アラバス公国の国民の皆様は、城壁に登りマシンガンや大砲を準備して、国の守りに徹してください。敵の大砲が飛んで来ても、私の『防衛用バリア』で完全に守りますので、守る準備だけで十分です。
それから、国王の謁見の間に『レーダー探知機腕時計』というものを数百万個置いておきました。この腕時時計は、味方と敵を見分ける腕時計になっています。青く光っていれば、味方です。黄色く光っていれば、敵のスパイや密偵です。赤く点滅していれば、誰かを殺そうとやって来ている暗殺者です。使い方は、ぼっけもんずのメンバーがアラバス公国の軍部の司令官や隊長たちに指導しておきますので、各地域に講習会を開いて使い方をマスターしてください。
また、黄色点滅や赤点滅が光った場合、すぐに近くにいる憲兵隊や近衛兵にお知らせください。各家庭に2個ずつ配布いたします。それから、昨日、各家庭にマシンガンを配布いたしましたが、マシンガンの適切な使い方についても講習会を開きますので、必ず参加してください。このマシンガン1台で、最低でも3千体のハイオークを殺すことができます。万が一のときは、家族を守るための護身用兵器としてご使用下さい。帝国軍が使用している機関銃よりもはるかに性能が高い兵器です。」
「それから、各家庭の入り口に白い大きな布袋と茶色い大きな布袋が置いてあるかと思います。白い大きな布袋には、3か月分の野生ジカの燻製が入っています。どうぞ召し上がってください。茶色い布袋には、私の故郷からもってきた『さつま芋』が入っています。
蒸したり、焼いたりして食べてみてください。品種は『べにはるか』と『安納芋』です。また、種芋を入れてあります。『さつま芋』は、やせた土地でも十分に甘く育ちます。アラバス公国の土地は痩せています。したがって、アラバス公国の畑には適している作物です。主食になります。甘い蜜が出る方が安納芋です。植えてしばらくは、水を撒いてあげて下さい。」
「それから、最後になりますが、昨日の償いのひとつとして、周囲の山脈から流れる川から畑へ用水路をつくるために『天の使徒』の国から魔物と魔人をアラバス公国に9つのうち、4つの軍隊を派遣いたします。各部隊の総隊長はぼっけもんずの最強メンバーになっておりますので、ご安心ください。せめてもの償いをさせて頂きます。どうぞご理解くださいませ。」
「以上で大念話を終了いたします。 大和晶人より。」
私(筆者)は、2度の心肺停止と臨死体験と死後の世界の経験をしています。また、教師時代に可愛がっていた教え子を交通事故で亡くし、お母様が身元確認をした瞬間に意識を失くされ、救急搬送されたため、担任である私がその子の身元確認を致しました。私の意識は解離し、無意識の状態でその子の頭を抱えて泣き叫んだそうです。この内容は後で警察署で聞かされました。命は尊いのです。なぜなら儚いからです。私は自分の臨死体験と教え子の死亡事故を体験したために、現在行われている「侵略戦争」「大量虐殺ジェノサイド」には断固反対します。
せめて、異世界の世界だけでも「侵略戦争」を阻止し、平和な世界を構築するために、この物語を構成しました。未熟なアマチュア作家で、文章も未熟ですし、誤字や脱字もあろうかと存じます。しかし、せめて異世界だけでも侵略戦争を完全懲悪する物語を書こうと思いました。未熟な内容ですが、どうぞお付き合いくださいませ。
また、感動する場面などがありましたら、ご友人などに紹介して下さると有難いです。




