9-1 ぼっけもんず「死の森」の現状を知る
今回の「ハイオークの群れの襲撃とアラバス公国の大勢の人間と亜人の大虐殺」に驚きを隠せないぼっけもんずのメンバーたちが、晶人タイガーと晶人フェンリルから情報収集をし始めた。
晶人と晶人タイガーと晶人フェンリルと「ぼっけもんず」一行は、戦闘終了後、晶人のログハウスのリビングルームで、今回の「ハイオークの群れの襲撃とアラバス公国の大勢の人間と亜人の大虐殺」に関する話合いをしている真っ最中だった。
「晶人、お前も大変な惑星に転移しちまったんだわなあ~。」
「おい、溜之介、お前も同じだろうが?」
「う~ん、そうとも言うんだわなあ~。」
「溜之介、そうとしか言わねえだろうが!」
「でも、『ぼっけもんず』のお前たちが来てくれて、本当に助かったぜ。ありがとうな。」
「修学旅行気分で楽しいんだわなあ~。」
「何で、修学旅行なんだ!」
「晶人、いつもこんな今回のような『ハイオークの群れの襲撃とアラバス公国の大勢の人間と亜人の大虐殺』の惨状に遭っているんだべか?」
「智勝、そうじゃねえ。今回が初めてだ。」
「最悪の惨状だったね。」
「ああ、鉄之進の言う通りだぜ。おりゃあ、人間や亜人があんなふうにバラバラにされて食われるところ見たの初めてだぜ。皆もそうだろう?思わず、吐いちまったぜ。」
「仁、皆、一緒だべ。俺も吐いたべ。地球じゃ考えられねえべ。」
「おっ、忘れていたよ。俺の仲間の晶人タイガーと晶人フェンリルだ。もともと『天』の使徒で聖獣だ。」
「『ぼっけもんず』のメンバーの皆様のお噂はお聞きしております。晶人タイガーと晶人フェンリルです。どうぞよろしくお願い致します。」
「こちらこそよろしくな。」
「おい、和隆、偉そうに言うな、偉そうに!」
「こりゃあ、すまねえ、ぼっけもんずの『口車の弥七』こと、白部和隆だ。よろしくお願いな。それにしても、晶人タイガーと晶人フェンリルはデカかったなあ。今は、獣人化してんのか?サイコキネシスソードを持っているじゃねえか。俺たちと一緒だな。」
「はい、晶人タイガーと一緒に、晶人さんから獣人化していただきました。」
「ところでさあ、晶人タイガーと晶人フェンリルに質問なんだけど、この『死の森』の魔獣や魔人はどれだけいるのか?あっ、俺、米田進次郎、よろしくね。」
「はい、だいだい300種類はいます。総数は、この前、精査しなおしたら、2億頭以上います。」
「すごい数なんだね、やっぱり地球と惑星の規模が違うもんね。あっ、俺は嶺長鉄之進ね。ぼっけもんずの皆から『オクレ兄さん』って呼ばれているよ、よろしくね。あのさあ、この『死の森』の中で、最強の魔獣は?」
「はい、私と晶人フェンリルになります。」
「へえ、すげえじゃん。俺、和田秀吉だ。よろしくな。元暴走族の総長で、ぼっけもんずの皆から薩摩隼人の『矢沢永作』と呼ばれちょったたっちよ(鹿児島弁:ていたんだよ)。じゃあ、次から下を教えてくんないかな?」
「ええっと、我々の下が、今日一緒に戦った、レインボードラゴンです。次が、ゴールデンドラゴンになります。その下が、ブラックドラゴン、レッドドラゴンで、次がブルードラゴン、グリーンドラゴン、イエロードラゴンになります。彼らは聖獣ですが、『天』の使徒ではありません。」
「へえ~、ピラミッド形のヒエラルキーができてんだな。今日、襲ってきたハイオークは、そのヒエラルキーのどのあたりなんだ?」
「ええっと、トップを10とすると、3ぐらいです。」
「なに!3であんなに強いのか!たまがったど(鹿児島弁:びっくりするぞ)!じゃあ、レベル4とかレベル5の連中は、人間や亜人を殺して、食べないのか?」
「食べますよ。」
「なに!じゃあ、何でアラバス公国を狙いに来ねえんだ?」
「統率力の関係です。ハイオークには、ブラックハイオークっていうランクが上の者がいて、そいつが統率を取っているからアラバス公国を襲うんです。」
「じゃあ、他にもアラバス公国を襲って人間を喰う魔物は他にもいるんだな?」
「はい。サイクロプスや大オロチとか、数えればきりがありませんね。」
「おい、晶人、このままじゃ、やべえんじゃねえのか。これからもっと喰われるぜ。」
「おい、晶人、このままじゃ、やべえんじゃねえのか。これからもっと喰われるぜ。」
と大和晶人に注意喚起する上井戸仁。
仁の指摘は的を得ていた。
この話合いの展開はどうなっていくのだろうか?




