表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/155

8-3 本当は「ぼっけもんず」の紹介をしたくない、メンバー紹介

本当のメンバー紹介をしてしまうとR変態になるので、R15に抑えました。

3 和田秀吉について

 晶人が小学生のころ見た、○○神宮から仲間たちにお賽銭を盗み取らせ、数百段ある階段を改造した自転車で下りながら奇声を発した人物である。小学校の時から「鬼地獄の軍団」という自転車暴走族をつくりあげたリーダーでもある。晶人とは小学6年生の3学期に数学塾で出逢い、仲間になる。


彼の部屋は玄関のすぐ隣にあるため、ぼっけもんずの本拠地になっている。大型犬のコリーを庭で飼っており、きちんと躾けられていた。ちゃんとした名前があるのに、ぼっけもんずのメンバーは勝手に「ライオン丸」と呼び続けていた。博識で問題解決能力が高く、一人でデスクトップを数台も組み立てていた。また、手先が器用で刺繍シシュウがとても上手であった。加えて、「鬼地獄の軍団」の初代暴走族の総長で数多くの子分を従えている。中学時代からペットショップで闇バイトをしており、桑田弘正に大きなオウムと成長して帰ってこない伝書鳩を売りつけていた張本人。晶人の父親が所有しているブルーバードの車や勇司朗の車にマッキーペンで落書きをするなどタチの悪い過激ないたずらが好きであることから「ウサマ・ビン・ヒデヨシ」と呼ばれる。ぼっけもんずの仲間たちから、「敵に回しても最悪、味方にしたらもっと最悪」と呼ばれるほど手の付けられない人物である。常に柳屋のポマードをべっとり塗りつけたオールバックにしていたが、ペットショップでアルバイトをしていたせいで、常に金蠅キンバエが秀吉の髪の毛で3、4匹ひっついてもがいていた。


「おい、秀吉は、敵に回すと途轍もなく恐ろしい奴だが、味方にするともっと恐ろしい奴だから気を付けろよ!だまされんじゃ、ねえべ。」


その言葉は、現在に至るまで名言として受け継がれていることは言うまでもない。


 その事案として、こんな事件があった。当時、トレンディードラマというものが世間で流行していて、高い視聴率を叩き出していた。その俳優に素足にデッキシューズや革靴を履く有名な俳優がおり、若者はその真似をするのが定番になっていた。かくいう私も、なけなしの貯金で思い切って1万6千円もするジャックパーセルというブランドの真っ白なデッキシューズを買ったのだ。俺は、誰かに見せたくて、ペットショップに出向き、和田秀吉にジャックパーセルのデッキシューズを見せびらかして自慢していた。


「秀吉、ちょっとトイレを借りるぞ。」


 私はお腹が痛くて、トイレに長居することになった。そして、トイレを借りたお礼を秀吉に言うと、秀吉がうすら笑いをしている表情を見かけた。俺は違和感を覚えたが、手を洗い、居間から出ようとすると、俺の買ったばかりのジャックパーセルのデッキシューズにマジックでデカデカと


「加とちゃんシューズ」と書かれているではないか!


 俺は激怒して、


「いったい誰がやった!秀吉、お前だろうが!1万6千円もしたんだぞ!」

 と吠えたてると、秀吉は、


「ピュッ、ピュッ、ピュー!ピュッ、ピュッ、ピュー!ピュッ、ピュッ、ピュー!」

 と口笛を拭いていたのだ。


「秀吉、お前だろうが、コラッ!」

 と怒鳴ると、


「知らねえし・・・。」

 としらを通そうとするのだが、その左手には黒のマッキーペンが握られているのであった。


「晶人、お前が嫌味たらたら、俺にジャックパーセルのデッキシューズを自慢しに来るからやったのよ!」

 とついに口を割った。最悪だった。


「このデッキシューズのどこが、『加とちゃん』シューズなんだよ!」

 と怒りをぶちまけると、


「だってよお~、ドリフターズのみんな、お前のシューズ履いているじぇねえか!」

 と答えた。俺は、


「あれは、『ズック』って言うんだよ!駅の掃除のおばちゃんが履いているズックだよ!」

 と言うと、


「お前が、見せびらかして生意気だからやったのよ!」


 と本性を現した。デッキシューズの表面にもかかとにもデカデカとマッキーペンの太字で「加とちゃんシューズ」と書かれたのだ。秀吉を檀中ダンチュウ一撃で吹き飛ばそうと考えたが、周りは全部コンクリートだったので逡巡シュンジュンした。


 それよりも、一刻も早く帰宅してハイターに入れて、このマジックを消さねばならないという焦りから、「加とちゃんシューズ」と書かれたデッキシューズを恥ずかしげもなく履いて、走って家に帰り、バケツにハイターを入れてデッキシューズをいれたが、マジックが繊維の奥まで染み込んでおちなかったのだ。仕方がなく、方法を考えて、直接、ハイターを靴の表面とかかとにかけて、靴洗用のブラシでこすったのだが、ほとんどかわらなかった。そればかりでなく、靴の布が傷みだし、破けてきたのだった。


 それ以来、私は、二度とデッキシューズを履くことはできなかった。その様子を見ていた母からは、「晶人、友達を選びなさい。」といわれ、父からは思い切り笑われて、「晶人、お前の友達はおもしろいなあ。」と言われる始末だった。


 俺はその怨みをずっと忘れなかった。いつか絶対仕返しをしてやると決めていた。


 その数年後、二十歳を過ぎて秀吉が有名な隣県の会社に就職し、半年間、長期出張をすると聞いていたので、俺は秀吉のマンションにいたずらをしようと決めた。大きなカレンダーを4枚セロハンテープでツナげ、マッキーのマジックペンでデカデカと「和田秀吉結婚相談事務所 人妻大募集!」と書いた紙をマンションのドアにガムテープで貼ったのだ。しかも、玄関の内カギがポストに磁石で貼ってあることを知っていたので、磁石から内カギを外し、そのままポストの中に「ポトン!」と落としてやったのだ。


 半年後、秀吉は自宅のマンションの住人にジロジロ見られ違和感を覚えたそうだ。


 そして、内カギが磁石から外れて落ちていたため、大きな不動産会社にスペアーキーを借りようとしたところ、社長さんから、


「和田さん、変な事務所を開かないで下さい!何が人妻大募集ですか!隣人にも多大な迷惑をかけているんですよ!契約違反行為じゃないですか!」


 と怒鳴られ、そのマンションに住むことができなくなり、秀吉は引っ越したことは言うまでもねえ。 


 言葉遣いのクセは、時折、「~じゃっどが。」(鹿児島弁:~だぞ)と「~じゃっちよ。」(鹿児島弁:~なんだよ)を用いる。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
 筆者は、少年期の酷いいじめの経験と青年期の二度の心肺停止と臨死体験と死後の世界を経験しました。世界で起きている侵略戦争に対して、強い憤りの念をもつ筆者が、せめて異世界の小説の中だけは、侵略戦争を食い止め、勧善懲悪を貫き通す武士道精神をもった薩摩武士の生き様を描きたいという強い思い入れがあり、せめて異世界ものの小説は絶対的な「善」が存在し、絶対的な「悪」を懲らしめるといったストーリーを軸足に据え、筆者の実体験を基にしながら、主人公が数々の危機を乗り越えながら予定調和的な結末に落ち着くことで、現在起こっている侵略戦争に対するアンチテーゼを提案したいと考えています。 #男主人公 #超能力 #侵略戦争 #臨死体験 #心肺停止 #薩摩示現流 #コスモサイコキネシス #勧善懲悪 #ロマンス #心理学 #大量虐殺 #武士道精神 #命の尊さ #転移 #薩摩隼人
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ