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5-4 「天」との出逢い4 晶人の目的

目的と目標の違いを明記しました。知っておいた方がいいと思います。

「『天』よ、私は転生するのですか、それとも転移するのですか?」


「そなたを『勇者』として呼ぼうとしている国がある。その国は『アラバス公国』じゃ。神官を10名集めて呪文を唱えて勇者召喚をしておるわ。ホッ、ホッ、ホッ。そこに、そなたが登場するという算段じゃ。そなたはそ知らぬ振りをせよ。勇者ではないが、勇者以上の存在じゃ。堂々としておればよい。軍師役としてわしの二男である『ミニッツ』を付けよう。ただし、これは内密じゃ。相談したいときに念話で話合い、知恵をもらえばよい。『ミニッツ』は頭脳明晰じゃから安心じゃ。」


「晶人、この惑星の善良なる国民たちと力を合わせて、異世界戦国時代を終わらせるのじゃぞ。これが目的じゃ。おっ、そうじゃった、晶人、目的と目標の違いを理解しておるか?」


「はい、目的はねらいです。目標はそれを達成するために次々にクリアしなければならない事柄です。」


「おおっ、目的と目標の違いを知っておるな。では例を出して説明してみよ。」


「はい、オリンピックの水泳を例にして説明します。実力の十分ある選手がいたとします。その選手の目的は金メダルです。そして、その金メダルを獲得するために様々な課題に挑み、達成していきます。腕の入射角や足を動かす回数、水中での手のひらと肘の動かし方、水中を進むときの姿勢、脚を動かす可動域の角度などが目標になります。この目標を全てクリアしたら必然的に金メダルを獲得できます。」


「晶人、さすが教師じゃのお。立派じゃ。ちゃんと目的と目標の違いをワキマえておる。お主には、サムライになってもらう。この異世界侵略戦争は悪がはびこっておる。帝国は、人間のみを最良の民族と位置付け、それ以外の亜人は、全て外道とみなし、奴隷として扱っておる。また、工作員を使って共和国や連邦国の国王たちを毒殺し、侵略戦争を仕掛け土地や畑を奪い取り、そこの人間や獣人などの亜人たちを奴隷にし、過酷な労働を強制したり、侵略戦争の最も危険な先陣を命じたりしておる。それに反発すれば、親、自分、妻、我が子の三代に至るまで斬首し、さらし首にするのじゃ。それが帝国軍のやり方じゃ。この『レミラス』という惑星は、地球と同じ環境でできておる。それから、多くの国が存在するのじゃが、国名に『帝国』という名が付くのが、人間至上主義の国じゃ。しかも、この『帝国』という国は独裁国家じゃ。その一方で、国名に『共和国』や『連邦国』という名が付くのが、人間と獣人などの亜人を平等にしている国なのじゃ。『帝国』は人間至上主義を掲げ、『共和国』や『連邦国』に侵略し、多くの亜人や人間を大量虐殺し、生首を並べるような状況になってきた。残酷極まりない状況なんじゃ。それを阻止しなければならぬのじゃ。」


「『天』よ、この異世界の国には『帝国』の名の付く国家と『合衆国』と『公国』と『国名のみ』の名の付く3つの国家があるのですね?」


「その通りじゃ。この異世界の侵略戦争は、日本の戦国時代と同じじゃ、いやもっとヒドいかもしれん。ロジア大帝国とヂャイナ帝国とイスラルド帝国いう卑劣な3つの軍事国家があり、人口も多い。しかも、ロジア大帝国のブーチン国王とヂャイナ帝国の習遠平国王とイスラルド帝国のネタミヤス国王は、近隣諸国に次々と侵略戦争を仕掛け、国を崩壊させながら領土を広げておる。詳しい話は軍師役の『ミニッツ』から聞いてくれ。」


「『天』よ、最後にお願いがあります。そのような過酷な世界で私とミニッツだけでは、不十分です。異世界の各地で侵略戦争が起きているならば、人材が必要です。薩摩には古くから『ぼっけもん』といって、『変わり者・荒くれ者』という方言があります。私は、その『ぼっけもん』を集めた仲間たちと『ぼっけもんず』というチームをつくっております。全員が薩摩示現流の達人です。どうか、『ぼっけもんず』のメンバーも転移させてくれないでしょうか?ご検討をお願いします。」


「晶人よ、『ぼっけもんず』のことなら知っておるわ。調査済みじゃ。じゃがのお、癖が強すぎるんじゃ。とんでもない奴らが多いじゃろうが!そんな連中にわしのエナジーを渡したら大変なことになりかねん。断る。」


「『天』よ、では、人選は『天』に任せます。どうか、『サイコキネシスソード』だけで十分ですので、私の仲間を転移させてください。私だけでは不十分過ぎます。」


「よし、お主がそこまで言うなら、了解した。ただし、面接を経て合格した者のみを転移させてやる。妥協案じゃ。分かったな。」


「分かりました。面接はお任せします。ありがとうございます。」


「晶人よ、数日はかかると思っておけ。今すぐには無理じゃ。」


「ありがとうございます。心強いです。」


「うむ。では頼んだぞ。これにて、わしは失礼する。」


「スッ。」


目的と目標の違いを明記しました。具体的に記述しましたので、仕事で活用したり、お子さんに教えたりしてあげて欲しいと思うのです。

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 筆者は、少年期の酷いいじめの経験と青年期の二度の心肺停止と臨死体験と死後の世界を経験しました。世界で起きている侵略戦争に対して、強い憤りの念をもつ筆者が、せめて異世界の小説の中だけは、侵略戦争を食い止め、勧善懲悪を貫き通す武士道精神をもった薩摩武士の生き様を描きたいという強い思い入れがあり、せめて異世界ものの小説は絶対的な「善」が存在し、絶対的な「悪」を懲らしめるといったストーリーを軸足に据え、筆者の実体験を基にしながら、主人公が数々の危機を乗り越えながら予定調和的な結末に落ち着くことで、現在起こっている侵略戦争に対するアンチテーゼを提案したいと考えています。 #男主人公 #超能力 #侵略戦争 #臨死体験 #心肺停止 #薩摩示現流 #コスモサイコキネシス #勧善懲悪 #ロマンス #心理学 #大量虐殺 #武士道精神 #命の尊さ #転移 #薩摩隼人
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