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5-2 「天」との出逢い2

「わしは『天』じゃ。宇宙の全てを司る力をもっている『天』じゃ。」


「神ですか?」


「いいや、『天』じゃ。」


「神とどこが、どう違うのですか?」


「神とは、ガウタマ・シッダールタにしろ、イエス・キリストにせよ、ムハンマドにせよ、人間を神格化したものが神じゃ。わしは約138億年前にこの宇宙を創った者じゃ。」


「もう一度、そなたに問う、そなたは、大和晶人じゃな?」


「はい、そうです。ここは一体どこなんですか?私は死んだのですか?ここは天国ですか?地獄ですか?」

 俺の意識は錯乱サクランしていた。


「いいや、ここは、わしが意図的に創り出した空間じゃよ。天国と地獄は無関係じゃ。」


「『天』という言葉は、薩摩の偉人「西郷隆盛」がよく使っていた言葉ですが、一体どういう場所なのですか?」


「西郷の言う『天』とは違う。『天』とは『全宇宙の万物の法則を司る偉大なるもののこと』じゃ。」


「『天』よ、この世の全てはエネルギー体でできていて、人間も例外ではない。死ぬと一部は遺骨として引き取られますが、その他は水蒸気になりに二酸化炭素になり、土になり地球を循環していく。宇宙の万物はそのようにして循環しているエネルギー体の集合体であるという物理学の説が定説になっていますが、それを司っているとのが『天』なのですか?」


「そうじゃのう、それは地球だけの話ではないのじゃよ。この宇宙全ての法則を司るのが『天』じゃ。わしが『天』なんじゃ。」


「『天』よ、なぜ、私はこのような場所にいるのですか?」


「そなたに、ある惑星の異世界侵略戦争をなくしてほしいからじゃ。」


「『天』よ、それなら、地球の方が先ではないでしょうか?今の地球は大変なことになっているのですよ?」


「分かっておる。じゃがその侵略戦争の規模と死者の数の多さで優先順位を付けておる。その観点から言うと地球は87番目なんじゃ。宇宙のあらゆるところで異世界侵略戦争が起こり、わしは今、複数の惑星同士の侵略戦争の対処に追われておる。惑星同士の侵略戦争ともなれば、規模も惑星の大きさもそこに住む人間の数も桁違いなんじゃ。それにのお、惑星の侵略戦争を阻止できる者には、それ相応の膨大な量のエナジーを付与しておるのじゃ。邪悪なものにそのようなエナジーを付与すれば、最悪の事態となる。『善』なる魂を持ち、『悪』を懲らしめる『勧善懲悪の精神』を持つ者をずっと探しておったのじゃ。それが、やっと見つかったのじゃ。それこそが、『大和晶人』、お主なのじゃよ。」


「『天』よ、私のような者にそのような大役は務まりません!」


「晶人よ、そちは、その若さで『天下無双』とまでいわれた『薩摩示現流』の『免許皆伝目録』を持っている。そして、大学院で心理学を専攻してきた。心理戦には有効じゃ。人の心を読む力に長けておる。しかも、その齢で辛く悲しいことを経験しておる。小学生時代に心を壊されるほどの過酷ないじめに遭い、それを乗り越えてきた精神がある。その精神こそ、『勧善懲悪の精神』なんじゃ。また、心肺停止と臨死体験と死後の世界を通して、人の「死」について詳しく学んでおる。そして、父親代わりとなり可愛がってきた教え子を不遇な交通事故で亡くして悲嘆に暮れておる。ゆえにそなたは、人の命の尊さと儚さを自分の身をもって知る稀有な存在なのじゃ。そなたの精神は、大人として成熟しておる。それゆえ、『大和晶人』を選んだのじゃ。」


「『天』よ、それはとても名誉なことだと存じます。私には過分なるお言葉です。ようやく『天』が意図する文脈が見えてきました。要は、私に異世界侵略戦争を止める人材に抜擢したわけですね。その惑星の名前を教えてください。」


「『レミラス』と呼ばれておる惑星じゃ。規模は、地球の直径の約3倍の3万6千kmもある。人間や亜人などの多民族惑星で人口は地球の人口の約6倍以上の480億人じゃ。そこで大規模な侵略戦争が起きておるんじゃ。その侵略戦争を仕掛ける侵略帝国は、多数ある。使用されておる武器は、そうじゃのお~、地球で言えば第一次世界大戦レベルかのお~。今の地球の兵器と比べれば旧式になるが、飛行機や戦車もある。大砲も機関銃もある。しかも、極めて狂暴な魔獣や魔人までおる。亜人も多い。その侵略戦争によって、1日に数万人の人間や亜人などの多民族の者たちが死んでいる。それをそなたに阻止してほしいのじゃ。『天の使徒』となり、わしの名代として、代理として、侵略帝国を滅ぼしてほしい。」


「『天』よ、その夢物語のような規模の侵略戦争に私はどうやって挑むのですか?薩摩の名工が打った刀一本だけですか?」


「ホッ、ホッ、ホッ、『天』である。わしの名代として、代理として、数多ある帝国魔法国を滅ぼすのじゃ。そなたの人格は信用にたり得る。膨大なエナジーを付与しよう。その名を『コスモサイコキネシス・インフィニティ』という。」


「コスモサイコキネシス・インフィニティ?」


「コスモは宇宙じゃ。サイコキネシスは念力のことじゃ。つまり、お主の意思だけで何でもできる。念力は思念動力とも呼ばれておる。そして、インフィニティは無限じゃよ。つまり、お主だけは、惑星を変革するリーダーとして、自由でいてそして、無限なんじゃ。」


本章に書かれてある内容に、意義や大切さ、人間性、心のあたたかさ、おもしろさなどを感じましたら、お友達やご友人、知人、先輩、後輩の方々にご紹介下されば幸いです。

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 筆者は、少年期の酷いいじめの経験と青年期の二度の心肺停止と臨死体験と死後の世界を経験しました。世界で起きている侵略戦争に対して、強い憤りの念をもつ筆者が、せめて異世界の小説の中だけは、侵略戦争を食い止め、勧善懲悪を貫き通す武士道精神をもった薩摩武士の生き様を描きたいという強い思い入れがあり、せめて異世界ものの小説は絶対的な「善」が存在し、絶対的な「悪」を懲らしめるといったストーリーを軸足に据え、筆者の実体験を基にしながら、主人公が数々の危機を乗り越えながら予定調和的な結末に落ち着くことで、現在起こっている侵略戦争に対するアンチテーゼを提案したいと考えています。 #男主人公 #超能力 #侵略戦争 #臨死体験 #心肺停止 #薩摩示現流 #コスモサイコキネシス #勧善懲悪 #ロマンス #心理学 #大量虐殺 #武士道精神 #命の尊さ #転移 #薩摩隼人
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