29―2 晶人の日記Ⅷ 心に咲く「雪の華」
ソフィアが今夜も、俺が過去に書いた日記が読みたいと申し出てきたため、ソフィアに日記を読ませた。ソフィアに俺が書いた日記を毎晩、寝る前に読ませるのは習慣になってきたようだ。ソフィアは賢い。何かを学ぶために読みたいのだろう。俺の日記がソフィアのためになるのなら読ませてあげたいと思う。
「ソフィア、じゃあ、今夜はここのページを読んでね。」
「はい、分かりました。」
そう言って、ソフィアは俺が書いた日記を読み始めた。
― 心に咲く「雪の華」 ―
今から12年ほど前に南国「鹿児島」に大雪が降りました。
雪の結晶は、「雪の華」とも言います。
雪の華は、なぜ咲くのか知っていますか?
ある科学の本で読んだ覚えがあります。
「純粋な水」そのものは、
なかなか凍ろうとしないのだそうです。
氷点下になった時、
ほこりや不純物に小さな結晶が集まって
「雪の華」になるのだそうです。
私の人生もまた同じなんだ
そんな気がしてなりません・・・
心が氷点下になっても、
それだけでは、大切な何かは、
なかなか見えてきやしない・・・
私は見栄や体裁を気にして、
カッコをつけたがるから・・・
私にしか分からない
中枢性疼痛の激しい痛みやうつ病に
邪魔物のレッテルを貼ってしまうから・・・
私のこれまでの
劇痛や生き辛さ、
苦しみや悲しみ、
葛藤や挫折、
絶望や劣等感、
人知れず流した汗と涙を
ムダな「不純物」と見なして
捨てようと、ひたすらもがいている・・・。
どれだけ苦しんでも、
どれだけ考えても、
どれだけ葛藤してみても、
なかなか解決の糸口が見えてこないんです。
でも、
私がかけがえのない存在の人の大切さに気付き、
私がかけがえのない存在の人に
祈りを捧げるようになってから
少しずつ、少しずつ、
私のこれまでの
劇痛や生き辛さ、
苦しみや悲しみ、
葛藤や挫折、
絶望や劣等感、
人知れず流した汗と涙を
ムダな「不純物」だとは
思えなくなってきました。
私にしか分からない中枢性疼痛の激しい痛みに耐えながら
粘り強く生きて行けるような気がしてなりません・・・。
私にしか分からない中枢性疼痛の激しい痛みに耐えながら
釣りの御神木製高級御守や風水/玄関/置物/家内安全御守/長寿祝贈呈用/世界遺産屋久杉製Pretty Canvas、高級木工美術品を創り続けるような気がしてなりません・・・。
だから・・・
きっと、きっと、
これからは、
私の心の奥底にある「暗闇」から、
真っ白で綺麗な
人生の物語という雪を
降らしていこうと思うのです・・・。
闇が暗ければ暗いほど
真っ白で綺麗な
人生の物語が見えてくるような気がしてなりません・・・。
ソフィアは、今夜も、涙を流したままの状態で私をきつく抱きしめて横になると、私の顔と頭と背中をゆっくりとゆっくりとさすってくれた。




