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2-7 大爆笑!愉快な仲間たち 5

 また、福山智勝がクラスで体がいちばん大きな女の子に、何の文脈もなくただ俺をからかうために、その女の子に、


「晶人が、君のことを可愛いと言っていたよ。」


 と言ったもんだから大変なことになったのだ。交換日記を迫られて田んぼの中を逃げ回ったり、手紙を読んでほしいと迫られてにげまわったりしたのだ。挙句の果て、大きな紙袋を手渡され、中を開けてみると、手編みのセーターが入っていたのだ。


 晶人は男兄弟で育ち、喧嘩の強い兄のもとでジークンドーの修業に明け暮れていた漢である。どうすればいいのか分からず、信頼している兄に相談したところ、高校生の兄は、


「晶人、好きでもない女からもらったセーターを着ると呪われるんだぞ。捨てるか、燃やせ。」


 と言われ、困惑した果てに、家の下を急激に流れる用水路の存在に気付いたのであった。晶人は内心、捨てるにしても燃やすにしても母親にばれるという思いがあり、用水路に流したのだった。兄にその話をすると、


「晶人、よくやった。好きでもない女のセーターは呪いがかけられている。海に帰った方がいい。」


 と褒められたのだった。俺はそういう困った状態を作り出した福山智勝を思い切り叱り飛ばした。そして、一連の経緯を智勝に話し、俺の兄にも迷惑をかけたことを言い聞かせたのだった。


 しばらくすると、なぜか女子全員が私を遠ざけるようになり、嫌われるような違和感を覚えたのだ。それを白部和隆に相談すると、


「智勝が女子にベラベラじゃべっているぞ。女子が心を込めて編んだセーターを用水路に流す最低野郎だってよ。」


 と教えてもらった。それ以来、晶人はできるだけ女子の近くに寄らず、女子と話をしなくなった。




 加えて、中鳥俊二の伝説も凄かった。身長は157cm程度しかなかったが、首の筋肉と腕の太さが半端じゃなかった。最悪なことに、私は中学2年の時に、野田溜之介と中鳥俊二と同じクラスになってしまった。当時、野田溜之介と中鳥俊二は、みんなから「銀閣」と「金閣」と呼ばれるほど危険視されていた。


 中鳥俊二は、野田溜之介をライバル視しており、野田溜之介が学生服を長ランにしてくると、ライバル心をき出しにして、その数日後、学生服の短ランを着て登校したのだった。ところが、太っているため、短ランのスソがおへそより上だったのだ。話を聞いてみると、腕と肩幅が広すぎて、ジャストフィットする短ランがなかったらしい。それで、違反服を売っているお店で3Lサイズの学生服を買い、自宅のハサミで切ったらしい。中鳥俊二は、私の兄の同級生で仲の良い兄がいて、その兄にスソを縫ってもらったらしい。それ以来、中鳥俊二と野田溜之介は、互いの学生服を馬鹿にし合い、挙句の果てに取っ組み合いの大げんかになることがしょっちゅうあった。


 野田溜之介の長ラン姿も吹き出しそうになるが、中鳥俊二の短ランも吹き出しそうになるのだ。私は一度、中鳥俊二の短ランを見て大笑いしたところ、あの太い腕でヘッドロックをされ、中鳥俊二の足のつま先を思い切り踏んで、急いで逃げ出したことがある。それ以来、あの二人の学生服は我々の学年だけでなく、全校生徒の話題になったことは言うまでもない。


 またある日、白部和隆や和田秀吉たちが中鳥俊二の自宅に遊びに行ったとき、和室で父親がネクタイで俊二の首を絞める場面を目にしたという。


 その理由を、後で聞くと、俊二は、自宅の斜め前にあるスーパーでチキンラーメンを万引きし、学生服の中にたんまりといれこんだらしいのだ。そして、30円のチュッパチャプスというアメだけを持って、レジに行き、財布から30円を取り出そうとしたとき、学生服の下から「バタ、バタ、バタ、バタ、バタ、バタ」とチキンラーメンが一気に落下し、店長さんが、俊二の家に行き、仕事で帰ってきた父親に理由を説明し、父親と俊二は謝罪をしたという。そして店長が帰った後に、オヤジさんがブチ切れて、着けていたネクタイを外し、俊二の首に巻き付けて締め上げていたところだったという。

 これ以上の伝説もあるのだが、あまりにも悪質なため割愛させていただきます。


 中鳥俊二の面白さは、他にもたくさんある。国語のテストで、接続語を入れる問題が出ると、彼は必ず「しかし」と書くのだ。彼は、いつも日常の会話でも必ず話の後に「しかし」と言っていた。その理由は定かではない。彼から国語の中間テストを見せてもらったことがあるのだが、国語の文章に接続詞を入れる問題には、必ず「しかし」、「しかし」、「しかし」、「しかし」全ての空欄に「しかし」と書いている。中鳥俊二にその理由を聞くと、


「一問ぐらい丸がもらえるからよお~、しかし。」


 と答えるのだ。普段の会話でも、必ず、言葉の終わりに、「しかし」を付けないと気が済まないのだった。期末テストの国語の問題で動詞の活用形の問題が出された時も、動詞「行く」の活用形の問題の括弧カッコをうめる問題すべてに「しかし」と書いていたのだ。中鳥の席のまわりの皆は大爆笑しているのだが、なぜか本人も笑っているのだ


「晶人、明日、お前の家に行くからなあ、しかし。」


「野田溜之介、今週の日曜日、晶人と一緒に釣りにいこうぜ、しかし。」


 ぼっけもんずのメンバーの中には、この口癖クチグセの影響を受ける者が少なからずいた。かく言う私も、


「溜之介、堤防でいちばん釣れる場所は、どこだ、しかし?」


 という始末であった。釣りに行けば、行ったで、私と野田溜之介と中鳥俊二の釣り糸がカラまり、単にそれが理由で取っ組み合いの喧嘩が始まるのだった。


本章に書かれてある内容に、意義や大切さを感じましたら、お友達やご友人、知人、先輩、後輩の方々にご紹介下されば幸いです。

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 筆者は、少年期の酷いいじめの経験と青年期の二度の心肺停止と臨死体験と死後の世界を経験しました。世界で起きている侵略戦争に対して、強い憤りの念をもつ筆者が、せめて異世界の小説の中だけは、侵略戦争を食い止め、勧善懲悪を貫き通す武士道精神をもった薩摩武士の生き様を描きたいという強い思い入れがあり、せめて異世界ものの小説は絶対的な「善」が存在し、絶対的な「悪」を懲らしめるといったストーリーを軸足に据え、筆者の実体験を基にしながら、主人公が数々の危機を乗り越えながら予定調和的な結末に落ち着くことで、現在起こっている侵略戦争に対するアンチテーゼを提案したいと考えています。 #男主人公 #超能力 #侵略戦争 #臨死体験 #心肺停止 #薩摩示現流 #コスモサイコキネシス #勧善懲悪 #ロマンス #心理学 #大量虐殺 #武士道精神 #命の尊さ #転移 #薩摩隼人
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