18-1 100万倍返しのキムジョン帝国の完全破壊と国土の奪還戦争開始1!
キムジョン帝国の侵略戦争と大量虐殺及びコリル公国とアラバス公国の完全支配による大敗北。
それから2年の歳月が経過した。
晶人は常に自分に問いかけていた。
「戦争に正義などあるだろうか?否、あるはずがない。」
「正義の戦争もあるだろうか?否、あるはずがない。」
「平和な世界こそが、この惑星の者たちの悲願だ。」
「ただ、侵略戦争だけは許せない。大量虐殺はあってはならない。そのためなら戦おう。正義のための戦争ではなく、人たちの尊い命を守るための戦争なら俺は鬼になろう。一方的に、大量殺戮されていく姿を高みの見物などできようか、この俺にそんな真似ができるはずがないではないか。例え、敵の命を奪ったとしても、何の罪もない人たちのかけがえのない命をまもるためなら、俺は鬼になろう。例え、俺の魂が業火に焼かれようと、人々の命を守るためなら、俺は鬼になろう。愛する人たちの命を守るためなら、俺は鬼になろう。かけがえのない人々の命のためなら、俺は鬼になろう。」
キムジョン帝国軍は、コリル公国とアラバス公国の国土を更地にした後、直径が1km、高さが3百mのコンクリートで堅固に構築した「トーチカ」と呼ばれる陣地をコリル国土とアラバス公国国土に合計で、百個完成させていた。
俺の直属の部下になる蚊の一種である「スパイ地下モグル」中将に電磁波を起こす鉱石を除去するように命じ、地下からの映像や音声が本拠地であるログハウスの会議室に届くように改善させた。また、カメレオンフライの『スパイカメレオンフライ』中将が部下たちに命じて常に陸上と地下の映像を送信してもらった結果、キムジョン・ヘンナカリアゲスミダⅠ世は、キムジョン帝国城の守備を固めるため同じような「トーチカ」を3百個建設し、コリル公国とアラバス公国にあと3百個の大型トーチカを建設する映像と音声が送られてきた。
そこで、我々の軍は、地球から運んできたAIに試算させたところ、完成まで後2年は要することが判明したため、その間、「特殊飛行物攻撃部隊」の軍事訓練と薩摩示現流の業火に身を焼くような激しい稽古が続いた。
中将以上を収集した会議において、俺が「あまり過酷な練習をさせ過ぎではないか?」という質疑に対して、俺以外の者たち全員が、親、兄弟、姉妹、親戚や友人を殺された無念は強靭な精神に転化し、ほんのわずかな休息しかとらずに、彼らが自ら稽古を続けている様子が報告された。
俺は、大将と中将たちに、部下たちへは疲労除去魔法、身体強化魔法を自分自身に施しながら練習をするようにアドバイスをする程度であった。
その間、俺やぼっけもんずの10人の大将、20名の中将たちは近代戦争の文献を熟読し、会議において忌憚のない様々な意見をぶつけ合いながら、長期作戦から中期作戦、短期作戦を練り上げていった。
また、「特殊工作部隊」に命じ、地球への転移魔法を用いて地球へ転移させ、侵略戦争を行っている国々から武器の大小を問わず次元収納ストレージによって様々な武器や兵器を回収し、それを物体再現魔法で増産していった。
その半年後、10人の大将たちからの報告で、全隊員が既に天下無双の薩摩示現流はマスターし、全ての魔法を習得しただけでなく、私が奥義として開発した、「レーザービーム斬撃カッター」まで習得したとの報告を受けた。私は会議中に立ち上がり、メンバー全員にこう伝えた。
「機は熟した。今をおいて他はない!全員、キムジョン帝国へ復讐するぞ!百万倍返しだ!」
「オーッ!オーッ!オーッ!オーッ!オーッ!オーッ!オーッ!オーッ!オーッ!」
「いてこましたれ!」
「福山智勝大将率いる第1大隊、100万!嶺長鉄之進大将率いる第2大隊、100万!上井戸仁大将率いる第3大隊、100万!中山勇司朗大将率いる第4大隊100万は、キムジョン帝国の中枢、キムジョン帝国城とその国土の壊滅を命ずる!」
「和田秀吉大将率いる第5大隊、100万!野田溜之介大将率いる第6大隊、100万!馬場哲矢大将率いる第7大隊100万は、占領されたコリル公国の敵兵力の徹底破壊と国土の奪還を命ずる!」
「米田進次郎大将率いる第8大隊100万と白部和隆率いる第9大隊100万と上井戸剛大将率いる第10大隊100万と大和晶人元帥と晶人タイガーと晶人フェンリルは、占領されたアラバス公国の敵兵力の徹底破壊と国土の奪還を命ずる!」
「防衛軍は、『天の使徒アラバス公国』の完全防衛。『特殊飛行物攻撃部隊』は、第1中隊がキムジョン帝国本土と地下トンネルの破壊及び国土の奪還。第2中隊はコリル公国の敵兵力の破壊と地下トンネルの破壊。第3中隊は占領されたアラバス公国の敵兵力の徹底破壊と地下トンネルの破壊及び国土の奪還を命ずる!」
「ウオォォォォー!ウオォォォォー!ウオォォォォー!ウオォォォォー!」
「ウオォォォォー!ウオォォォォー!ウオォォォォー!ウオォォォォー!」
「ウオォォォォー!ウオォォォォー!ウオォォォォー!ウオォォォォー!」
「いざ、出陣!」




