灼熱の魔女の裏魔法~イグニス視点~
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「こちらです」
「ありがとう、ここから先は私1人で充分だ」
私はそう言って王宮の地下にある尋問部屋に入った
「おはよう、ご機嫌はどうだ?マーク・ロードウェイ君」
「確か、灼熱の魔女でしたか?」
「ああ、そうだ、これから貴方に尋問する、尋問する内容は2つ。1つ、なぜこのような行動を起こしたか。1つ、禁忌である召喚魔法をなぜ知っていているのか」
「答えるとでも?」
「それを聞くために尋問をするのさ、ああ、魔法吸収の腕輪をつけているから魔法は使えないし自決用の毒も取り上げてる」
そして私は彼の胸に手を置いた
「『炎よ癒せ、かの者に永遠の時を与えよ、裏魔法、不死鳥の火』」
その呪文と共に彼の心臓の位置に火が灯った
「まさか、これが命の灯とでも?」
「違う、これは君を癒す炎さ」
そう言って私はナイフを取り出し彼を切付けた
「まさかその程度のナイフで私が屈するとでも?」
「違うな、これはこの魔法の効果を見せるためのナイフさ」
そう言って私は彼の右太ももを切付けた
「ぐっ!」
「ほら見てごらん、いま切付けた所に炎が纏って炎が消えると傷は無くなる、これはそういう魔法さ」
「この程度の魔法ですか、裏魔法というからもっと恐ろしいものを想像しましたよ」
そういって彼は舌を出した
「回復魔法であっても即死は助からない、では無駄な魔法ご苦労様です」
そう言って彼は舌を噛みきった
「言った筈だよ、この炎は癒しの炎と」
炎が噛みきったはずの舌に炎が纏い、舌が再生した
「なっ、今確かに噛みきって!」
「なぜこの魔法が裏魔法なのか、それは発動すると解除するまで死ねなくなるからだ、死ぬことを許さない魔法、それが不死鳥の火だ」
「死ぬことを許さないだと」
「そう、これを使える人間が複数いたら不死の軍団が完成してしまう、心臓を貫かれても生き返る、魔法で体を吹き飛ばされても甦る、だからこれは裏魔法なのさ」
そういうとマークは顔を青くした
「この魔法の怖さがわかったみたいだな、痛みは普通にある、死ぬほどの痛みを味わっても戻される、焼かれようが刺されようが絶対に死ねない」
「まて、解除しろ」
「安心しな、心が壊れようが気が狂おうがもとに戻る」
そう言って私はナイフをマークの手のひらに突き立てた
「ぎゃぁぁぁ!」
「さぁ、尋問の開始だ、先程の質問の答えを言え」
こうして私の尋問が開始した
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