宰相の胃痛日記
最新エピソード掲載日:2026/05/06
ここはエレスタ王国。
大陸の四分の一を領土とする、地図だけ見れば恵まれた大国である。
広大な農地、豊富な鉱脈、交易路、港、穀倉地帯。
本来なら安定していて当然。
……地図だけ見ればな!!
数ヶ月前まで、内政は崩壊寸前だった。
地方貴族は好き勝手。役人は腐り気味。街道整備は遅れ、帳簿は合わず、会議は長いだけで何も決まらない。
反乱が起きても、飢饉が起きてもおかしくない。
なのに、アラン陛下が即位して数ヶ月。
反乱なし。飢饉なし。流通回復。税収改善。市場活性化。
国はなぜか回っている。
いや、むしろ良くなっている。
喜ばしい。宰相として、本当に喜ばしい。
結果だけ見ればな!!
俺はレイ。エレスタ王国宰相にして、アラン陛下の最側近。
王命を形にし、貴族の思惑を捌き、地方から届く胃に悪い報告を読み、法と帳簿と人事をどうにか現実へ落とし込む男である。
そして今、この国を動かしている中心には――
あの王と、あの妃殿下がいる。
順調なのが一番怖い。
国は強くなっている。間違いなく、強くなっている。
ただし、その燃料に俺の胃を混ぜるな!!
これは、強すぎる王と美しすぎる妃殿下に振り回されながら、宰相レイが胃痛と書類と無茶振りに耐え続ける、国家運営系ハイファンタジーである。
そして残念なことに。
この胃痛は、まだ始まりに過ぎなかった。
大陸の四分の一を領土とする、地図だけ見れば恵まれた大国である。
広大な農地、豊富な鉱脈、交易路、港、穀倉地帯。
本来なら安定していて当然。
……地図だけ見ればな!!
数ヶ月前まで、内政は崩壊寸前だった。
地方貴族は好き勝手。役人は腐り気味。街道整備は遅れ、帳簿は合わず、会議は長いだけで何も決まらない。
反乱が起きても、飢饉が起きてもおかしくない。
なのに、アラン陛下が即位して数ヶ月。
反乱なし。飢饉なし。流通回復。税収改善。市場活性化。
国はなぜか回っている。
いや、むしろ良くなっている。
喜ばしい。宰相として、本当に喜ばしい。
結果だけ見ればな!!
俺はレイ。エレスタ王国宰相にして、アラン陛下の最側近。
王命を形にし、貴族の思惑を捌き、地方から届く胃に悪い報告を読み、法と帳簿と人事をどうにか現実へ落とし込む男である。
そして今、この国を動かしている中心には――
あの王と、あの妃殿下がいる。
順調なのが一番怖い。
国は強くなっている。間違いなく、強くなっている。
ただし、その燃料に俺の胃を混ぜるな!!
これは、強すぎる王と美しすぎる妃殿下に振り回されながら、宰相レイが胃痛と書類と無茶振りに耐え続ける、国家運営系ハイファンタジーである。
そして残念なことに。
この胃痛は、まだ始まりに過ぎなかった。