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第七十二話


 カスドルで一番大きな武器屋に入ると僕らはマリー王女の勧めで武器を揃えた。


 早速、装備するとステータスを確認。指で三度画面をスライドさせた。すると装備の詳しい情報を表示される。


 名前:黒羽龍斗 Lv13 種族:人間(男) 職業:魔法戦士 役割ロール:アタッカー


 装備

 武器:鋼の剣:力+20P

 防具:頭防具:スレイヤーサークレット:耐久力+10P SP+30

    胴防具:ホーリープレートアーマー:耐久力+20P

        リジェネ効果(戦闘中10秒ごと+2回復)

    手防具:アクティフアームガード:耐久力+10P 力+10 

        会心の一撃の発生確率UP

    脚防具:アジリティトラウザー:耐久力+5P 敏捷+10P

    アクセサリー:スキルブレスレッド:スキル攻撃+10P


「うん、上出来だ。ありがとうマリーさん」


 外では誰がいるかわからないので王女のことはマリーと呼ぶようにした。マリーと言う名は意外と少なくないらしい。だから王女と呼ばなければ大丈夫のようだ。


 次に姫野さんの装備を整えるとステータスを確認した。


名前:姫野遥 Lv11 種族:人間(女) 職業:魔法使い 役割ロール:サポーター

 

 装備

 武器:ファイヤーロッド:力+7P 火魔法+5P

 防具:頭防具:マジックキャップ:耐久力+20P 魔法攻撃軽減40%

    胴防具:アリアコート:耐久力+30P 魔法攻撃力20%UP

    手防具:ホーリーグローブ:耐久力+15P 状態強化魔法30%UP

    脚防具:ミスティックトラウザー:耐久力+10P 魔力+50

    アクセサリー:ヒーリングリング:リジェネ効果(戦闘中10秒ごと+3回復)

    

「わーすごい! いきなりすごい強くなっちゃった感じ。ありがとうございますマリーさん!」


「いいのよ。これぐらい。あと、宿屋の代金も私が払っておくから後一週間は泊まれるわよ」


「え、流石にそこまでやって貰うのは気が引けるよ。大丈夫なのかい?」

 

 僕は宿賃までは断ろうとしたが、王女はフフと笑った。


「あんたねぇ。私を誰だと思ってるの。この国で一番のお金持ちなのよ私は。こんなのなんともないわ」


「そ、そうか。ならお言葉に甘えようかな……」


 それにしてもマリー王女はなぜそこまでしてくれのだろうか? 僕は不思議に思った。しかし、その理由を聞けるような雰囲気でもなかったので、僕は王女の好意に甘えることにした。


「だけど、装備を整えたのはいいけど。これからどうやってジャンって奴を見つければいいのかなぁ」


 姫野さんが僕に聞いてきた。

 

 う〜ん、確かに名前だけでなんの手がかりもないようなぁ。ってか殺し屋の居場所なんて簡単にわかるわけがないよな。普通に考えて……


「一つだけ手がかりがあるわ」


 僕と姫野さんが悩んでいるとマリー王女がポツリと呟く。僕らは驚いて王女を見た。


「なんだって!手がかり!」


「ええ、実はジャンはあなた達と同じ異世界人なのよ。彼は子供の時、この世界に転移して成人するまで異世界難民キャンプで過ごしていたらしいの」


「異世界人! 奴が!」


「奴から暗殺されそうになって色々調べたのよ、だけどそれしか情報を得られなかったわ。その後、難民キャンプにルイが調査に行ったけど何もわからなかったそうよ。でも、もしかしたら何か見落としていたことがあったのかもしれない」


「そうか、確かに今はそれしか情報がないなら異世界難民キャンプに行ってみるしかないな。僕は一度、そこに行ったことがある。早速、『魔法の羽』を使って移動しよう」


 そう言うと僕は『魔法の羽』を取り出し、それを宙に放ると僕らの体は一瞬で消え異世界難民キャンプに移動した。


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