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キリングワンアナザー ~8人の勇者と4人の魔王~  作者: 日進月歩
第ニ章 帝国篇 暗殺ギルド
43/119

042_発見

「三上様!」

「安寧の根源を司る水よ、汝は魔弾く渦流とならん、アクアシュート!」

魔王軍のオークの残党が襲ってくるが、魔法で仕留める。


「お見事です」

「いえ、先月のことですからね、僕ら勇者も皆さんの協力になればと」

「正直、助かります。騎士団とはいえ、平和に過ごしてきたものが多く勇者様のような強い方に哨戒任務を協力して頂けるとは」

「僕も二神くんほどじゃないにしろ、外を見たかったですからね。こうして護衛して頂けてありがたいですよ」

「しかし、、、勇者様の一人がお亡くなりになるとは…。誠に残念です」

僕は気になっていた。

魔王が襲撃した日。

五十嵐 大五さんはなくなった。

それを告げるシステムメッセージが僕ら勇者の頭のなかで響いていた。

ステータスを分配し、固有スキルを抽選で渡す。

これは倒したものがステータスを手に入れたという事なんだろう。

そして五十嵐さんの固有スキルは、第1魔王と第3魔王の間で抽選されどちらかに渡った可能性は高い。

試しに他の勇者に【鑑定】で調べてみたが、五十嵐さんのスキルを入手していなかった。

第8の勇者が所持していたならば別だが。


「三上様!」

「え、はい、どうしました?」

つい考えこんでしまっていた。


「あー、いえ、ちょっと気になるものを発見しまして」

「気になるものですか」

「はい、勇者様の紋章に似てる気がしたので、何か分かりますかね」

勇者の紋章。

何か呼ばれるように僕はそれの確認に行くことにする。


「こちらです」

そこはちょうど崖下のように切り立った場所になっていた。

崖の部分に三とかかれているような模様がある。


「なんでしょうね、これ」

惹かれるように紋章に手をかざす。

紋章が光り始め、紋章を中心に崖が開かれる。


「これは・・・何かの仕掛けですね。勇者に、いえ僕に反応するような気がします」

中に入ると大きな石碑がある。

そこに日本語で文字が書かれている。


「なんて書いてあるんでしょうか、これ」

「さぁ、僕にも分かりません。ですが、禍々しい気配を感じます。ここは僕が封印しますので皆様はこの事を口外しないで下さい」

「ですが・・・、職務上報告しなければ」

「いいですか、僕は忠告しましたよ。もし誰かに口外し、何かが起きても勇者である僕はそれに関与出来ませんよ」

「わ、、、分かりました。勇者様がそこまで言うのであれば約束しましょう」

そういうと騎士団達は去っていく。

僕は石碑を眺めて思わず笑みがこぼれてしまう。



勇者を信じるな

勇者を殺せ

なぜなら

×××××××××××××××××



署名はないが、これは僕の字だ。

お読み頂き、ありがとうございます。

短いので続けて2話更新致します。


感想・レビューお待ちしております。

誤字・脱字も報告頂けましたら対応致します。

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