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キリングワンアナザー ~8人の勇者と4人の魔王~  作者: 日進月歩
第一章 王国・公国篇 旅立ち
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027_報酬

「ここに来てのいきなりの依頼が魔王軍だなんて、京くんは運が良いのか悪いのかわかりませんね」

「はぁ、ホントに・・・」

ティナさんが俺に皮肉を吐きながら、換金作業を進めてくれた。


「今回の報酬ですが、これになりますね」

「えっと・・・24GZに82sz・・・」

「2482szだから、、、24万近くって事か!?」

俺はあり得ない金額に声をあげてしまった。

少し冷静になり、ティナさんにもう一度聞き直す。


「こんなに?」

「こんなにもありますよ。それだけ倒したのですから」

「はぁ、冒険者って儲かるんですね」

「その分、命を落とす可能性もあります。京くんも気をつけて下さいね」

「ありがとうございます、ティナさん」

それぞれ換金を終えたパーティメンバーと合流する。


「それにしても、ティナさんに名前を呼ばれるなんてリーダーはさすがだね」

「え、そうなのか?あの人、誰が言っても無愛想で有名だからね。ピエールさんは何度も撃沈したとか・・・」

「と、言われても俺は何かやったわけじゃないしな・・・」

何故か、名前を告げられ自己紹介しただけの関係だ、特に皆が思うような事は一切ない。


「ところで、リーダーってのはもう無しにしないか?」

「りーだー、辞めちゃうの?」

パショネがしょんぼりと聞いてくる。


「いやいや、そうじゃなくて。名前の方がしっかり来るなと思って」

「あぁ、そういうことか。分かったよ、京」

「えええ、りーだーっての響きが良かったのにぃ。仕方ないなぁ」

「分かった…、京」

依頼中だったから気にしていなかったが、、、やっぱりリーダーって響きは好きになれなかった。


「ところで、せっかく金が入ったんだ。今回のランク昇格と依頼達成も兼ねて打ち上げをしないか?」

ヒッグさんに言われたのを気にしてか、俺は考えてた事をみんなに言う。


「「「いいね!」」」


こうして俺らは打ち上げをする事になった。

あとで酒場で待ち合わせをする事になり、それまでの時間を一人で街をぶらつく。

俺は剣を壊したのを思い出し、武器屋へ向かって歩く。


「新しい剣か・・・、でも魔力を込めるとまた砕けるんだよなぁ」

「やぁやぁ、京くん!」

偶然だろうか、ピエールさんに声をかけられる。


「あ、どうも、ピエールさん」

「ランク昇格おめでとうぉ」

拍手をしながら、こちらに向かってくる。

この人は動きがいちいち大げさというかわざとらしいというか。

ただ、すごい人なのは試験中にわかった。


「さすがにもう知ってるんですね」

「まぁ、試験管だったしねぇ。どう判断するかは、ギルド長…ヒッグさん次第だったけど」

「なるほど、そうなんですね」

「おめでとうを言いに来たのもあるんだけどぉ、君にこれを渡そうと思ってねぇ」

一本の剣をこちらに渡してくる。


「これは?」

「まぁ、成り行きとはいえ、君がいなければ僕はオークジェネラルに殺されていたからねぇ。その御礼だよぉ」

剣を見ると俺が持ってたブロードソードよりもかなり高そうな剣だ。


「こんな高価なものは受け取れませんよ」

「いいや、受け取ってくれないと僕が困るよぉ。助けてもらったのにお礼を渡さなかったって事になると僕の冒険者としての名前に傷がつくからねぇ」

そういうもんなのだろうか、、、しかし、本当にいいのかと考えてしまう。


「まぁ、実を言うと僕も今回ので報酬は結構出たから、新しい剣を買おうと思っててねぇ。だからこれを受け取ってもらえると助かるよ」

「ああ、そういう事でしたか。ならば遠慮無く頂きます」

剣を受け取ると、俺は周りに人がいない事を確認すると抜剣する。

その刀身は鈍色なんかではなく、銀色に輝いている。


「銀製の剣だが、鋳造課程で魔力を込めて打たれている。その為、魔力の通りがいい。今の君には最適だと思うよぉ」

「すごい・・」

試しに、振るう瞬間に魔力を一瞬込める。


ブンッ


「いい感じだ」

「とはいえ、ミスリルなんかと比べると魔力許容量に限界があるから、全力で込めないようにねぇ」

「あ、はい!何だかこんないいものもらってしまってありがとうございます」

ピエールさんの厚意に感謝を述べる。


「魔銀の剣。この剣の名前だよぉ」

魔銀の剣か・・・、この間までただのブロードソードだったのにこんなにいい剣を使っても良いのだろうか。


「この街にしばらくいるのなら、一緒に依頼を受ける日もあるだろうねぇ。その時はせいぜい君の剣の実力が上がってるのを期待しているよ」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



夜はみんなと合流して、打ち上げを開始した。

試験の結果まで、みんな張り詰めていたのもあり、かなりはっちゃけてた。


「ほんっと、私たちはいいパーティだと思う!」

「そうだね、僕もいいパーティに恵まれたと思ってるよ!」

「もしかしてなんだけど、、、良かったらこのままパーティを組まない?」

正式なパーティか、、、皆とこうして強くなっていくのは憧れる。

だが俺は師匠とはまた旅に出る約束を思い出す。


「師匠に言われてるんだけど、Cランクになるまでなら好きにしろと。だからそれまでの期間限定なら、平気かな」

「Cランクになったら、どうするの?」

「分からん。ただ前言われたのは旅に出るって言ってたけど」

「えええー、公国を出ちゃうの!?」

「それも分からん。公国内なのか外なのか・・・」

「そうなると正式なパーティは難しいね。僕もある程度は冒険者でいるつもりだけど、いつかは自分の商会に戻るつもりだから」

「私も…。ここで実力を磨いたら師匠を探しにいきたい」

「そんなぁー」

「何か悪いな・・・。けど、依頼次第ではパーティを組むのはどうだ?」

「それなら僕も問題ないよ」

「私も…」

「むぅ、それならしょうがないか。みんなどこか行くんなら私もいつか旅に出るぅーーー!」

皆とは依頼次第でパーティを組む約束をした。

この後はかなりの深酒になっていった。

パショネは絡み酒が酷く、キュウルは泣き上戸なのか、自分の不甲斐なさや、師匠に追いついてやると喚いていた。

エルクは商会の付き合いでこういう場に慣れてるのか、酒は程々に押さえているようだった。

俺も前世で二日酔いがひどかったのを思い出し、酒は程々にした。



名前:岡崎 京

職業:ニート

年齢:25

LV:17

HP:103

MP:63

SP:??

力:38

体力:42

器用:53

敏捷:59

知力:57

対魔:55

幸運:61


【固有スキル】

理解(物事を識ることによって理解する。理解した対象がスキルの場合、スキルLv3までを獲得出来る。)


【スキル】

剣術Ⅲ

短剣術Ⅲ

盾術Ⅲ

弓術Ⅲ

体術Ⅲ

サバイバル術Ⅲ

料理Ⅲ

環境適応Ⅲ


指揮術

魔力感知

魔力操作


【称号】

武器使い

転生者

魔物殺し

中級冒険者

ナンバリング間違えておりました・・・。

大変失礼しました。


お読み頂き、ありがとうございます。


毎日22時更新予定。

感想・レビューお待ちしております。

誤字・脱字も報告頂けましたら対応致します。

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