おっさんと長い友だち
やあ 彡⌒ミ
出オチをしてしまったね。おっさんのリアルな古い友達の話を想像しながらこの回を開いてしまった人たちには、すまない。
今回は、おっさんの一部でありなからどうにもおっさんの意志に沿った動きをしてくれない体の一部の話なんだ。
期待を裏切られたからといって、その怒りに震える指先でどうか罵詈雑言などをハゲ散ら…ゲフン、書き散らかさずにそっと閉じてほしい。
それでもこの話を開いてくれて、ありがとう。
ある朝、髪をセットして鏡を見たら…そこには髪の毛に隠されて今まで見たことがなかった頭皮が髪の毛の間からスカスカ見えてる。見えてるのだ。髪の毛の林のすきまから、何か白いものが。最初は髪の毛の流れ方のあんばいで地肌が見えてるだけさ、などと思って自分の手で髪の毛をシャカシャカやってみたりしたけど白の領土は紛れもなくそこに存在していた。
おっさんの頭の中は
「髪の毛が濡れて束ねられた状態になったから地肌が見えただけだ髪の毛が乾いてからまた鏡でいろんな角度から見てみようあの白いなにかはなくなっているはずだ なん…だと…面白くもない自分の顔と頭をよく見たけど若い時には見えることのなかったものが見えている断じて角度とかの問題じゃない終わりの始まりがはじまったのか。」
あちゃー
40になる前に始まっちゃったか。
いや、まいったね。20台の頃はふさふさ、クログロとしていてこんな話をするとは夢にも思っていなかったんだけどなあ。
2009年からアルコール依存症バリバリだった4年で内蔵にダメージは喰らわなかったけど毛根にダメージがあったとはね。
おっさんはお金がなくて床屋にも行けず、長髪にせざるを得なかったこともあったりしたけど、短髪が好きなんだ。面倒くさくないし清潔も保ちやすいし。だから気づくのも早かったのかもしれない。
筋力が低下したり、老眼が始まっていたりと自分の体が老化していくのは正直、面白いことじゃない。けど、これは受け入れなくちゃダメでしょ。
「いやあ、実は私も始まっていましてね」
なんて仕事のトークでも使えるじゃないか。アルコール依存症であることを受け入れられたんだから、薄毛ぐらいなんだ!簡単に受け入れてやろうじゃないか!
なんて思っていた時期もありました。
なかなかね、自分の弱点ってものを受け入れるってのは骨が折れるものでね。依存症の自分を受け入れた時ほどじゃなかったけど結構しんどいつーか淋しいものがありましたよ、ハイ。
それでね、なんで今回は彡⌒ミの話をしたかっていうと、このエッセイに評価をつけてくれた人が二人もいて、ブックマークを付けてくれた人も二人いたんだ。
おっさんはうれしくてうれしくて、うれしくて誰もいない会社の寮で一人だからと喜びの舞を踊っていたらゴミ箱のカドに足の小指をぶつけてこれまた一人で悶絶。それでも止まらないニヤニヤ。やだこのおっさんキモーい、てあんばいに状態異常を起こしていたよ。
なろうに投稿してこんなこというと矛盾しているんだけど、このエッセイって嫁さんや子供がいない独り暮らしのおっさんの吐き出し口であり、脳内整理のためのメモ帳みたいなもんなんだよ。
帰ってきて、
「今日はこんなことがあったんだ~」
みたいにしゃべる相手もいないおっさんが誰に宛てるということもなく心の内を書いていく。書くためには自分の考えを整理しながら書かなきゃいけない。
そんな、どうでもいいエッセイなのに、なんと活動報告で紹介してくれた作家さんもいました!
びっくりして髪の毛が何本か抜けちゃったよ!たぶん!
見てくれる人がいるっていうのはうれしいことだね。自分でも大して面白くない文章だなーって思うぐらいだから目の肥えた人が読んだら
「そんなつまらないことなろうで書いてんじゃねーよ」
と思うかもしれない。感想欄で味噌糞に書かれるかもしれない。でもいいんだ。このありふれた日常を読んでもらえる文章を書けるようになれるかどうか。
いまのところは物語の着想がなく、着想がないから構築しようがない。だけど、いままで自分にいろんなものを与えてくれた素敵な物語を自分が書けるようになれたら素敵だなあと。そんなことを思ってこのエッセイを綴っているんだ。
最後まで読んでくれた人、本当にありがとう。




