9時限目 この世界は迢ゅ▲縺ヲ繧
「おはよー!あきくん」
「起きてる?」
「おはよう真白ちゃん」
昨日はよく眠れた。頭がスッキリしている。
――おかしい。
あれだけ色々あったのに、
何も思い出せない。
「よかったぁ。ちゃんと眠れたんだね♡」
「昨日のこと、覚えてる?」
「昨日?何かあったっけ?」
口に出した瞬間、違和感を覚えた。
確かに何かあったはずなのに、頭の中にモヤがかかっている。
「あきくんひど〜い笑」
真白たんが、ぐっと距離を詰めてくる。
「覚えてないなんてさ〜」
「昨日、あんなことしたのに♡」
「……あんなこと?」
わからない。
でも――
近い。
真白たんの顔が、すぐ目の前にある。
「思い出さなくていいよ」
耳元で、囁かれた。
「私が全部、覚えてるから♡」
「なら大丈夫だね。真白たんと2人ならどんなことでも乗り越えられる気がするよ」
「たんって何〜?笑 あきくん昨日から変だよ?」
「寝ぼけてないで、早く朝ごはん食べて学校行こ笑」
この世界はおかしい。俺が正さないと。
少子高齢化問題、移民問題、労働力不足、小泉内閣の構造改革による氷河期世代問題、円安依存構造、実質賃金停滞、中国の軍事的圧力。
俺が全部解決しないと.....
まあ少子高齢化問題は俺と真白たんで解決するとして...
他はどうすればいいんだ?
わからない......
「あきくん!あきくん!聞いてる?」
「ん?ごめん。子作りの話だっけ?」
やべ、間違えた
「あきくん気が早いよ〜♡」
「ごめんごめん笑 ちょっと気が早かったね」
「おーい尼子、杵築、朝からお盛んだな」
誰だこいつ?俺と真白たんの敵か?
真白たんは俺が守らなきゃ。
「山中くん!おはよ〜」
山中...... 誰だっけ?
「山中、おはよう」
「お、どうした尼子?まだ体調悪いのか?みんな心配してたんだぞ。授業中に急に倒れたからな。もう大丈夫なのか?」
なんの話をしている。こいつは敵なのか?味方なのか?
「もう大丈夫」
不機嫌そうに返す。
「真白、行こう」
「あきくん?ちょっと怖いよ?」
怖い?俺が?真白たんが怖がるようなことしたかな?
真白たんの手を引いて教室まで行く。
途中で声をかけてくる奴らは全員シカトした。




