3時限目 幼馴染はCIAの潜入捜査官?
「ここ、テスト出るぞ〜ちゃんとメモしとけよー」
1554年新宮党粛清
いやなんで高校のテストで新宮党粛清出てくんだよ!!!
意味わかんねえよ!!!
粛清って字が難しいんだよな。これマジでテストに出るのかよ...
書き損じを消していると、消しゴムを落としてしまった。
「尼子くん、これ落としたよ」
隣の席の新宮寺清さんが俺の消しゴムを拾ってくれた。
「ありがとう新宮寺さん」
新宮寺清。新宮党粛清。似ているのは気のせいだろうか?これって新宮寺さんに聞くのはタブーなのかな?
「新宮寺さんって...」
刹那、背筋が凍った。凄まじい殺気と視線を感じる。
辺りを見回す。
気のせいだろうか?
真白たんが凄まじい形相でこちらを睨んでいる気がした。
気のせいだろうと思って目を擦る。
大丈夫だ。真白たんは手を振ってくれている。
軽く手を振りかえす。真白たんは満足そうだ。
昼休み、真白たんと一緒に、真白たんの手作り弁当を食べる。母がいない俺には非常にありがたい。
そうです。あのコが僕の畏敬する天使様なのです
いや違う!危ない...真白たんが可愛過ぎて、天使と誤認するところだった...
可愛いのは罪だね。
「あきくんお弁当おいしい?」
満面の笑みで真白たんが言う
やっぱり天使なのかなぁ?
「めちゃくちゃ美味しい!真白ちゃんの作る卵焼きは絶品だよ!」
「ほんと?あきくんが喜んでくれて私も嬉しい!」
「あ、そうだあきくん!食べさせてあげよっか?」
「あ、いや、その...」
「それとも口移しの方がいい?」
真白たんの可愛い声が俺の耳元で囁かれる
「まままま真白ちゃん?!な、何を?!」
「冗談に決まってるでしょ〜笑 本気にしちゃった?」
頭がクラクラする。これはどういう状況だ?
真白たんは何で俺に好意的なんだろう?
まさか真白たんはCIAの潜入捜査官!!!
アメリカ合衆国のMKウルトラ計画、タスキギー梅毒実験、ウォーターゲート事件が頭をよぎる...
いやそんなわけないよな?!
幼稚園の頃からの幼馴染だし、そんなはずはない...
彼女いない歴=年齢の俺には、真白たんという存在が未知の生命体にしか見えないのだ。




