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2時限目 好きでしょって決めつけてくる幼馴染

「あきくんってさ。私のこと好きでしょ〜笑」

ギクッ

衝撃が走った。


「あれ?図星だったかな?顔真っ赤だよ〜笑」

「な、なんでそう思うの?」

「え〜?だってこうやって抱きついて登校してるのに嫌がらないし笑」


鼓動が速くなる。治まれ!治まれ!

真白たんしか友達いないのに、キモがられたら俺の学園生活が終わってしまう!


「これが一般的な高校生の日常なんじゃないかな?」

いや絶対違うだろ!!!

「も〜素直になれないんだから!こんなに尽くしてくれる幼馴染、私だけだよ〜?」


真白たんが俺を見つめてくる。真白たんの良い匂い。

落ち着け、落ち着くんだ。

あの角を曲がれば、真白たんは俺から離れてくれるはず...


「っと、みんなおはよう〜!」

助かった〜... やっと離れてくれた。

ふぅっとため息を吐く。


「あきくんどうしたの?ため息なんかついて。」

「あ、いや、なんでもないよ?」

なんでもないわけがないだろう!


「そう?まだ顔赤いけど、熱でもあるのかな?」

真白たんの手が、俺のデコに触れる。

「ま、真白ちゃん?!」

「熱はないみたいだね?」

風邪を引いているわけではない。真白たん。君が原因なんだ。早く気づいて!


「おー!相変わらず朝からイチャついてんなぁ」

助かった!心の友よ。まあ友達じゃないけどね。

「もー!山中くん!茶化さないでよ!あきくんがね!お顔が真っ赤だから熱があるのかと思ったんだよ〜!」

頼む真白たん...恥ずかしいからそんなこと話さないで...



そうこうしているうちに教室に着いた。

真白たんとは同じクラスだが、席は離れている。

「やっと着いた...」


いつも読んでいるラノベを取り出そうとしたら、先ほどの山中が話しかけてくる。

正直こいつには微塵も興味が湧かない。


俺は早くラノベが読みたいんだ。オタクの貴重な時間を、陽キャが邪魔するんじゃねえ!


「お、そういえば尼子、エスコン5はやったか?」

衝撃が走る。

こいつ!俺の同志だったのか!!!


「え!!!山中くんもエスコン5好きなの!!!」

「当たり前だろ!俺はF-22ラプターが好きだ!尼子、お前は?」

「僕は...」


「あきく〜ん!何の話してるの?」

横から真白たんが覗き込んでくる。

「うわっ!真白ちゃん!びっくりさせないでよ...」

「ごめんあきくん笑 盛り上がってたから!」

「エスコン5の話をしてたんだよ。朝話したでしょ?」

「あー!チョッパーだよね!トナカイの!」

ちがーう!!!!!

「真白ちゃん!あのね!」


話終わる前にホームルームを知らせるチャイムが鳴る。

「ホームルーム始めるぞ〜」

誤解を抱いたまま、授業が始まるのだった。


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