魔法採取RPG実況
今日は魔法を採取するアクションRPGを実況する。
魔法って採取するものだったんだ。知らなかったよ。
オープニングムービーが始まった。
「時は魔法衰退期。数多の奇跡、秘術は輝かしい歴史と共に、忘れ去られた」
「魔法衰退期かあ」
魔法が禁じられた時代とかかなあ。
「そんな世界に1人の魔法採取家が誕生する。これは彼と魔法使いの末流たちの物語である」
(第一章、少年たちの遊び)
「なんだよそれ」
「魔導書よ」
「いいな。買ってもらったんだ」
「すげー俺も欲しー」
「これは家1軒分の価値があるのよ。あなたたちの親が買えるわけないじゃないの」
(むかつく。もう家に帰ろう)
「あれ、行っちゃった。今から魔法の実演するのに……しょうがない。みんな見ててね」
(あいつは豪商の生まれで、ほしい物は何でも買ってもらえる。でも俺は)
「母さん。魔導書とか買ってくれない?」
「魔導書なら家にあるわよ」
「えっ」
「死んだおじさんが変わり者でね。はいこれ魔導書」
「ありがと。魔法採取書六二式改?なにこれ」
ムービーが終わった。どういうことなの?
(魔法採取書を手に入れました)
どうやら魔法採取書で魔法が使えるようになるらしい。
「始まったな」「家1軒分渡す母ちゃん」「マジックサンプラーねえ」
最初は火、水、風、土、光、闇の魔法が使えるらしい。流石、家1軒分だね。
早速、魔法を外で放ってみる。
「えーとプリセットからファイヤーリングを選んで、えい」
すると会話が入り、先ほどのむかつく女の子が出てきた。
(えっ魔導書、買ったの?)
(どうだこれが俺の自慢の一品だぜ)
(ちょっと見せて。あーこれか。アハハ!)
なんか主人公笑われたんだけど。この女の子は私もむかつくかも。
(これは魔導書じゃなくて、魔法サンプラー。別物だよ)
(何がおかしいんだよ)
(ごめん。魔法サンプラーは最初、基本的に弱い魔法しか使えないの。その代わり魔式痕跡を採取することで、いろいろな魔法が使えるようになるというものだから。魔導書に比べたらかなり安いよ)
「なるほど。弱いけど、応用が効くと」
「器用貧乏か」「さすがに1軒分ではなかったか」「あとから強化できそう」
(ほかの子も魔法アイテムおねだりするみたい。そしたらみんなで遊ぼ)
(しゃあねえ。一緒に遊んでやるよ)
「みんなで魔法で遊ぶんだね。最初、魔法が廃れてみたいな話なかったけ」
「忘れ去られてないじゃん」「なんか引っかかるよね」「とりあえずストーリーすすめよう」
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次回に続く




