常夜都市シューティングゲーム実況
今日は常夜都市シューティングゲームを実況する。
このゲームは、夜間限定のシューティングゲームで、ナイトスコープや照明弾などを駆使して都市の占領を狙うゲームだ。
いくつかのミッションや、ストーリーが楽しめるキャンペーンモード。短い期間で、オンラインで戦うシーズン戦モード。発売当初からずっと同じルールのオンライン戦、エンドレスモード。など多彩な遊び方がある。
今回はニューアクセル他8団体が、共同で運営するエンドレスモード個人戦サーバー、ゼータポイントに参加する。
最盛期はとっくに過ぎており、同時接続人数は、数名いれば良い方だろう。
「名前は何がいいかな。わくわく」
「ぼみぼみ」「ばなな」「ぼみんぼみん」
「ぼみんは採用しないよ。何考えてるの」
まったくこれだから軽トラは。見てくれるのはありがたいけどね。
というわけでばななは漆黒の都市に飛び出した。飛び出して……
「あっやられた」
撃墜された。
「やられた」「雑魚乙」「まて初心者狩りってことは誰かいるぞ」
そうだよ。誰かいる。誰がいるんだろう。確認してみる。
「akaiitoって誰だろう」
「赤広?」「赤さんじゃん」「雑談会にいた人」
赤広……さん。赤広町人さんかあ。偶然だね。凄いね。
「もう一人いる」「ryuukoex4って誰」「陸前さんだ」
陸前竜子さんまで。これはもう怖いね。
「燃えてきた」「やっちまえ」「倒すぞー」
漆黒の闇にネオンが躍る。陰に隠れたスナイパーに気を付けつつ、ポジションをとる。
常夜都市ゼータポイント。猛者たちが戦い、命を落とし、再び立ち上がった場所。
私は雑魚ボットを倒しながら、裏路地に入っていく。
突然遠くで大きな爆発音がした。どうやら赤広さんの狙いは竜子さんに移ったらしい。
「ゲーム内チャットは変化無いね」
これは本気の戦いみたいだ。お互い会話もしていない。
爆発音のほうに向かった。良い地点が見つかったので身を隠す。
一瞬見えた人影に素早く射撃する。なんか当たった気がする。
もう一度当てようとしたとき、視界が消えた。このゲームでは、閃光手りゅう弾などの攻撃で、視界が消えてしまうのだ。
そして激しい銃撃。さっきの人影とは、別の方角だ。必死に移動して逃げる。
何とか立て直したと思ったとき、何かが動いている気配を感じた。
とっさにそれを撃つ。隠れる。撃つ。人影はすぐ目の前まで迫っていた。
「やるしかない」
銃を捨て短剣で切りかかる。相手は不意を突かれたようで、その場に倒れた。
『GG』
『楽しかったよ』
ゲーム内チャットを見て、私は勝ったことに気づいた。
『時間ありますか?まだ遊びたいです』
『OK』
『いいよ』
私たちはその後、数時間一緒に遊んだ。そして2人は去り、私は1人になった。そろそろ終わろうかな。
「今日は1人のつもりだったけど、人がいて、びっくりだよ」
「縁があるもんだな」「楽しかった」「1回勝てたのよかった」
「今日もみんな見てくれてありがとね」
こうして私は配信を終えた。




