ニューアクセル狩猟部活動その1
今日は私、涼音さん、すぎる君、どじょう君の4人で狩猟ゲームをコラボ実況する。
4人ともニューアクセル狩猟部に入部して初めての活動だ。ちなみに部長は七川さんらしい。
前の配信で序盤のモンスターは倒したので、今回は一旦、武器強化をすることに決まった。
「装備を整えないと今後は少し厳しいかな~」
「序盤の敵で立ち回りを覚えることもできるからね」
経験が豊富な、すぎる君とこちらも経験者である涼音さんが引っ張る感じだ。頼りになる。
武器を作るために素材を集めて何度も同じモンスターと戦う。これを周回というらしい。
「おいどこにあいついるんだよ?」
「こっちが聞きたいけど。どじょう君どこにいるの?」
「あっ痛い。何するんだこのやろ」
「どじょう君~体力大丈夫~」
「おいっ体力ないんだけど」
どじょう君の下手さは相変わらずのようだ。ちなみに私は真面目に戦っているので静かです。ハイ。話をする余裕がないだけだけれど。
こんな感じで、何とか武器を強化し中堅レベルのモンスターに挑むことになった。
相手は洞窟地帯に生息する鳳凰山蛾という虫型のモンスターだ。倒せるかな。ちょっと心配。
「いたよ~7エリアだよ~」
すぎる君が鳳凰山蛾を見つけて戦いが始まった。
「大きいよこれ」
私は鳳凰山蛾を見て少し驚いた。これまでのモンスターより一回り大きい。これは苦戦しそう。
大きな羽から風と鱗粉のようなものが放たれる。
「俺動けなくなったんだけど。あああああ」
どじょう君が悲鳴を上げる。どうやら鱗粉には動きを鈍らせる効果があるみたいだ。
「まったく。助けるよ」
涼音さんがどじょう君をカバーする。どじょう君は回復できたようだ。
「少し早いけどここは鍵縄を使うよ~」
鍵縄は相手を一時的に拘束できる道具だ。拘束している間に大技を使うのがセオリーだ。制限アイテムで1人しか持ち込めない。今回はどじょう君が持っている。自信満々だからね。しょうがないね。
「よし。俺の出番だね」
「どじょう君。それあたし」
「何やってるのどじょう君~」
どじょう君は鍵縄を外したらしい。しょうがないよ。仕方ない。
「僕がひきつけるよ~」
すぎる君がモンスターの前に陣取り、背後と左右を残り3人で狙う。
「疲れたらあたしに教えてね。交代するから」
「私も行けるよ」
「俺だって」
「そのころには僕は回復してるけどね~」
「そこーギスギスしない」
「はーい先生~」
「はーい。はーい」
「はいはいー」
こうして、態勢を立て直した私たちは、鳳凰山蛾を倒したのだった。
「かなり時間かけちゃったね」
「今日はここまでということでいいよね」
「お疲れ様~」
「俺って結構このゲーム上手いよね」
こうしてその日の配信を終えた。それにしても、どじょう君の自己評価は高すぎない?大丈夫?




