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急展開

 小野宮さんに連絡を取った。


「貴方どういうつもりなの?企画はともかく、滝守と共演するつもりなの?」


 かなり怒っている。何回か小野宮さんの配信は見ているが、ここまで感情的な小野宮さんは見たことない。


「わかっているの?あなたは強引に滝守を引きずり出そうとしてるのよ。何様のつもりなの?」


「わかっています。これは私の夢なんです。やらせてください」


「信じられないわ。ありえない」


「なぜダメなんですか?同じ箱内じゃないですか。私は一度も滝守さんと絡んだことないですよ」


「ダメなものは、ダメなのよ」


 そう、ダメなものはダメだ。それがあの人の意志だから。わかっている。でも諦めたくない。


「じゃあどうすればいいですか」


 私は泣いていた。もうおしまいだ。


「全部撤回しなさい。そうすれば……」


「いやです」


「はあ」


 小野宮さんはため息をついた。


「わかりました。いいでしょう。滝守に連絡取るから、謝りに行ってきなさい。蛇塚と一緒にね」


「蛇塚さん?」


「何度も試したのですけど。そもそもこの問題の発端は蛇塚ジャノメなのですから」


 そう、問題の発端は、蛇塚さんだ。


 蛇塚さんは今でこそ()()としたお嬢様というキャラだが、昔は恋多き女みたいなキャラだった。


 恋愛感情をネタにしていたのだ。しかし滝守さんとは相性が悪かった。


 本人も辟易していたし、ファンも憤慨していた。


 結局、滝守さんは自分とファンを守るため、同期のみ共演という殻に籠ってしまった。


「二人で謝りに行きなさい。会ってもらえるかわからないけれど」


 これは多分誰も悪くないと思う。いや強いて言えば変な企画を始めた私が悪いけど。


 蛇塚さんのキャラは、普通はエンターテイメントで済む。滝守さんが真面目というか頑固なところがあるから偶々合わなかっただけだ。


 これはピンチ。いや直接話せるなら、むしろチャンスなのでは。やるしかない。当然だよね。

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