告知!長期企画
今日は雑談配信をする。今日のメインは告知だ。
こういうことをこれからやりますよと伝えるのだ。
「……で、突然なんだけど、ネット文化大賞というものを企画したよ」
「なにそれ」「何が始まるんだ」
「私はネット文化が好きでこれを残していきたい。だから、もっとディープに話し合う機会が欲しいと思うんだよ」
「なるほどね」「確かに」
「既存のメディアの目線では埋もれてしまう。そういうものもあると思うから。ちなみにメン限配信中心でやろうと思ってる」
「なんだメン限か」
「ネット文化大賞は部門ごとに、大賞、特別賞、審査員賞を決めるよ」
私は話を続ける。
「大賞はネット投票サービスで決めて、審査員賞はメン限配信で決めるよ」
「大賞の面子は何で決めるの?」「メン限入ろうかな」
いい質問だ。説明を続ける。メン限入ってほしい。
「大賞のノミネートは普通の雑談枠で決めようと思っているよ。それと特別賞は私の独断で決めるから」
「草」「独断w」「おもろ」
「配信者の特別賞は滝守さんだよ。私の推しだから」
つい言ってしまった。まずいかなあこれ。
「そんなあっさり決まるんだ」「草」
反応は問題ない。よかった。
「10月までに大体決めて、11月の初めに表彰式をするよ。誰も来ないと思うけど」
「そうだね」「実績ないからな」「滝守さんも望み薄」
そうだよね。厳しいかこれ。
「というわけでみんなで審査員賞決めたいから、メン限入ってね」
その後、部門をどうしようか、ということをいろいろ話し合ってその日の配信は終わった。
問題はその日の深夜だった。雑用が終わりそろそろ寝ようとしたときマネージャーから連絡が来た。
「佐久間です。夜遅く失礼します。小野宮さんから連絡してほしいと頼まれまして」
「今、何時だと思っているんですか?」
「そうですけど。すごい勢いで、今すぐ話したいと怒っていて」
まずい。小野宮さんは温厚な性格で知られる。怒っているのは余程のことがあるのだろう。
「わかりました。小野宮さんに連絡を取ります」
怒らせてはいけない人を怒らせてしまった。そんな気がする。




