休日2
今日はこおりちゃんとパフェを食べに行く。
現在このあたりはスイーツ激戦区なので行くしかない。
こおりちゃんに偽名を使おうと誘ったが断わられた。
自分のキャラクターに愛着があるらしい。仕方ないか。
1軒目はグミパフェを食べた。パフェには弾力が必要であることが分かった。
「……パフェの意味ある?」
こおりちゃんは疑問を呈していたが、そんなことは関係ない。これが良いのだ。なんとなくわかってきた。
2軒目は刺身パフェを食べた。パフェは鮮度が大事なことが分かった。
「……どこがスイーツ?」
こおりちゃんは不満そうだったが、そんなことは関係ない。これがスイーツ激戦区の最前線だ。
「……かえる」
「次で最後にするから」
「……わかった」
最後の店はとろろパフェが有名でそれを食べつつ話をした。
「私さ、どうしてもかなえたい夢があるんだよ。協力してほしいのだけど」
「……何?」
「滝守さんとコラボしたいの」
こおりちゃんはため息をついた。
「……協力する。夢は必ず実現しないと」
「えっ」
「……達成できなかった夢は単なる妄想。夢破れた人は敗北者。一生苦しむことになる」
「えっと。そうかな……」
「……貴方には覚悟が必要。夢への道は戦争のようなもの。覚悟して」
「あっうん」
こおりちゃんはそういう考えなんだ。突き詰めるというか、ちょっと極端かも。
「……アドバイス。最初から本命を狙うのは難しい。近くの人から関係を作ったほうがいい」
「ありがと」
そういえばこおりちゃんには夢があるのかな?少し気になる。
「こおりちゃんは夢とかあるの?」
「……ゲームでみんなと楽しみたい。それだけ」
わかりやすい。私の夢ってヘビーなんだなあ。
その後一緒に街を散策してから別れた。
次の日チャットで連絡が来て
「パフェはもううんざり」
とのことだった。そうだよね。なんかごめんね。




