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MEGEofLUVORATORY  作者: はーるんぱ
広島大戦編

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第5章第28話〜増援〜

「よくもお姉ちゃんをぉ!!」

アリスは槍を抱えると俺と鍔迫り合いをしているベータに襲い掛かる。

『スパークリングランス』

アリスの槍から円状の斬撃が数枚放たれる、俺は咄嗟に身体の力を抜いて後ろへ回避し、逸れた。

「成る程…姉を殺されたことで威力が増しましたか」

しかしベータは幾度となく斬撃を交わしアリスに接近する。

「ですが速さがおざなりになっています…」

「五月蝿い!お前だけは!お前だけは殺す!!」

「…これも無常です」

姉の血が付着した刃が振り下ろされ、アリスの脇腹を捉え抉る。

「くぅ…!?」

「アリス!!」

林が横槍を入れたことで、ベータはアリスからバックステップで後退し距離を取った。だがその先には既に俺がいる。

「待ってたぜ…!」

「なんだと…!?くっ…!」

横薙ぎの一閃、その刃はベータの背後を斬り、深傷を負わせることができた。

「甘くみられたものですね…!」

「チィ…!」

振り向き様に振るわれた斧の一閃を俺はバックステップで回避しようとするが、わずかだが腹に横に裂かれてしまった。

「お返しだよ!!」

林が刺さった六角を抜いてベータへ向けて投げる、その六角に反応したベータは俺への追撃を辞め六角を対処する。だがその間に。

「お前は穴だらけになって死ね!!!」

アリスが槍の突きを繰り出しベータの喉元を狙った。

しかしその槍は空を切り、カウンターの横薙ぎを繰り出そうとする。

「危ねぇなぁ!!」

「くっ…貴方…またっ…!」

俺が間に入り刀で受け止める、しかし力の差は歴然、刀を押し切るように振り切り、俺はまた腹を横に斬られてしまった。

「ぐぁっ…!!」(けどよぉ…振り終わり………隙があるぜ)

俺はランチェスターをすぐに取り出し、反動制御はできないが撃った。その銃弾は数発、ベータの腹を撃ち抜くことに成功した。

「クッ…無駄なことを…」

「俺を忘れんなって!!」

林が背後から十文字槍を振り下ろしベータの左腕を斬り落とした。しかしベータはすぐさま斬られた腕を生やしながら斧を振るい、林との距離を取る。

(このまま膠着状態だと、完全に不味い…山岡さんの出血量、あれは急がねえと間に合わねえ…ざっくりイカれてやがる)

『ホーミングソード』

光の刃を放ち、俺は山岡さんの回収へ向かおうと駆け出す。しかしそれより早くベータは斧を俺を目掛けて投げる。間一髪俺は斧を伏せて回避する。

「くっ…!だが武器は手放した…!」

俺は方向を変えてベータの方へ向かっていく、既に左右の方向から林とアリスが槍を突き出そうと構えている。

『雷牙突』

『パイロン・ランス』

『ソニックスピア』

全員最速の突き技を繰り出す、しかし奴は前に出て林とアリスの槍を回避し、俺の刀を掴んだ。

「こんな鈍…折れますよ…!」

「チッ!クソッタレが…!」

刀をへし折られた俺はランチェスターを抜き乱射して下がった。奴はまだ余裕がある、そして俺は得物の日本刀を折られた。ベータは銃弾の嵐を避けながら俺に接近する。

「得物が無くても攻撃手段はある…」

「チィィィ…!」

こいつ格闘もいけるのかよ、俺はランチェスターを盾に防ぐ。

「その人に触らないでくださいまし!」

「おっと…当たりませんよ」

アリスの不意打ちの刺突も奴は回避した。

「…どれだけやっても無駄です、貴方達に勝機はない…」

その時だった、入ってきた方向から足音が一つ、そしてそのまま入ってきたのは…

「勝斗!颯太!来たぞー!」

なんと正面入口で引き寄せを担当しているはずの小林だった。

「…武器も持たずに随分と…」

「武器はあるぜ?これだよ!」

そう言うと同時小林の腕が機械音を鳴らして変形し照準が既に合っている。

「…!?訳がわからないです…回避します」

「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁ!!」

小林は両腕のマシンガンから弾丸が放たれ回避しようと動いた奴の体が銃弾の嵐に撃たれる。

「なぁ…!?何故…!」

小林の能力、絶対必中の能力によって全ての弾が遮蔽物に入らない限り確実に当たる。俺はその隙に山岡さんの元へ行き高等治癒術を急いでかけ、出血を抑えると山岡さんの荒かった呼吸は安定した。

「…後で返しますから、少し…借りますね」

俺は山岡さんの青龍刀を手に持つ。戦場の方へ視線を戻すとまだ小林はブッパしていた。

「…この時間、無駄にはしないよ…!」

『ダークホールド』

時が止まった。


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