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MEGEofLUVORATORY  作者: はーるんぱ
広島大戦編

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第5章第21話〜条約〜

遅くなってすみません

「なっ…!?」

 俺は突如来訪したアリスとアイリスに驚きを隠せなかった。俺の驚き具合を見て野村さんと影山はアリスとアイリスに対して敵意を露わにする。

「お嬢さん方、ご用件をお伺いしてもよろしでしょうか」

 野村さんは刀の柄に手を置きいつでも抜刀できる準備をしながら問いかけた。影山は圧を感じ取ったのか剣と盾を握る手が少し震えている。

「アリス…さっき別れたばっかだろ、どうしたんだ」

「そんなに警戒されて私達は悲しいですわぁ〜シクシク…というのは冗談でしてね…少しばかりご相談…というより耳にしておいてほしいことがございますの」

「話を聞いてほしいだぁ?…その顔の感じからしてバイケルのことだろ…いいのか?」

 俺の問いにアリスはほんの一瞬姉のアイリスの方を許可を求めるように見る、アイリスが小さく縦に頷いたのを見るとアリスは小さく会釈をして話し始めた。

「まだ戻ってきていないのですがバイケル様の元に新たな戦力が来られますの…名前はアルファ、ベータ、ガンマ、そして…オメガ。アルファ、ベータ、ガンマは大したことがないのですわ…ですがオメガは別です」

オメガの名前を出した途端にアイリスとアリスの目が細められた。嘘をついている目ではなく、オメガを恐れているかのような様子だった。

「オメガは貴方方が対峙した魔人なんかより遥かに強いです…以前行われた模擬戦にて…あのインフェルノ様とアクアリウス様を圧倒しました。」

 あのインフェルノともう一体の魔人を相手にして勝利…それも圧倒したと言われ俺と野村さんは目を見開いた。アクアリウスの実力は分からないがインフェルノには俺と野村さんは実際に対峙したから強さが分かる、それを圧倒した。

「待て、それを伝えに来たのは分かった…だがなんでそれを伝えに来たんだ?理由がわからない。俺達は敵だぞ?」

「そうそれは分かっておりますの…ですがオメガは気に入らないのです、私達姉妹も他の幹部達も…ですので少しばかり協力し合いませんか?貴方方の邪魔や人民に危害はその間私達は手出ししません。」

「…本気で言ってるのか?」

 俺はアリスの目をジッと見つめる。こいつらは妖怪だ、殺しの対象…それと協力関係を築くことのリスクは計り知れない。

「勝斗さん、罠かもしれません…安易に飲むのは…」 野村さんの言うこともわかる、だがこいつは…アリスは先程共にヤマタノオロチを討伐するのに協力してくれた。それに実力で言えばハンター内トップ戦力に数えられている俺と林と小林の3人を相手に簡単に翻弄し悔しいが俺達に勝利を収めている。

「……分かった…呑もう、だがそのオメガの戦闘スタイル、出現する可能性のある場所、能力、技を全て教えろ、そしてこっちに関する書類に一切触れるな。いいな」

 俺は呑むことにしたこの条件ならこっちが不利になることもない。

「勝斗さん…!?」

「渡辺さん…」

 後ろに控えていた野村さんと影山が驚いた声を上げるが言い返せない。

「本部や他のハンターには連絡を入れる…だが約束を違えるなよ」

「ええ…私達もオメガだけは止めたいので…是非にご協力させてくださいな」

 そうしてすぐに林くんに連絡を入れ俺達はオメガを倒すための会議を開くことになった。


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