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MEGEofLUVORATORY  作者: はーるんぱ
広島大戦編

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第5章第14話〜拮抗勝負〜

「はぁ!」

「そんなんじゃあ当たりませんよぉ!」

このピエロ野郎、足元の円を回転させることができるらしく、黒エリアでの戦闘をしようとするものの回転され、赤か白のどちらかのエリアにされてしまい、技が使えなくなったり、槍を振る速度を遅くされたりされてしまっている。さらに交わされると同時に殴られてしまうため一方的な勝負になってしまっている。

「そろそろ幕を閉じる時間になりましたかねぇ?話を聞いていたより大した事は無かったですねぇ」

 ピエロは俺の背後に分身を出し、自身は瞬間移動で距離を詰めてきた。

(今だ!)

本体は前、足元の円の色は黒、分身の円の色は白、いましかない。

『十字乱槍』

「なっ!」

ここにきて初めて、俺の槍が奴の身体に傷をつけた。白の円のせいで槍を振り回す速度が落ちてしまっていたが、それでも10箇所近くは切り傷をつけることができた。

「流石に侮りすぎたかなぁ?僕がこんな失態をするなんて」

「ハッ!一方的にやられる訳にゃいかんのでな!」

 分身の効力が切れ、背後の分身が消えると後ろへ下がって距離を取る。今のは一瞬の隙を突いただけ、次は無い。他に何か無いか、俺は周りを見る。

(一か八か…)

俺は次の賭けに勝負することにした。

「来ないのかい?ならば僕の方から行かせてもらうよ!」

円が回転し、足元が赤になった。更にクールタイムが終わったのか、背後にまた分身が現れた、足元の円の色は白だった。

(いやまだだ!これは交わす!)

奴が拳を振りかぶると同時俺は上に飛び上がり殴られずに済んだ、そしてそのまま槍を下に向ける。

『落雷牙』

「危ないなぁ!でも交わせるよ!ゔっ…!?」

ギリギリで交わされてしまったが、下に刺した際に起こる、電流が奴の身体に走り、痺れさせた。距離は今詰めるしか無い。

『氷河突』

「ぐぅ…!させる…かぁ!」

奴はマントを翻し俺の視界を一瞬奪い交わそうとする、しかし交わしきれずに横腹に切り傷を負った。

(詰めるなら今しかない)

俺は奴が立て直す前に距離を詰め、身体に力を込める。

『神風の竜嵐の舞』

俺は奴の足元の円に触れないよう、槍の柄の後ろの方を持って振り回した。奴の身体は細切れになった。

「ふぅ…これで終わったな。」

「まだだよ!」

「っ!?」

不意に後ろから奴の声が聞こえ、振り向こうとした途端に殴られてしまい、吹き飛ばされてしまい槍を手から離してしまった。

「いやー危なかった、分身を出して後ろに引かなかったら流石の僕も死んでたよ。」

俺が舞で斬り刻んだのは奴の分身であったのだ、そして奴は距離を詰めてきた。

「これで終わりだねぇ!」

奴が拳を振り下ろそうとする、俺はマントを翻しマナを込め、奴の拳を弾き返し奴は後ろに下がった。

「ちっ…なんだそのマント、やけに硬いじゃないか」

「2年くらい前、東北にいたクソ野郎の遺品でな…正直気持ち悪いが性能だけは良いから使わせてもらってんだよ。」

ほんとに今だけは感謝してやるよ山県…。

「でもそれならこれにしちゃえば問題ないよね!」

そういうと奴は円を回転させ赤いエリアに変更し距離を詰め、まだ槍を持っていない俺に対して拳を振り上げ下ろそうとした。

(ここしかねぇ!)

パァン! と乾いた音が響き渡った、奴の腹部に穴が開いており、血が流れ出ていた。

「ゴフッ…まさか…銃があったなんて…」

「ここ最近、全然使ってなかったからノーマークだっただろ…危なかった。」

俺は奴に近づき止血をした。こいつは死なせたらダメだ。

「なぜ…止血をするんだい?」

「確かにお前は俺を襲ったし敵対している組織だ、でも同じハンターなら、同士討ちで死ぬより、妖怪と戦って死んだ方が良いと思っただけだ。」

そうして俺はムースの腹部や切り傷を止血した。


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