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番外編③社会人一年目の秋
社会人一年目の秋は流石に仕事にも少し慣れて、職場にも順応できていたことだろう。
しかし、今となって、余りそのことを鮮明に覚えていない。
ミスをすることもあっただろうし、課長に叱られていたこともあっただろう。
それでも、自分なりに一生懸命に仕事に励んでいたつもりではある。
入所受けや退所準備、介助や掃除も一通り熟していた。
忙しく動いていたなって、今になって、思う。
もう少し心にゆとりがあったら、きっとミスも少なかっただろうな。
思い返せば、あまりいい思い出が無かったようにも感じる。
職場の人とも喋ることをほとんどしなかったから、浮いていたかもしれない。
今になって、もっと職場の人と会話すれば、よかったなって。
利用者さんとももっと交流したかったなって。
今となっては遠い過去の話だが、これから頑張れば何とかなる。




